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エドガー・ポーツネル

エドガー・ポーツネル(1740年5月12日 - )は、1972年2月から1976年5月にかけて主に『別冊少女コミック』(小学館)に連載された漫画『ポーの一族』(萩尾望都)の主人公。架空の人物。イギリス貴族エヴァンズ伯爵と、うら若き愛人メリーウェザーとの間に生まれた第1子。男性。作者の全作品を代表するキャラクターでもある。2016年5月、『月刊フラワーズ』7月号に掲載の「春の夢」で40年ぶりに再登場した。1740年に生誕し、その4年後に妹のメリーベルが生まれる。病弱だったメリーウェザーの死後、エヴァンズ伯爵が子供たちを正式に引き取ろうとしたため、本妻の逆鱗(げきりん)に触れ、エドガーは彼女の召使いの手によってメリーベルと共に森の中に捨てられ、スコッティの村の老ハンナ・ポーに拾われ彼女の館で育てられることになる。しかし優しい老ハンナの正体は、バンパネラ(吸血鬼)であった。1751年、11歳になったエドガーが、バンパネラの秘密の儀式を目撃してしまったため、20歳になったら彼らの仲間となることを強要される。愛する妹を事実上人質にとられる形となったエドガーは承諾するが、その3年後の1754年、老ハンナは彼女を吸血鬼と疑う村民たちの手により、杭を心臓に打ち込まれ殺されてしまう。老ハンナは灰となって消滅し、その光景を目撃したスコッティの村民たちが館を襲撃する準備にかかる。館の一族は夜間逃亡を余儀なくされるが、老ハンナの遺志を重んじた大老(キング)ポーの血を体内に注がれ、エドガーはバンパネラへと変化する。ポーの一族であるポーツネル男爵とその妻シーラの養子となったエドガーは、以後、永遠に少年の姿のまま生き続ける苦悩と運命を背負うことになった。それからさらに3年後の1757年、最愛の妹メリーベルを一族に加え、ポーツネル男爵夫妻と共に4人で100年以上の時を過ごすことになる。(「メリーベルと銀のばら」)しかし1879年、クリフォード医師に正体を見破られたメリーベルは銀の弾丸を撃ち込まれて消滅、続いて男爵夫妻も消滅する。深い悲しみと絶望に沈む中、悲しみと寂しさを埋め合わせるためにアラン・トワイライトを一族に加え、以後100年近くの時を2人で駆け巡る。(「ポーの一族」)1976年、エヴァンズ家の末裔(まつえい)、エディス・エヴァンズを火災から救出する際、アランが誤って階下に落下して消滅する。そして、エディスを救出した後のエドガーの消息は不明である。(「エディス」)見た目は、澄んだ青い瞳が印象的な、巻き毛の14歳の少年。人間だった頃はごく普通の少年であり、「捨て子」とはやし立てられれば立ち向かっていく負けん気の強い性質の持ち主だった。すこぶる妹思いでもあり、メリーベルに注ぐ献身的な深い愛情は、バンパネラとなってからも彼の内面に根を張り続け、以後200年に渡って繰り広げられる数々の物語を織り成す強靭(きょうじん)な縦糸となった。エドガーの「少年」らしい、もしくは「人間」らしい振る舞いが見られるのは1744年から1757年までを舞台にした中篇「メリーベルと銀のばら」、および1820年を舞台にした「エヴァンズの遺書」においてぐらいのものである(「エヴァンズの遺書」では、エドガーは記憶を失い、幼児のようになってしまっているのだが)。彼はメリーベルへの深い愛と、人間に戻りたいというかなわぬ望みを抱き続けながら長い年月を生きているのだが、底知れぬ絶望は表に現われることはない。美しい青い眼は氷のように冷たく、物言いは常にシニカルである。この壮大な物語の幕開けである短編「すきとおった銀の髪」の主人公チャールズには、「あれでぼくと同い年だって。百も年上みたいに見つめて……つめたい目。」などとつぶやかれている。あくまでも14歳の少年の姿かたちをしていながら、そして心の一部分は14歳のみずみずしさを保っていながらも、ふとした瞬間にこの世のものならぬ魔をのぞかせる彼は、その時代時代に出会った人々の心に峻烈(しゅんれつ)な印象を残して通り過ぎていく。1934年のロンドンを舞台にした短編「ホームズの帽子」の主人公ジョン・オービンに至っては、エドガーとの出会い以来、「魔物」の魅力にとりつかれてしまい、エドガーを追い求めることに残りの数十年の人生を捧げるのである。読者もまた、ジョン・オービンと似た想いを抱かされる。生きていればいつかエドガー・ポーツネルに出会える一瞬があるのではないかと夢想せずにはいられない麻薬的な魅力を、この幻想的な物語の主人公は包含しているのである。エドガーの名は、エドガー・アラン・ポーに由来することが、作者自身により明らかにされている。

出典:wikipedia

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