長和駅（ながわえき）は、北海道伊達市長和町にある北海道旅客鉄道（JR北海道）室蘭本線の駅。駅番号はH39。電報略号はワナ。単式ホーム・島式ホーム複合型の2面3線を有する地上駅。但し島式ホームの駅舎側の1線（中線）は1993年（平成5年）時点で側線扱いとなっている。互いのホームは駅舎側単式ホーム中央と島式ホーム北側を結んだ警報機付きの構内踏切で連絡している。ほかに下り線側（駅舎側）に岩見沢方から分岐した側線を1線有し、ホームはその部分が切欠きホームとなっている。また1983年（昭和58年）時点では島式ホーム外側に長万部方から分岐した短い側線も1線有していた。2面3線時代の配線は左右裏返しにすると有珠駅とほぼ同じ配線であった。無人駅となっている。駅舎は線路の東側（陸側・岩見沢方面に向かって左側）に位置し単式ホームに接している。有人駅時代の駅舎は改築され、シャープな屋根のラインが印象的な近代的な駅舎となっている。駅舎内にトイレを有する。有珠駅より当駅までは複線区間、当駅より稀府駅までは単線区間となっている。当駅の所在する地名より。当地は以前、アイヌ語の「オ・サル・ウン・ペッ」（河口に葭の原がある川）に由来する「長流」（おさる）の名で（別に「オサレペツ」（投げる川）の説あり）、駅名も同名であったが、修学旅行で学校名・地名を訊かれる際や、毎日利用する駅が「お猿」では嫌だという中学生による改称運動が起こり、1959年（昭和34年）に地名も含めて現在の「長和」に改称された。1日平均の乗降人員は下記の通りである。駅の付近には長和の市街地が広がっている。駅のホームから北の方向を望むと、天気の良い日には昭和新山や有珠山を望むことができる。

出典:wikipedia