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ダカール沖海戦

ダカール沖海戦(ダカールおきかいせん)は第二次世界大戦でのイギリス海軍とヴィシー・フランス海軍との間で行われた戦闘。自由フランス軍がイギリス艦隊の支援の下ダカールへ上陸しようとした(メナス作戦、Operation Menace)が撃退された。ドイツ軍の侵攻によりフランスは1940年6月22日に降伏し、新たに親独のヴィシー政権が発足した。同政権は軍事的には中立を宣言し、同政権に帰属することになったフランス海軍も枢軸、連合国いずれへの協力もしない中立の立場をとった。一方、フランス降伏後にイギリスに亡命していたド・ゴール将軍は自由フランス軍を作り本国のヴィシー政権と対立した。ド・ゴール将軍はフランスの海外領土ダカールを占領して自陣営に引き込もうと考えた。この頃ドイツにダカールを潜水艦の基地として使用する動きがあり、これを警戒したイギリスは艦隊を派遣して、ド・ゴールの攻略に協力することとした。ダカールには未成の戦艦リシュリューなどがあり、また、同地のフランス軍はイギリス軍によるアルジェリアのフランス艦隊への攻撃(メルセルケビール海戦)を知っており戦意は高かった。なお、リシュリューは主砲8門のうち使用できるのは2門だけであり、またスクリューを損傷していて航行不能であった。上陸部隊(自由フランス軍歩兵2個大隊他)を乗せた輸送船6隻は自由フランス海軍のブーゲンヴィル級スループ(仏海軍は通報艦と呼称)3隻(サヴォルニアン・ド・ブラザ、コマンダン・デュボック、コマンダン・ドミネ)に護衛されリヴァプールを出港し、戦艦バーラム、レゾリューション、空母アーク・ロイヤル、駆逐艦10隻からなるイギリス艦隊と9月13日に合流した。一方、チャド植民地が自由フランス側についたことから、ヴィシー政権は植民地の支配維持のため9月9日に軽巡洋艦グロワール、モンカルム、ジョルジュ・レイグ、駆逐艦ル・マラン、ル・ファンタスク、ローダシューをトゥーロンから出撃させた。この艦隊は9月11日に妨害を受けることなくジブラルタル海峡を通過し、9月12日にカサブランカに到着した。このフランス艦隊は、メナス作戦実行にとって障害となるため、イギリス側はフランス艦隊とダカール到着を阻止しようとした。だが、それは失敗し、フランス艦隊は無事ダカールに到着した。9月18日、3隻のフランス巡洋艦はダカールを出航しガボンへ向かったが、重巡洋艦オーストラリアとカンバーランドに発見され追跡された。機関の故障で遅れたグロワールはオーストラリアに捕捉され、カサブランカに送られた。残り2隻はダカールへ引き返した。ダカール沖に到着したイギリス艦隊は、空母アークロイヤルの艦載機から投降勧告のビラをまくなどの行動を行った。ダカール側は降伏を拒否し、10時51分マニュエル砲台(28cm砲9門ほか)が砲撃を開始し、イギリス艦隊も反撃した。フランスの潜水艦ペルセは英戦艦に雷撃を試みたが撃沈され、イギリス側は重巡カンバーランド、駆逐艦イングレフィールド、フォーサイトが命中弾を受け中破した。この日は自由フランス軍は上陸できなかった。また、この日フランス駆逐艦ローダシューが船団攻撃を試みたが、重巡洋艦オーストラリアと駆逐艦フュリー、グレイハウンドに捕捉攻撃され大破擱座した。早朝アーク・ロイヤルの艦載機が戦艦リシュリューを爆撃したが、対空砲火に阻まれて至近弾のみで命中弾はなく、3機を対空砲火で失っただけであった。イギリス戦艦バーラム、レゾリューションは、戦艦リシュリュー、マニュエル砲台への砲撃を開始し、フランス艦隊も応戦した。イギリス駆逐艦フォーチュンはフランス潜水艦アジャックスを撃沈した。10時10分、フランス駆逐艦ル・アルディが煙幕を張ったため、イギリス艦隊は一時後退した。午後交戦が再開されたが、この日も自由フランス軍は上陸はできなかった。アーク・ロイヤルの艦載機が攻撃を行い、続いて8時30分にイギリス戦艦が砲撃を開始したが、9時ごろ戦艦レゾリューションが潜水艦ベヴェジェの雷撃を受け大破して戦列を離れ、他のイギリス艦隊も後退した。戦闘が長引いていたため、イギリス内閣はヴィシー・フランスとの全面戦争に発展しないように上陸作戦の中止を命じた。これにより結局上陸はなされずにダカール攻略戦は終了した。ド・ゴール、イギリスの戦略目標はいずれも達成されず、かえってヴィシー政権のイギリス不信を強めることになった。この後もフランス海軍、アフリカのフランス植民地軍は中立を維持し、2年後のアメリカ軍による北アフリカ上陸作戦(トーチ作戦)を迎える事となる。尚、トーチ作戦発動時、アメリカ軍はヴィシー政権に配慮して、ド・ゴールの自由フランス軍を参加させなかった。

出典:wikipedia

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