コマンダンテ・カッペリーニ (Comandante Cappellini) はイタリア海軍の潜水艦。マルチェロ級。1939年に就役するが、イタリアと連合国の講和後に日本軍に接収され、日本の同盟国のドイツ海軍に引き渡されドイツ海軍潜水艦UIT24となり、1945年5月にドイツが降伏すると今度は日本の潜水艦伊号第五百三潜水艦(いごうだいごひゃくさんせんすいかん)となった。イタリア海軍が1935年から多数整備した近海用潜水艦の系列に属する航洋型潜水艦「マルチェロ級」の「コマンダンテ・カッペリーニ」として1939年(昭和14年)9月23日に就役した。要目当初は地中海に配備されたが、1940年9月には大西洋での任務についた。1941年1月5日フリータウン沖でイギリスの貨物船「シェイクスピア」、9日後には武装商船「ユーミーアス」を沈めた。1942年9月、西アフリカ沖で起きたラコニア号事件では救助活動に加わった。1943年初頭にベニート・ムッソリーニ総統の令を受けて、伊独両国の同盟国である日本の東南アジアの占領地とドイツの占領地間の輸送用に改造され、5月11日ボルドーの基地を出発し7月14日にシンガポールに到着した。8月末に遣日潜水艦作戦に基づきドイツ軍向けの物資を積んで出港したが、イタリアが連合国に対して降伏したために9月13日に日本海軍に接収された。1943年(昭和18年)9月のイタリア降伏後、日本海軍に接収されドイツ海軍に引き渡されUIT24と命名された。その後の1945年(昭和20年)5月三菱神戸造船所で整備中にドイツの降伏により接収され、『伊号第五百三潜水艦』と改名され、1945年7月15日に日本海軍に編入され、伊五百一型の3番艦、呉鎮守府籍の特殊警備潜水艦に定められた。1945年8月の日本の敗戦後には、日本を占領下に置いた連合国の手に落ち、軍備解除を受けて1946年(昭和21年)4月に紀伊水道で海没処分された。
出典:wikipedia
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