宮城野通(みやぎのどおり)は、宮城県仙台市宮城野区の仙台駅東口駅前広場を起点とし、同区の宮城野原公園総合運動場前を終点とする仙台市道1878号・宮城野通線の愛称。仙台駅東口から東に延びる東西メインストリートであり、全長1,557.4mのほぼ直線道路。全線に渡って地下をJR東日本・仙石線が走っている。歩道には、東七番丁から東の区間に街路樹が整備され、東七番丁から東十番丁の区間には小さな水路や様々なが設けられている。これは、都市計画により宮城野通周辺地区が「宮城野モール」として公園のように整備されたことによる。東十番丁の東にある榴ヶ岡駅を過ぎると、宮城野原公園総合運動場まで下り坂になる。これは北西上がりの逆断層である長町 - 利府断層の断層崖であり、広瀬川の河岸段丘である北西側の断層上盤側から、沖積平野(仙台平野)である南東側に向かって下り坂を呈している。当道の東端周辺は、陸上自衛隊・霞目飛行場の制限表面による高さ規制があり、高層ビルが建てられない。2015年(平成27年)12月6日開業した仙台市地下鉄東西線・宮城野通駅は、この宮城野通りの街路の下ではなく、榴岡二丁目交差点より100m南側の東八番丁通りの地下にある。1973年(昭和48年)8月に仙台駅東第一土地区画整理事業が開始される前に断続的に道はあったものの、ほぼ同事業により新設された道と言える。「仙台駅東口」と言えば仙石線の仙台駅(地上駅時代。以前の東七番丁駅)周辺を指していたが、1978年(昭和53年)3月18日に仙台駅構内に東西自由通路が開通すると、それと接続する都市計画道路3・2・9仙台駅宮城野原線(市道1878号)の始点が「仙台駅東口」の地位になった。1982年(昭和57年)に市道1878号は「宮城野通」と名付けられる。1988年(昭和63年)2月6日に宮城野通周辺地区の都市計画が決定され、「宮城野モール」として公園のように整備が進められた。1990年(平成2年)に全線供用開始され、1991年(平成3年)4月に仙台駅東第一土地区画整理事業も完了。1990年代末のITバブル期には沿道にIT関連のベンチャー企業のオフィスが集中し、市が率先して「ITアベニュー」の異名で呼ぶようになる。2000年(平成12年)3月11日には、宮城野通と並走していたJR仙石線が、連続立体交差事業により宮城野通の地下の仙台トンネルに移設開通した。2002年(平成14年)3月29日にオムニバスタウンの指定を受けた市が、仙台駅東口駅前広場の整備を行い2004年(平成16年)7月30日に完成。これで仙台駅東口のメインストリートとしての環境がほぼ整うと、「夏まつり・仙台すずめ踊り」がそれまでの会場だった西公園から宮城野通に会場を移して開催されるようになった。同2004年秋にプロ野球再編問題が発生し、東北楽天ゴールデンイーグルスが新規参入して宮城球場を本拠地とすることになると、同球場へのアクセス道路としても機能するようになる(仙台駅東口から宮城球場まで約1.6km、徒歩20分)。イーグルスの新規参入当初は、宮城球場が命名権売却により「フルキャストスタジアム宮城」(略称:フルスタ宮城)と改称されたことから「フルスタ・イーグルス通り」とも呼ばれた。なお、現在、宮城球場は「楽天Koboスタジアム宮城」(略称:コボスタ宮城)に改称されている。2005年(平成17年)10月、宮城野通は『杜の都の風土を育む景観条例』(1995年(平成7年)制定)に基いて、「景観形成地区」および「広告物モデル地区」に指定された。このため、同条例の指定を受けている定禅寺通と同様、沿道ではビルの建設や広告の掲示などに様々な規制がなされるようになった。2008年(平成20年)春、仙台駅東第二土地区画整理事業による整備区域となっていた、榴岡公園に南接する旧榴ヶ岡駅(地上駅時代)および地下化前の仙石線の軌道敷の跡地整備が終了し、宮城野通は全区間4車線に拡張された。2009年(平成21年)7月18日、東北楽天ゴールデンイーグルスのチームカラーのクリムゾンレッドに塗られた自転車専用通行帯が通り沿いに一部完成し、「イーグルロード」と命名された。2012年(平成24年)12月2日(日)、当道でロンドンオリンピック・パラリンピックのメダリストらが徒歩でパレードし、沿道には4万8000人の観客が集まった。これは、『東日本大震災復興支援JOC「がんばれ! ニッポン!」プロジェクト』の一環として東北地方の被災地で実施された「ロンドンオリンピック・パラリンピック 応援ありがとう in 東北」のイベントの1つで、当道の榴岡2丁目交差点(東八番丁通)から同4丁目交差点までの約470mを13:30から15:30まで車両通行止めにし、14:30に榴岡2丁目交差点からパレードを出発させ、15:00頃に終了した。
出典:wikipedia
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