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夕凪の街 桜の国

『夕凪の街 桜の国』(ゆうなぎのまち さくらのくに)はこうの史代による日本の漫画。原爆投下後の広島市を描いた作品で、双葉社より発刊された。全98頁。2007年に映画化され、そのノベライズも出版された。映画の公開は2007年7月28日。原爆が投下された広島市では、2007年7月21日から先行公開された。「夕凪の街」は、1955年(映画・小説版では1958年)の広島市の基町にあった原爆スラム(「夕凪の街」)を舞台にして、被爆して生き延びた女性の10年後の、心の移ろう姿と、原爆症に苛まれるという当時の広島市民を突如襲った現実を描く。「桜の国」は、第一部と第二部に分かれている。主人公は被爆2世の女性。第一部は1987年の春、舞台は東京都中野区および当時の田無市。第二部は2004年の夏、舞台は西東京市および広島市など。映画・小説版では、第二部(2007年の夏)を中心に(※第一部は回想シーンの1つとして)再構成されている。「夕凪の街」と「桜の国」第一部・第二部の3つの話を通して、3世代にわたる家族の物語が繋がっている。三編とも、主人公に思い出したくない記憶があり、それがふとしたきっかけで甦る・・・という底流を共有しつつそこで終わらず、原爆に後世まで苦しめられながらも、それでもたくましく幸せに生きてきた戦後の日本人を描いている。「一般庶民にとっての原爆」を真正面から扱った作品ではあるものの、原爆当日の描写はわずか数ページしかなく、原爆の重い影を背負いつつ過ぎていく日常を、あくまで淡々と描写するスタンスを取っている。大江健三郎の『ヒロシマ・ノート』などを参考にあげており、タイトルは広島出身の作家大田洋子の原爆と原爆スラムの人たちに関するルポルタージュ的な小説作品である「夕凪の街と人と」と、太平洋戦争直前の小説家デビュー作「櫻の國」を下敷きにしているが、内容的にそれらとの直接の関連はなく、登場人物に特定のモデルが存在しているわけではない。ただし前者については「原爆スラム」が舞台になっている点で共通している。これに対し後半部と「櫻の國」との関係はタイトルが同じという以外の共通点はない。2004年度(第8回)文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第9回(2005年)手塚治虫文化賞新生賞を受賞した。それ以外にも朝日新聞で2週にわたって絶賛され、月刊誌『ダ・ヴィンチ』で編集者総出で勧める「絶対はずさないプラチナ本」として掲載、フリースタイル刊『このマンガを読め! 2005』で第3位になるなど、著者にとって最大のヒット作となっている。日本国外でも高い評価を得ており、韓国、台湾、フランス、イギリス、米国、オーストラリアなどで翻訳版が出版されている。韓国版のみ「原爆投下は止むを得なかった」との注意書きが足されている。ドイツでも出版が検討されている。「演」の記述は映画版登場人物の名前の一部は広島市の町名より取られている。2006年8月5日、NHK FMラジオ放送「FMシアター」にて放送。脚色:原田裕文、音楽:長生淳、演出:真銅健嗣。2006年8月6日夕方に、島根県津和野町在住の当時17歳の女子高生が、広島市中区の本川左岸「基町ポップラ通り」にて「夕凪の街」を一人芝居で演じた。2010年4月24日(土)から9月5日(日)まで、広島市こども文化科学館(広島市中区)にてプラネタリウム作品として投影された。同館の開館30周年記念番組。同館作品としては唯一原爆をあつかったものとなり、原作の絵130枚を使い「桜の国」をメインに「夕凪の街」を回想シーン的につなげる形で構成された。プラネタリウム作品ではあるが星空紹介は旭が幼い京花に星座を教えるシーンの5分のみという異例の構成。全体は約50分間。企画は、広島電鉄の研究でも著名な同館の加藤一孝館長(企画時、投影時は定年退職後)。原作のこうの史代が監修をしている。主人公の七波の声優は高野志穂が、旭は柴田光彦、皆実は若井なおみがつとめた。なお、広島市こども文化科学館は、「夕凪の街」の舞台となった原爆スラムのあった土地に隣接している。監督は佐々部清。2007年7月28日公開。広島県内では7月21日から先行公開された。また、讀賣テレビ放送では制作に関わっていたことと原爆を題材にしたことから、公開から間もない2007年8月深夜に放送された。

出典:wikipedia

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