『GO』(ゴー)は、2000年に講談社により発行された金城一紀作の小説。同年の直木賞を受賞した他、2001年10月20日に公開されたこれを原作とする映画化作品は日本国内で数多くの映画賞を受賞した。在日韓国人の杉原は、日本の普通高校に通う3年生。父親に叩き込まれたボクシングで、ヤクザの息子の加藤や朝鮮学校時代の悪友たちとケンカや悪さに明け暮れる日々を送っている。朝鮮学校時代は「民族学校開校以来のばか」と言われ、社会のクズとして警察にも煙たがれる存在だった。ある日、杉原は加藤の開いたパーティで桜井という風変わりな少女と出会い、ぎこちないデートを重ねながら少しずつお互いの気持ちを近づけていく。そんな時、唯一の尊敬できる友人であったジョンイル(正一)が、些細な誤解から日本人高校生に刺されて命を落とす。親友を失ったショックに愕然としながらも、同胞の敵討ちに向かう仲間には賛同できない杉原は桜井に救いを求め、勇気を振り絞って自分が在日であることを告白する。秋田書店発行の漫画雑誌『ヤングチャンピオン』に連載された。作画は近藤佳文。単行本は全5巻。2001年10月20日に日本公開。監督は行定勲、脚本は宮藤官九郎による作品。主演は窪塚洋介。柴咲コウ演じるヒロインの桜井は、原作者である金城一紀が「映画化する際の桜井は柴咲コウ」と最初から彼女をイメージしており、まさにその通りのキャスティングとなった。柴咲は本作で、下記の通りその年の映画賞を総なめにした。本作品は、第74回(2001年)アカデミー外国語映画賞に日本代表作品としてエントリーされた。Mr.Childrenの「youthful days」はボーカルの桜井和寿が『GO』に影響を受け、主人公の杉原と桜井の2人をイメージして書いたものである。そのことや、主演の窪塚洋介がMr.Childrenのファンであったこともあり、後に桜井と雑誌の対談を行い、『君が好き』のPVにも出演している。その後、本作がきっかけで、金城の映画作品2作目である『フライ,ダディ,フライ』の主題歌をMr.childrenが担当した。原作のファンであった松任谷由実は、『読売新聞』で連載中の「yumi yoriな話」における脚本を担当した宮藤官九郎との対談で「映画『GO』が凄い好きだった」「映画の方が面白いかも」と語っている。(海外)
出典:wikipedia
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