山路 和弘(やまじ かずひろ、1954年6月4日 - )は、三重県出身の俳優、声優、ナレーター。劇団青年座演技部所属。1977年に青年座研究所に第一期生として入所。1979年に劇団青年座に入団。舞台、ミュージカルのほか、映画、テレビドラマなど俳優として幅広く活躍する一方、声優としても非常に数多くの洋画作品で吹き替えを担当。2011年4月、『宝塚BOYS』の池田和也、『アンナ・カレーニナ』のニコライ・カレーニンの役の演技に対して、第36回(2010年度)菊田一夫演劇賞・演劇賞を受賞。キャリアは舞台から始まり、映画監督である高橋伴明との出会いから、80年代はピンク映画を中心に活動。80年代後半以降は、舞台活動に専念するようになる。2011年には、ミュージカルである『宝塚BOYS』、『アンナ・カレーニナ』に出演し、非常に高い歌唱力を披露し、第36回(2010年度)菊田一夫演劇賞・演劇賞を受賞した。舞台から役者として活動し始めた山路だが、声優として活動するのは、34〜35歳くらいからだったと語っている。30年以上前に、あるテレビ局のプロデューサーが山路の芝居を見に来ており、山路の演技力を気に入り声をかけられたのがキッカケだという。初めて演じた吹き替えの役柄は悪役で、「演じていて凄く楽しかった」と語っている。元々舞台でも悪役が多かったが、「舞台でも悪役を演じるのは好きだが、その感覚は声優も一緒だと感じたところが面白かった」と語っている。それ以降、ジェイソン・ステイサムをはじめ、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、ショーン・ペン、ソン・ガンホ、クリストフ・ヴァルツなど多数の吹き替えを担当する声優としても知られるようになる悪役の楽しさについて聞かれたところ山路は、「悪役として出てきただけで観客の嫌がる匂いというか、空気を感じたときが自分たち役者としてはそれがたまらない蜜の味になり、悪役には観客がどこまで嫌がってくれるだろうかと追求する楽しさがある。」と語った。山路は、アクション俳優であるジェイソン・ステイサムの吹き替えをステイサムのデビュー作である『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』以降20年近くほぼ全ての作品を専属で担当している。また山路とステイサムの地声は非常に似ており、山路はステイサムの吹き替えをするにいたっては、「特に何も考えなくてもステイサムの吹き替えはやりやすい。」と語っている。他にもステイサムについて山路は、「あの役者はいいねぇ。無駄な芝居をしない。獣のような動きと身体」とブログにてコメントしているほど非常に気に入っている。「ステイサムが一番自分に近い声ですし、作ることなく、感情の動きにあわせて自然に演じることができる俳優なんです」とインタビューで語っている。山路は一番好きなステイサムの映画として、『アドレナリン』を挙げている。特技としてトランペット演奏があり、俳優仲間たちと趣味でトランペット同好会を開いている。自身が初めて立ち上げた芝居は怪談であり、“毎夏怪談上演”を理想とするほどの怪談好きでもある。山路は、自身の声質を「機械っぽい声」と称しており、『破壊魔定光』のポンコツ役を演じた時にインタビューでコメントしている。また、感情の起伏の少ない役柄はトーンが同じことからストレスが溜まることもあったと語るが、一方でポンコツがおかしくなるシーンは演じていて楽しかったと語っている。また、自身のブログで、『ドキドキ!プリキュア』で演じているキャラクターのベールが「似てるかもしれない」と言及している。吹き替えのアフレコにおいて、山路は、おじいちゃん、おばあちゃんが観て「この外人さん、日本語うまいわねぇ。」と言ってくれる感覚まで持っていてくれたら最高だ。と語っている。『ONE PIECE FILM GOLD』では悪役であるギルド・テゾーロを演じている。テゾーロには歌唱シーンがあり、山路がミュージカル経験者であるため、起用に至った。原作者の尾田栄一郎からは、「男のセクシーさが全開にでている役者さん」と評され、セニョール・ピンクの起用もそれに至っている。太字はメインキャラクター。
出典:wikipedia
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