京都市道183号衣笠宇多野線(きょうとしどう183ごう きぬがさうたのせん)は京都府京都市北区衣笠街道町から同市右京区宇多野福王子町に至る主要地方道である。沿線に金閣寺、龍安寺、仁和寺といった名刹を抱える観光道路であり、きぬかけの路(きぬかけのみち)の愛称がつけられている。別名は鞍馬口通、木辻通、一条通。1963年(昭和38年)に開通して以来「観光道路」と呼ばれていたが、1991年(平成3年)に地元の運動により愛称を公募した結果、第59代宇多天皇が真夏に雪見をしたく、衣笠山(=きぬかけの山)に絹を掛けたと伝えられる故事にちなんで「きぬかけの路」と命名された。2008年(平成20年)に建立された石碑は有馬頼底(臨済宗相国寺派管長)によって揮毫された。当初の通称「観光道路」から明らかなように、著名な寺院などの観光地を連絡しており、観光シーズンには観光バスや自家用車などで混雑する。沿道には観光客向けの土産物店や飲食店が並ぶ。地域有志により「きぬかけの路推進協議会」が組織され、沿道を含めた地域の環境保全や活性化のための活動が行われている。2014年にはこの道のゆるキャラ、平安貴族の妖怪をモチーフとしたきぬか怪(ケ)さんが誕生した。この区間は毎年行われる京都マラソンのコースの一部になっている。京都市公報に基づく起終点および経過地は次のとおり。本路線は、道路法(昭和27年法律第180号)第56条の規定に基づき、京都市道の鞍馬口通、木辻通、馬代通、笠屋町通、仁和寺東門通の各一部を主要な市道として1954年に指定された。愛称である「きぬかけの路」は、沿線の有力寺院や自治会の関係者および有識者からなる「愛称公募委員会」が公募ののち、1249点の応募の中から選定したものである。
出典:wikipedia
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