ノーマン・ロバート・ポグソン (Norman Robert Pogson, 1829年3月23日 - 1891年6月23日)は、イギリスの天文学者。娘のアイシス・ポグソン (Isis Pogson、1852年-1945年)も天文学者となり、気象学者としても活動した。ポグソンは1829年にイギリスのノッティンガムに生まれた。ロンドンのリージェンツ・パークにあったサウスヴィラ天文台で天文学を学び、18歳の頃には2個の彗星の軌道を計算した。サウスヴィラ天文台での職を経た後、1851年にはオックスフォード大学のラドクリフ天文台の助手となった。1860年、ポグソンは政府の天文学者となり、イギリスの植民地であったインドのマドラスへ赴任した。マドラス天文台では、11,015個の星をまとめたマドラス目録を作成した他、8個の小惑星と6個の変光星を発見している。ポグソンはマドラスを訪れてから死を迎えるまでの30年間、マドラス天文台の台長の職にあった。ポグソンの最も大きな業績は、天体の明るさを表す尺度である等級に注目し、対数スケールによる尺度として定義したことである。1等星が6等星のおよそ100倍の明るさであることは、既にジョン・ハーシェルによって示されていた。ポグソンはさらにその研究を進め、1856年に、5等級の差が正確に100倍に相当し、1等級の差は100 ≒ 2.512倍に相当すると定義した。これにより、それまで整数でしか表せなかった等級が1.2等星や3.5等星などと小数を使って表せることになった。この定義は現代でも用いられている。等級は、次の式で表現される。ここで、"m" は等級、"b" は輝度 (フラックス)である。ポグソンは生涯で8個の小惑星と21個の変光星を発見した。ポグソンの名は、その功績を称えて、次のものに残されている。
出典:wikipedia
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