『EPIC DAY』(エピック・デイ)は、B'zの19枚目のオリジナルアルバム。2015年3月4日にVERMILLION RECORDSより発売。2011年リリースの前作『C'mon』から3年8ヶ月ぶりとなるオリジナルアルバム。海外公演、ソロ活動を経てリリースされたため、B'zのオリジナルアルバムリリースのインターバルとしては最長の期間となった。先行シングル「有頂天」など10曲を収録。前年末に発表された「Exit To The Sun」「NO EXCUSE」、2013年に公開されていた「君を気にしない日など」が初音源化となる。2012年リリースの50thシングル「GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-」は未収録。本作は9thオリジナルアルバム「SURVIVE」以来、全収録曲がLIVE-GYMで披露された 。オリコン調べによると、アルバム首位は通算27作目。アルバム総売上枚数は4628.4万枚となり、自身の持つ歴代1位記録『アルバム首位獲得作品数』(歴代2位=松任谷由実の通算22作)、『アルバム総売上枚数』(歴代2位=松任谷由実の3081.3万枚)をそれぞれ更新した。タイトル『EPIC DAY』は、日本語で『人生で最高の日』という意味である。アルバムタイトルについて稲葉は、「『神懸かって楽しい』とか『神懸かって何か上手くできた日』とか、一生に一度あるかないかという『EPIC DAY』が来るのを目指して日々生きる。他人のそういう姿を見て羨ましいと思うこともあれば、いつかは自分もと思うこともある」「でもたとえ努力したとしても、その『EPIC DAY』が来るかどうかわからない。そういう厳しさとか儚さ、悲しさを含めつつ、でも『最低限それ(EPIC DAY)を追い求めて生きる権利は誰にでもある』というのがテーマ」と語っている。タイトルの着想は、もともとは稲葉が「EPIC」という言葉の響きと意味(稲葉曰く、ただ良いというよりも「最高の更に上」「壮大な」という意味もあるし、「叙情詩」みたいな鷹揚な意味もある、とのこと)が気に入っていたのがきっかけ。スポーツで選手が「神懸かったプレー」をした日の総括に「今日はEPIC DAYだった」などと表現するのを聞いて、気になっていたという。そんな中、趣味のサーフィンのために波情報を見ていた時に、台風が近づいて状態のいい波のことを「EPIC」と表現していたのを聞き「こんな時にも使うのか」と縁を感じて、メンバーに提案した。本作は10曲収録となっており、1曲目から5曲目を『SIDE A』、6曲目から10曲目を『SIDE B』と呼称している。もともとはリリース形態の一つであるLP盤における「A面」「B面」を意味しているが、CD盤にもこの表記が付されている。なお、10曲収録となったのは6thアルバム『RUN』(1992年発売)以来となり、直近5作のB'zのオリジナルアルバムが13曲〜17曲であることと比べると、少ない曲数といえる。これについて松本は、「CDになって1枚にたくさん楽曲が入るようになって久しいけど、今やインターネットで1曲1曲がバラバラで買える時代になっている。でもそのアーティストの音楽とか、人となりとか、心とか、そういうものを知ってもらうにはやはりアルバムを1枚トータルで聞いてもらいたい。だから本作は曲数を少なくしたし、アナログ盤も出そうと最初から考えていた。」「アナログ盤のA面・B面を強く意識した曲順になっているので、CDの方もちょっと気にかけて聴いてほしい。」と語っており、そのコンセプトを守るためにCD盤では『SIDE A』と『SIDE B』の間(5曲目と6曲目の間)にはレコード盤を裏返す時間を想定した長めの空白が挿入されており、ブックレット内にも注意書きが記載されている。ただし、制作した楽曲の数は稲葉曰く「一体これを一枚にまとめられるのだろうか」と言うほど存在し、ラフではなくフルで制作したアウトテイクが大量に存在している。本作の制作は、2014年8月より開始された。制作についてはロサンゼルスのレコーディングスタジオを拠点にして、「1部」と「2部」に分かれてレコーディングが行われた。前半は打ち込みを主体にやっていったという。2部のレコーディングに稲葉は諸事情で参加できず、ロサンゼルスと東京でデータをやり取りしながら制作を進めていった。その方法に稲葉は当初やりにくさを感じていたが、データを確認する時間差があるためかえって冷静に聴けるという面もあり、後から考えると良かったと語っている。また、デモ制作の際、これまで1曲ずつフルコーラスを制作していたのを、ワン・フレーズずつの楽曲を十数曲作成し、その中から選んだ曲をフルコーラスに作って歌詞を乗せていくという手法が採られた。この経緯について松本は「なぜそうなったかよく覚えてない」と前置きした上で、「ソロ活動を経てB'zを再始動するにあたって目玉となる『先行シングル』を作らないといけないという話になり、まずはシングルをどんなものにするかを決めるのに、ワンコーラスずつどんどん録っていったという気がします。」と答えている。本作はB'zの作品史上最多の4種の形態でリリースされる。2012年のB'zのライブツアー『B'z LIVE-GYM 2012 -Into Free- EXTRA』より、千秋楽となった2012年10月25日の大阪城ホール公演を収録。「BLOWIN'」の演奏後、「HEAT」のミュージックビデオ撮影のため、この公演でのみ2回目の「HEAT」の演奏が行われた。収録曲として表記されていないため、ボーナストラック扱いとなっている。
出典:wikipedia
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