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スプリングフィールドM14

スプリングフィールドM14は、アメリカのスプリングフィールド造兵廠が開発した自動小銃である。アメリカ軍での制式名は"United States Rifle, 7.62 mm, M14,"。第二次世界大戦・朝鮮戦争で使われたM1ガーランドを発展させる形で開発され、ベトナム戦争時に投入されたものの、種々の理由(後述)により、M16に取って変わられた。しかし、有効射程が長く、長距離射撃に向くため、海兵隊や特殊部隊を中心に狙撃銃などとしてこれを使い続ける部隊もある。第二次世界大戦末期、アメリカ軍において当時の主力歩兵銃M1ガーランドの改良計画が持ち上がった。1936年に採用されたM1ガーランドは依然として先進的な銃と見なされていたが、重量や弾倉容量、装填方式などに関する苦情も多く、決して完璧であるとは言い難かった。1944年、スプリングフィールド造兵廠は以下の要件を満たすM1ガーランドの改良設計を行うように命じた。M1ガーランドの設計者でもあるジョン・ガーランド技師はスプリンフィールド造兵廠にて改良を続け、T20として知られる設計を完成させた。T20は重量制限である9ポンドを超過していたものの、その他の要件は全て満たされていた。1945年には試験結果を受け改良を加えたT20E2が設計され、100,000丁の製造が決定したものの、間もなく終戦を迎えたため、実際の調達数は100丁程度に留まった。スプリングフィールド造兵廠のアール・ハーヴェイ(Earle Harvey)は、新しい.30口径(7.62mm)軽量ライフル弾(T65)を使用する別の試作銃としてT25を設計した。T65弾は.30-06スプリングフィールド弾の全長を.30サヴェージ弾のサイズまで切りつめたものであるが、最新の球状火薬を使用することにより、少ない火薬量で.30-06弾と同様の弾道特性と威力を保持するものであった。1945年頃に考案されたT65弾はにて大幅な改良が続けられ、最終的にはT65E5弾(7.62x51mm)となる。T25は改良の末にT47となるが、後述のT44との比較において耐塵性能などが劣るとされ、1953年4月にプロジェクトが破棄された。ロイド・コルベット(Lloyd Corbett)は、M1ガーランドをT65E5弾用にコンバージョンし、後にT20にも同様のコンバージョンを施した。こののちT20は、T37など一連の試作品を経て、ロングストローク・ガスピストンから直線形のショートストローク・ガスピストンへの変更、ターンロックボルトのフリクション低減などの改良を加えられ、T44にまで洗練された。1947年、北大西洋条約機構(NATO)における小火器の標準化計画が持ち上がる。これは同盟国間での兵站を円滑化することが目的であった。多くの加盟国は必要性に同意していたものの、NATO標準とする装備の選定においては大きな意見の相違があった。イギリスなどは(7mm NATO)を用いる小口径軽量小銃の採用を強く支持していたが、アメリカは少なくとも30口径を保つことが必要と主張し、また大口径小銃弾を用いる新型小銃であれば歩兵銃だけでなく短機関銃なども置換しうるとした。結局、議論は膠着状態に陥り、標準小銃の選定は行われないまま、各国が独自に新型小銃および小銃弾の開発を進めた。1950年、イギリスが.280口径のEM-2小銃を開発し、1951年にはこれを自国の標準小銃として採用した。アメリカでもベルギー製FN FALと共に性能試験が行われ、評価は共に良好だったものの、.280弾の威力不足を理由に採用は見送られた。度重なる議論と試験の末、イギリスはEM-2の採用を撤回すると共にT65弾仕様のFN FALを改めて採用する旨を発表した。これによって標準弾薬に関する議論は終了し、T65弾は正式に7.62x51mm NATO弾と呼ばれることとなった。しかし、その後も標準小銃の選定は難航した。この時点で有力な候補は既にイギリスやカナダ、ベルギーが採用していたFN FAL、そしてアメリカが試験を行っていたT44であった。アメリカはFN FALを調達してT48の名称を与え、1955年から1956年にかけてT44との徹底した比較試験を行った。1957年5月1日、T44が制式名称U.S. Rifle, 7.62 mm, M14として採用され、アメリカ軍の新たな主力小銃となった。T48と比較した場合、T44はわずかに軽量であり、また米国内の銃器メーカーでの製造が容易という点が評価された。また、現代稼働中のM1ガーランドの製造設備をそのまま転用することも可能と考えられていたという。M14はM1ガーランドだけではなく、アメリカ軍における標準的な歩兵用小火器、すなわちM1/M2カービン、M3/M3A1短機関銃、M1918自動銃の全てを更新する銃器とされていた。M14の重量は8.33ポンド(銃本体のみ)で、9.5ポンドあったM1ガーランドよりも軽量だった。装填済みの20連発弾倉(1.07ポンド)を装着したとしても、8発を装填したMガーランドより軽量であった。銃身は22インチで、M1ガーランドより2インチ短かった。機関部は使用弾薬の違いから寸法の差異があったものの、基本的な設計は共通していた。また、M1ガーランドは専用の機関部ないし銃身に換装しなければスコープなどを取り付けることができなかったが、M14では機関部側面にネジ穴が設けられ、各種照準器の着脱が容易に行えるようになっていた。当初は木製ハンドガードを備えていたが、フルオート射撃時に焦げることが多かったため、1960年頃に溝付のグラスファイバー製に改められた。しかし、これも破損が相次ぎ、1962年以降は固形繊維ガラスのものに改められた。1958年3月26日、スプリンフィールド造兵廠と政府の間で最初の生産契約が結ばれ、7月には最初の50丁が引き渡された。その後、生産速度の向上と核戦争に備えた生産拠点の分散を兼ね、いくつかの民間メーカーによるM14の製造も始まった。製造を行ったメーカーの多くはかつてM1ガーランドの製造を担当していたが、この時になってT48と比較した時の利点の1つ、すなわちM1ガーランドの生産設備の転用が困難だと明らかになった。その他にも調達上の問題が重なり、調達および配備は大きく遅延した。1961年末、第101空挺師団などにおいて初めてM14の部隊配備が行われた。その後、東南アジア情勢の混乱を受けて歩兵装備更新の優先度が引き上げられた結果、M14の配備も推し進められ、1962年のキューバ危機の時点では陸軍および海兵隊のほとんどの部隊でM14が配備されていた。1964年以降、アメリカによるベトナム戦争への本格的な介入が始まった。M14は銃身が長いため、ブラシによる掃除が大変であったが、7.62x51mm NATO弾の威力はそれを補ってあまりあるものがあり、敵兵に対して効果的なストッピングパワーを発揮した。武器としての信頼性は、悪条件下でも良好であった。しかし、同時にいくつかの欠点が明確になった。国土の大半がジャングルのベトナムでは、M14の長銃身は取り回しが悪く、視界がさえぎられて長射程も意味をなさず、近接戦闘に非常に不向きであった。また、湿気の多いベトナムのジャングルでは従来と同じ手法で作られた木製銃床が悪影響を受け、ふくれたり、腐食したりする傾向があった(これを受けてファイバー製の銃床が製造されたが、前線に行き渡る前にM14自体の配備が中止された)。さらに、7.62x51mm弾をフルオートで射撃した場合、一発一発の反動が強く、また、銃床(ストック)が伝統的なライフル銃に見られる曲銃床だったことから、リコイル(反動)のコントロールが非常に難しいという難点があった。これを受けたロバート・マクナマラ国防長官の政策変更により、高速小口径弾用の銃として開発中だったAR15を「M16」として急きょ制式採用する事とし、急速にM14を置き換えていった。初期のM16には清掃をおこたると弾詰まりや動作不良を起こしやすいという、戦闘時にあっては大変深刻な問題点があり、また、5.56mm弾薬との組み合わせはストッピングパワーや貫通力の点で劣った。一方でM16がM14に勝っていたのは、銃口初速と(銃・弾丸ともに)軽量・コンパクトであり、フルオートにおける制御が容易という点で、これらはベトナムのジャングルにおける接近戦では非常に重要な利点でもあった。交換されたM14の多くは解体の後に廃棄され、未使用のまま倉庫に残されていたものも1970年代までに大部分が処分された。一方、比較的少数ではあるものの、狙撃銃として改修されるなどして引き続き使用されたものもあった。M14は確かにベトナム戦争での主力火器としては適さなかったものの、M14はM21とともに、威力や精度を重視する用途において、いまだにアメリカ軍を始め、多くの国で使われ続けている。特に海兵隊では、狙撃銃やマークスマン・ライフル(Designated Marksman Rifle)DMRとして、アフガニスタンやイラクでの軍事行動(湾岸戦争、イラク戦争)で使われたことが知られている。狙撃用に改修されたM21は、アメリカ陸軍の制式狙撃銃として長らく現役で使われている。陸軍儀仗隊や空軍儀仗隊でもM14ないしM21を儀典用、戦没者葬礼用の礼砲用銃として使っている。アメリカ海軍では、艦艇の洋上補給時のもやい銃として現在もM14が用いられている。結局、アサルトライフルとしては落第点をつけられたM14だが、バトルライフルとしては一定の評価を得ている。ソマリアにおける国連PKO活動のうち、モガディシュの戦闘(1993年10月)は「ブラックホーク・ダウン」として映画化されたために有名になった。この際、デルタフォースのランディ・シュガート一等軍曹(SFC Randy Shughart)が、彼の同僚の所有する最新の装備を差し置いてダットサイトを付けたM14を使用している。原作によれば、この作戦でのシュガートの選択は、他のデルタ隊員に、M14と重い7.62mm弾の組み合わせが、M16シリーズと軽量な5.56mm弾のそれよりも確実なストッピングパワーを持っていることを見せつけたという。2000年以降、アフガニスタンやイラクなどの広大な戦場においては、アメリカ軍の使用するM16やM4では射程が短いことから、威力の高さも含めてM14の再評価が始まり、軍倉庫に死蔵されていたM14に全面的な改修を施した様々なモデルが実戦に多数投入されている。これは、アメリカ軍が幾つかのメーカーにM14の改修・近代化を依頼したもので、ナイツ(Knight's)社のRASや、セージ(Sage)社のEBR(Enhanced Battle Rifle)などのパーツを利用したものである。これらは、木製からFRPや軽合金製のフォアエンド・ストックへの変更、可変バットストック、ピカティニー・レールによるモジュラーシステムの採用など、かなり大規模な改修が施されている。元の原形はほとんどなくなってしまっているものの、中身はM14そのものである。アメリカ軍では、射程や威力で5.56mm NATO弾より優れている7.62mm NATO弾を使用する火器を、一部継続使用することが決定している。具体的には、市街戦を含む通常の狙撃に関してはM24/M24A2からM110に変更(M110では対応できない長距離精密狙撃用にはM24E1 ESR(口径.300Win Mag)、M24A3やMSR(口径.338Lapua Mag)を使用)し、M14やM21はマークスマンライフル、またはアサルトライフルとマークスマンライフルの中間という位置付けで運用されるようだ。それに伴い「アメリカ軍」の「バトルライフル」であるM14に対応した、上述の様な近代化改修キットの需要は、今後更に増え続けていくものと思われる。民間用には、連射ができない半自動タイプのものが、M1Aなど(後述)多数販売されている。しかし、厳密にはM14系を新規に製造しているのは世界広しといえどもスプリングフィールド・アーモリー社のみである。M4/M16系と同じく人気があるものの、それらとは違い、各社がこぞって製造しない、というのが最大の違いである。上記のとおり、現在M14とそのバリエーションは、現在においても様々な戦場で使用されている。特に狙撃バージョンのM21など、米軍特殊部隊はもとより、狙撃兵などの特殊兵科、さらには各紛争地で活躍する民間軍事会社のオペレーターなど、プロ嗜好の強い銃であることでも有名である。現在は、民間のスプリングフィールド・アーモリー社(Springfield Armory)より、M14やM1A(M14のフルオート機能を排除した民生モデル)のカスタムモデルも多数制作され、バリエーションも極めて豊富になっている。なお、特殊部隊やCIAなどの情報組織では民生型タイプを購入し、カスタマイズした上で使用することも多いため、ここで挙げる軍用派生型と民間派生型には、厳密な区別は無いことにも留意されたい。M14・M21には、スプリングフィールド造兵廠だけでなく、民間会社の方のスプリングフィールド・アーモリー社製の製品も存在することに留意されたい。M15は、ブローニングM1918自動小銃の代替を想定して設計された分隊支援火器モデルの1つである。重銃身および重銃床、ヒンジ付き台尻、二脚、フルオート射撃への切り替えレバーなどが追加されていた。また、負革はM1918自動小銃のものをそのまま使用した。しかし、試験の結果、ヒンジ付き台尻と二脚のみ追加したモデル(M14A1の前身)がM15とほぼ同様の性能を発揮したため、運用は短期間に留まった。M14E1は、折りたたみ銃床のテストバージョンで、空挺隊員や装甲車輌乗員のために開発された。制式化はされていない。M14の木製銃床を直銃床・独立握把にして、折り畳み式の前方握把を追加し、フルオート射撃時の操作性と安定性を向上させようとした。主に分隊支援火器としてBARの代替を狙ったものであるが、BAR同様の欠点である予備の銃身との交換ができないことと、ベルト給弾方式ではないため連続持続射撃能力が欠如していることより、その存在価値を高くは評価されていない。加えて、全備重量がBARよりも軽量であるため、フルオート射撃時の操作安定性がBARよりも明らかに劣り、代替火器とはなり得なかった。付属品としてM2二脚架(バイポッド)がある。また、特徴的な銃床にもいくつかのバリエーションがあり、銃床内小物入れが無いものもあるので、清掃用具などを収納し別途携行するための専用アクセサリーポーチも存在する。1963年にM14E2として制式化され、1966年にM14A1として再制式化された。M14は、ベースとなったM1ガーランド同様に400-500m程度の中遠距離での命中精度が非常に良好な銃として知られているが、その特性を昇華した狙撃専門モデルがM21である。軍用M21の特徴としてはレザーウッドまたはレッドフィールド製3-9x ART(Automatic Ranging Telescope)スコープを装備、銃床と銃床内部の金具の加工をした上での機関部のベディング加工や、ガスブロックとフロントバンドの一体化加工により銃身を銃床からフリーフロート化するなど、各部パーツを狙撃に適した形状に加工・変更するなどの改良を施した。さらに、フロントサイトブレードを薄いものに交換し、リアピープサイトの穴径をより小さなものとし、かつ90度回転させることで微妙な修正ができるものとした上で、リアサイトの上下方向の1クリックを細かくし、リアサイトの移動量をより細かく修正できる精密照準装置などを付加し、待ち伏せ狙撃よりも、前線での野戦狙撃に適した物となっている。米陸軍で使用されているM21と、民間会社であるスプリングフィールド・アーモリー社で現在生産・販売されているM21(民生型)は全く別物であることに注意すべきである。M21民生型は、アメリカの警察などでも運用され、広く活躍している。民生型のM21は日本にも輸入され、その当時純然たる軍用M21と混同されて所持許可の判断に混乱が生じたこともあったが、その後、最終的に両者は正しく区別されて所持許可の交付も受けられたこともある。しかし、現在はたとえ営業戦略上の理由であってもTacticalとメーカーが謳ってしまっているため、その限りではない。M21からフロントサイトを廃し、独特のマズルブレーキを備えたモデル。ストックもマクミランM3Aストックに変更された。他のSpringfield製M1A派生モデルと同じく、M21とは大きな違いがあるわけではない。米海兵隊で採用されているモデル。マクミラン社製銃床・ハリス社製バイポッド・リューポルド社製スコープ(M1/M3系)・スコープマウント(ブルックフィールド社設計同等品)などの装備が写真でも確認されている。銃身は銃身基部からオペレーションロッドガイドまでが太い、いわゆるMidium Contour Barrelに交換されている。大量に保管されているM14の中から程度の良いものを抽出して、各部品を交換し組み上げられており、作業は全て海兵隊内の専門のデポで行われている。"Stand-off MUnition Disruption"の略。爆発物処理隊員により、不発弾処理に使用される。M14ナショナル・マッチ・ライフルにスコープを取り付けて制式化したもの。サンディエゴのLa France Specialities社により設計され、アリゾナのスミスエンタープライズ社で製造された。M60機関銃の部品を流用して、連射時の発射速度を可変としている。アメリカ軍特殊部隊向けにM14を改良した銃。スミスエンタープライズにて製造されている。銃身はいわゆるMidium Contour Barrelの4条ライフリングのものに交換されている。メーカーでは各部品の通販も行っており、クレイジーホース専用パーツを民間向けにも販売している。2004年にSOCOMが正式採用した。このメーカーは着眼点が良く製作精度も高く、以前より民間市場向けにM14/M1A系のマウントベース、部品・アクセサリー類を多く製作しており、その名称に反して、奇をてらった外観はいっさいなく、従来の外観を踏襲しており、ボルトストップの大型化やサプレッサー搭載時にもバックアップ用として使用できるフロントサイト、スコープやダットサイト使用時にも頬付けしやすいように可変式チークピースを装備するなど実用的で堅実にまとめ上げられている。M14 EBR (英語)米海軍Mk14 Enhanced Battle Rifle(EBR)は、7.62x51mm NATO弾を使用するマークスマンライフル。M14バトルライフルの派生型であり、元々はUS Navy SEALs、Delta ForceなどのUSSOCOM(米特殊作戦軍)向けに製作されたものである。それらのEBRは選抜マークスマン向け、近接戦闘向けに18インチ銃身を装備している(Mk14 Mod0、Mk14 Mod1)。Mk14 EBRの試作は、よりコンパクトなM14バトルライフルの試作を求めたUS Navy SEALsの要求により、2000年に始まった。2001年にマイク・ロック・ライフル・バレルズ社は、米特殊作戦軍からの要請により、伸縮式銃床(ストック)、望遠照準用レール付きのアルミニウム製シャーシなどのSOPMOD(米特殊作戦軍のアクセサリー・キット)を使用したモデルの開発を開始した。マイク・ロックは、新ライフルを試作するに当り技術者ジム・リボーディーと協力した。テストの結果、彼らが試作したライフルは有効であるが、過度の騒音が問題として指摘された。2003年にロン・スミスとスミス・エンタープライズ社は、M14 EBRの独自バージョン(Mk14 Mod0 type SEI)を試作した。ミディアム・ヘビー級の18.0インチ銃身を使用し、ロックとリボーディーにより試作されたライフルよりも広く好評を得た。結果として、スミス・エンタープライズ社製の試作品に基づき、スプリングフィールド・アーマリー社の協力を得てNSWC Crane部門によりMk14 Mod0が製造されることとなった。US Navy SEALsが2004年に最初にEBRを配備した軍隊となり、その後米空軍、米沿岸警備隊(22インチ銃身)が後に続いた。米海兵隊もEBRを検討したが、M14 DMRを更新し独自仕様の(Enhanced Marksman Rifle)(22インチ銃身)を開発することとした(2008年配備)。米陸軍は、2008年にM14 EBR-RIライフルを配備。M14EBR-RIは、標準重量の22.0インチ銃身およびUSGI火炎制退器(共に元来のM14同様)を装備するなど、細部は米海軍のMk14 Mod0、Mk14 Mod1と異なる独自仕様である。2010年から銃身の異なる(銃身長は22インチのまま)モデルを追加し、アフガニスタンへ展開する歩兵小隊向けに2種類のM14 EBR-RIライフルを利用可能とした。なお、米海軍は、2011年より22.0インチ・ヘビーバレル(銃身)を装備したMk14 Mod2を配備した(火炎制退器はMod0と同じSEI 2000V)。Mk14 EBR / M39 EMR / M14 EBR-RIは、基本的には、セージ・インターナショナル社製の嵌め込み式シャーシ・ストック・システムへ、M14標準の機関部をネジ止め装着したもの。シャーシ・ストック・システムは、航空機用の軽量合金から構成され、可変バットストック(銃床)、ピストル形グリップ、二脚、銃身を囲む4本のピカティニー・レールなどを装備している。かなり大規模な改修が施され、元の原形はほとんど留めていないものの、中身はM14そのものである。人間工学に基づき低反動でユーザー・フレンドリーな武器である、ユーザーの好みに応じ様々な光学オプションおよび付属品を残している、「全ての余剰なM14を現代的なバトル・ライフル」へ変更するために有効な低コストのプラットフォームである、などと賞賛されている。M14に対する全ての不満点に相応の配慮がなされて設計されており、M14の性能と近代部品を統合した究極のバトルライフルの一つの具体例だという意見もある。同様のトレンドは現行型AR-10のSIR追加型、DSA/FALのSIR風改修型でも試行されており、相応の成果を得ている。しかし、実戦投入の拡大につれ、過度の重量に対する苦情の声も挙がっている。バリエーションAWC社が開発したM14ベースのブルパップ方式の狙撃銃。M14退役後に製造機材一式を購入した中華民国では、中華民国軍向けにM14の生産を行った。この中華民国製M14は1968年、すなわち民国紀元57年に採用されたことから57式歩槍という制式名を与えられた。65式歩槍などの近代的アサルトライフルの採用後も、アメリカ軍におけるM14と同等の用途に使用され続けている。米国のMIL規格にほぼ準じて製造されているため、銃自体は生産地が違うだけでM14とほぼ同じ物である。イスラエル、TEI(TCI)社が開発したM14ベースのブルパップ方式の狙撃銃。ノリンコの通称で知られる中国北方工業公司(NOrth INdustries COrporation, 略称:Norinco)ではM1Aのデッドコピー品をM305として販売しており、現在では米国や欧州でも広く流通している。外見や機能はオリジナルの米国製M1Aと大差なく、比較的安価である。また、フルオート射撃が可能な軍用型コピー品はM14Sとして販売されている。M14の民間型M1Aは、米国でもライフル愛好家の中では上位を争う絶大な人気を誇る銃であり、様々なカスタムが可能な汎用性の高い銃であることでも有名である。技術の新旧を織り交ぜた個人の趣味に合わせた構成も可能である。Standard M1A、Loaded Standard M1A、National Match M1A、Super Match M1A、M21 Tactical、M25 Tactical、M1A Scout Squad Rifle、SOCOM 16、SOCOM II など、多種多様な各派生型が生産販売されている。M14のコマーシャル(民間向け)モデル。銃身精度の高いものや銃身の太さ・材質の違い、引き金の重さと切れの調整、銃床の材質や形状の違いと機関部との接合部分のベディング加工の有無などで広い選択肢があり、販売価格の幅もグレードによって、かなり上下差がある。M1Aは元来、民生用に民間会社であるスプリングフィールド・アーモリー社(スプリングフィールド造兵廠ではない)で製造されており、米国の法に沿って、フルオート機能が排除されている。米国でも退役軍人などを中心に人気の高い銃の一つである。それ故、退役軍人なども多い一部法執行機関用(BATFEなど)の他、狩猟用、スポーツ射撃などにも熱心に使用されている。銃規制の厳しいカリフォルニア州でも、マズルブレーキの装着などで合法的に販売が継続されている。民生用であるため当然ながら上記のように各種デザイン仕様が存在するが、そのベースモデル(スタンダードモデル)は軍用M14のフルオート省略版と考え差し支えない。日本でも、各部の改修・変更を適宜実施し、用途目的に合致する明白な根拠がありさえすれば、狩猟用途に所持許可を得ることができた(ただし、昨今では各都道府県公安委員会の判断にもよる)。この銃が製作されるきっかけになった一つの事例が記録写真で鮮明に残されている。ベトナム戦争時代に南ベトナム解放民族戦線が米軍から鹵獲したM14の銃身を切り詰め、SKS小銃のフロントサイト廻りを移植した改造ブッシュガンの写真である。本銃製作のヒントとなったものである。スプリングフィールド・アーモリー社で生産される前記M1Aの派生型の一つで、銃身基部の薬室付近に上下分割式のマウントベースを挟み込んで装着している。米国では、機関部より前に接眼距離の長い低倍率の光学照準器を装着し、銃身が短めのライフルを「スカウト・ライフル」と呼ぶ習慣があるので、特に非民間用という銃ではない。別名「ブッシュ(茂み・ボサ藪の意)ガン」であり、本来は見通しがあまり良くない土地での狩猟用ライフルである。同様に、機関部前にスコープマウントを加工をした、ボルトアクション方式の狩猟用「スカウトライフル」が米国では広く存在する。日本の国内法の銃身長の規定の関係から、22インチ(約559mm)銃身のM1Aにこのマウントを取り付けた銃も、かつて日本に狩猟用ライフルとして輸入販売された実績がある。スプリングフィールド社が「偵察狙撃分隊」の存在を観念的に意識して、イメージと営業戦略上「squad」を加えて命名したモデルである。流石にScout Squadモデルでは、許可行政担当部署の誤解を招くことが容易に想像できたため、輸入元では「スコットジャパン」という風変わりな名称を用いていた経緯がある。このモデルでは銃身を18インチに短縮し、中距離の命中精度を落とさず、かつ取り回しやすくなるよう設計されている。後述する、近年追加された派生型SOCOM16同様、狭い場所でも取り回しやすい長さと、近距離における低倍率の小型のスコープやドットサイトなどの光学照準器の付加が可能であり、限定的な状況下での使用に特化しているために、狭い場所での近距離の使用にも適しており、本来の狩猟用の「ブッシュガン」が転じて警察・法執行機関などで使用されてもいる。これもスプリングフィールド・アーモリー社で生産される前記M1Aの派生型の一つであり、フルオート機能はない。M14(M1A)の銃身を元の22インチから16.25インチまで短縮したカービンモデル。元の銃は上記の通り長く取り回しにくいが、7.62mm弾の威力を至近距離で使用するため、銃身を切りつめ取り回しやすくして限定条件下での使用に特化した、特殊用途向けをイメージしてごく最近になって追加されたモデルである。SOCOMと呼ばれる特殊部隊であたかも使用、運用されていることを連想させる名称であり、メーカーの営業戦略上の命名であることを強く感じさせる。元来M14やM1Aは、その使用弾薬である.308(7.62mm)NATO弾の性格上も、これまでの実戦経験上も、Scout Squadタイプに見られる18インチまでのショートバレルが、性能的な安定性を維持する限界とされており、7.62x39mm弾を使用するAK-47系とは異なり、.308 NATO弾を使用する場合、18.5インチ(約470mm)以下の短銃身では、発射時の銃口炎の肥大化・発射エネルギーが無駄になることによる初速の低下に伴う威力の低下、関連して射程の低下、弾頭旋転の安定性の低下に伴う命中精度の低下などと、あまり好ましいカスタム化の手法ではないともいわれている。しかし、こと近接戦闘射撃戦に限って言えば、複数の潜在的脅威の存在がある屋内での攪乱のため、逆にこれらの短所が利点となる場合もあり、特にライフルに求められるような長射程や精密な命中精度などは短距離射撃戦ではあまり関係ないため、近接戦時にたとえ目標が防弾具などを着用していたとしても、人体に与えるダメージは.223(5.56mm)NATO弾と較べて遙かに大きく致命的な威力が高い。また、発射エネルギーの伝達不足やマズルブレーキの作用により、通常のM14より反動の制御が容易になっている。そのため、SOCOM部隊などでも限定的に使われている模様である。したがって、名称も長距離射程の銃器を指す「ライフル」ではなく「アサルトガン」という近接銃器で良く使用される俗称で呼ばれている。スプリングフィールド・アーモリー社の製品自体は、より一層の短縮型の「ブッシュガン」であり、久々に追加されて増えたM1Aの派生型である。アメリカのカスタムパーツメーカーのVLTOR社が同型のCAS-14を製造している。VLTOR社公式ページスプリングフィールド・アーモリー社で生産される前記M1Aの派生型の一つのSOCOM16の改良型モデルで、同社の最新製品である。民間型M1Aの派生型であり、フルオート機能は無い。銃身基部の薬室付近にマウントを直接取り付けていたSOCOM16では、一部で連続射撃時の銃身の加熱によるマウント部分への影響が指摘されていたため、これを廃止してSOCOM16の前部にヴォルター・インダストリー製クラスターレイルを搭載した。これは、スプリングフィールド・アーモリー社がヴォルター・インダストリーと独占契約しているため、単品で入手するのは難しいが、希にオークションなどに流れている。伝統的なスタイルのライフルストックとクラスターレイルを搭載し各種オプションを装着可能としたことで従来のM1A/M14よりもタクティカル・ユーズには扱いやすくなったと言える。現在ではLOADED M1AにSOCOM2と同じクラスターレイルを搭載したモデルも加わり、スタンダードM1Aと同じバレルサイズでレイルが取り付けられたモデルという選択肢もできた。SOCOM2は特別目新しい銃ではない。第二次世界大戦時にもM14の原型、M1ガーランドのショートバージョンである「M1タンカー」というモデルが存在していた。M14も祖父のM1ガーランドと同じくショートバレルを装備し、時代の流れと共にレイルを取り付けられたモデルである。軍、警察向けにショットガンなどのカスタムモデルやパーツを製造しているSage社のM14。EBRは"Enhanced Battle Rifle"の略。多段階伸縮可能なスピードストック(同社製)を含むストックバリエーションや、レールシステムの組み込まれたアルミニウムシャーシにM14の機関部をそのまま搭載するなど、あくまで外装部品であり、銃としての性能は内蔵されるM14、M21、またはM1Aの性能に準拠する。セミオートマチックのライフルでありながら、ボルトロック機構を搭載したモデルも存在している。一発撃つごとにコッキングする必要はあるが、サプレッサーやサブソニック弾との組み合わせによって高い静粛性を発揮できる。無論、民間ではサプレッサーの入手が困難であるため、明らかに軍隊向けのデモンストレーションである。上述のセージ社製Mk14 EBRのレプリカ品。引き出し式伸縮銃床(スピード・ストック)、独立式ピストルグリップ、上下左右にピカティニー・レールを備えた金属製フォアエンド・ストックを持つ、全面的に近代化された現代アサルトライフル風の外観を持ちながら、既に戦闘実績による能力証明済みのM14を内蔵したライフル。軽量なアルミニウムでできた多数の肉抜き穴を備えたシャーシは、木製銃床に比べて重量の増加を最低限に抑えている(ノーマルのM14が5.2kg、EBRストック付きのM14が5.1kg)。ストックにはバリエーションがあり、上記スピードストック、M4A1と同じ規格のリトラクタブルストック、リトラクタブルストックを左サイドに折り畳むフォールディングストック、更にオリジナルのM14とほぼ同じソリッドタイプのストックが用意されている。M14近代化コラボレーションモデルの最新型である。近代アサルトライフル化モデルで、一見すると元のM14の原型を全くとどめていない。これはTROY製SOPMODストックを単品販売した際、取り付けに若干の加工を必要とするため加工無しで取り付けられるようにデザインした結果である。機関部への刻印付属品・オプション

出典:wikipedia

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