鋼鉄の咆哮シリーズ(くろがねのほうこうシリーズ)は、2000年に第1作が発売された第二次世界大戦期を題材にした海戦アクションゲームのシリーズ。企画・開発はマイクロキャビン、発売はコーエー(現・コーエーテクモゲームス)である。2009年11月時点で発売されているタイトルは以下の6つ(発売順)。この他、姉妹品として、小説『亡国のイージス』(福井晴敏)の世界を題材にしたPlayStation 2用ソフト『亡国のイージス2035 〜ウォーシップガンナー〜』が発売されている。ゲームシステムは類似しているものの、コーエーより本シリーズの続編との告知は発表されていないため、ここでの説明は省く。ゲームの舞台は架空の第二次世界大戦期。プレイヤーは自ら設計した軍艦を操艦して、敵艦船の撃沈や陸上施設の破壊等の与えられた任務を達成しながら、最終的には「超兵器」(いわゆるボスキャラクター的存在)と呼ばれる極めて強力で規格外な規模・性能・装備を持つ兵器(主に巨大な艦船)の殲滅を目標とする。特徴の一つである艦船の設計は、あたかもブロックパズルでも組み立てていくかのように、たくさんのパーツを視覚的な操作で組み合わせて行う。そのためプレイヤーは手軽かつ直感的に思い通りの設計が楽しめる(ゲーム上の制約は存在する)。史実通りの設計はもちろん、やり方しだいでは奇想天外な設計も可能。設定年代の前後に存在した史実の通常兵器のみならず、ゲームが進むにつれて、ミサイルなどの近代兵器や100cm砲などの規格外な兵装も出現。そして果てには波動砲やレーザー砲、ドリル戦艦などのSF的兵器や、ねこビーム・カニ光線などの意味不明瞭な兵装も自艦の設計パーツとして多数登場する。また、敵の艦船や航空機などにも自艦パーツと同様、通常の兵器に加えて「超兵器」は勿論のこと、近代兵器や架空兵器が現れる。本編のストーリーは硬派だが、一定条件のクリア後にプレイできるおまけステージでは、徐々にそれとはうって変わったストーリーが展開し始める。作戦内容・演出が妙に笑いを誘うものになったり、副長が妙なことを口走るようになったり、UFOやあひるなどの常識外の敵兵器が多数登場するなどの要素が加わる。プレイヤーの視点の相違により、ゲームの系列は大きく「ウォーシップコマンダー」(以下"WSC"と略す)系と「ウォーシップガンナー」(以下"WSG"と略す)系の2つに分類することができる。すなわち、"WSC"が戦場を上空より俯瞰する司令官の視点を意識した画面であるのに対し、"WSG"は艦船に乗船する砲撃手の視点を意識している。基本的な流れはシリーズ共通であるため、第1作Windows版"WSC"で説明する。まずは、ゲームを始める前に「第零遊撃部隊」の国別タイプを決定する(日・独・米・英の4種)。タイプにより生産できる兵器の種類・傾向が変わってくる。ゲームは大きく「戦略パート」と「戦闘パート」に分かれる。「戦略パート」は、戦闘を開始するための準備段階である。ここで、ほとんどのプレイヤーが、このゲームの最大の特徴である「艦船の自作」に多くの時間を費やすこととなる。また、後述する戦闘パートで得られた報奨金を用いて、次のような行動も可能。「戦闘パート」では、設計した艦船を操艦し、ステージごとに指定された作戦目標の達成を目指す。目標の達成後、脱出に成功すると作戦成功となる。反対に目標を達成せずに脱出するか、敵の砲撃・雷撃・爆撃などでプレイヤー艦の艦首・艦尾・左舷・右舷の耐久力のどれか一つが0になり沈没すると、作戦失敗となる。艦の耐久力は、敵艦を撃破した後に発生する漂流兵を10人回収するごとに1回可能な応急修理によって回復する事ができる。基本的な操作方法は、カーソルキーの上下で速度調節、左右もしくは画面を右クリックで転舵、左クリックで照準の位置を攻撃、テンキーで各武装の選択(手動/自動/停止)、となっている。ショートカットキーを使わずとも、マウスだけで一応は、ほとんどの操作が可能である。プレイヤーは戦闘パートでの作戦成功・敵艦や敵機の撃破・陸上構築物の破壊などで報奨金が入手できる。また、特定の敵艦が撃破された後に落とすアイテムの入手によってパーツ(中には強力な非売品もある)の入手もできる。戦闘パートが終了して結果報告の後に再び戦略パートに戻り、次の戦闘パートへの準備や艦船の性能向上を行う。その他、戦闘で獲得できる功績値を貯めて自分の階級も上げていく。こうして徐々にプレイヤー勢力を強化しつつ各ステージをクリアして行き、最終ステージを目指す。ゲームの舞台はいくつかのエリアに分かれており、エリアもまた複数のステージによって構成されている。おまけエリアを除けばAエリアから順に1つエリアをクリアするたびに次のエリアがプレイできるようになる、といった形である。ちなみに一度プレイできるようになったエリアは、「エリア初めのステージから」という制限はあるものの、何度でも繰り返しプレイすることができるようになる。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。