『自由が丘で』（じゆうがおかで）は、2014年の韓国映画。2014年9月4日に韓国で公開された。また、日本では2014年12月13日から劇場で上映された。ホン・サンス監督が加瀬亮主演で、かつての韓国人の恋人を追いかけて日本からソウルへとやって来る日本人男性の姿を描く。かつての韓国人の恋人クォン(ソ・ヨンファ)を追いかけて、日本からソウルへとやって来た日本人男性モリ(加瀬亮)。しかし、ソウルへ来たもののクォンとなかなか出会えない。モリは彼女宛の日記のような手紙を書き始める。そんな時、モリが迷子になった犬を見つける。それをきっかけにして、犬の飼い主であるヨンソン(ムン・ソリ)と親しくなる。ヨンソンは、カフェ「自由が丘」のオーナー。モリはカフェ「自由が丘」へ通い始める。そんなモリがいつも携えている本がある。吉田健一の『時間』というタイトルの本。そして、映画は時間軸を前後する…。主人公の衣装や小道具の書籍は演じる加瀬亮の私物であった。書籍はサンスの指示で加瀬が選んだレイ・ブラッドベリ『万華鏡』、与謝蕪村の句集、吉田健一の『時間』が持ち込まれたが、映画のテーマである「時間」と一致したのは全くの偶然で、持ち主の加瀬と同じく、主人公がいつも持ち歩いているという設定がストーリーに加えられた。

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