カナダ海軍(カナダかいぐん )はカナダが保有する海上兵力。カナダは、太平洋、大西洋、北極海に面しており、カナダ海軍は海上防衛兵力として艦艇を保有・運用している。太平洋及び大西洋が活動の中心であるが、北大西洋条約機構等の活動に参加するほか、北極海の海氷の縮小に伴い、その方面へのプレゼンスも重視してきている。名称は、変遷しており、1968年の統合軍化以前の正式名称は、王室カナダ海軍(Royal Canadian Navy & 仏Marine royale du Canada)であった。1968年に陸海空の三軍を統合して「カナダ軍(またはカナダ統合軍)」のカナダ統合軍海上部隊(Canadian Forces Maritime Command, MARCOM)へと改編された。しかし、2011年8月16日には、Royal Canadian Navyへと名称が戻されている。イギリス海軍(王室海軍)と密接な結びつきがあり、イギリス海軍の退役艦を受領して運用する例もある。運用している艦の名前にはHMCS (Her (His) Majesty's Canadian Ship) をつけて呼称する、固定翼哨戒機の運用は空軍に任せるなどイギリス海軍の影響が大きい。軍の規模は小さく、戦艦や航空母艦を使用する大規模な海戦は経験していないが、第二次世界大戦においてはイギリス海軍と共にフラワー級コルベットを運用してUボートによる通商破壊に対抗した他、航空部隊がイギリス海軍の空母で活動した。カナダ海軍は、1910年に王立海軍内に設立されたカナダ海軍部隊(Naval Service of Canada)を前身とする。1968年2月1日に陸海空三軍が統合軍化した時にカナダ統合軍海上部隊として改編された。1970年まではマジェスティック級航空母艦のボナベンチャーを運用していたが、それ以降は航空母艦を保有せず、洋上固定翼機戦力は運用していない。なお、航空部隊は1975年にカナダ空軍に移管させている。1980年代からは、艦隊の主力としてハリファックス級フリゲートを配備してきている。湾岸戦争の際には、ペルシア湾に艦艇を派遣し、対テロ戦争においてもアラビア海に艦艇を派遣している。2011年6月現在。『Jane's Fighting Ships 2011-2012』より。過去に就役した艦艇については「カナダ海軍艦艇一覧」を参照。2011年6月現在。『Jane's Fighting Ships 2011-2012』より。国籍旗(艦首旗)は、かつてはブルー・エンサインを基にしたものを使用していたが、1965年からは、カナダの国旗のカエデ模様を基調としたホワイト・エンサインに変更された。これは、2013年に国籍旗と軍艦旗を入れ替えている。
出典:wikipedia
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