東京電力フュエル&パワー株式会社（とうきょうでんりょくフュエル アンド パワー）は東京電力グループの火力発電事業会社である。2016年（平成28年）4月1日、東京電力の持株会社体制への移行に伴い実質的に発足した（会社設立は2015年（平成27年）4月）。東京電力フュエル&パワーは、火力発電用の燃料を調達し、火力発電所で発電し、電気を小売電気事業者に卸売りする会社である。東京電力フュエル&パワーは小売電気事業者の登録を受けていないので、家庭、工場などの一般の需要家は東京電力フュエル&パワーから直接電気を買うことはできない。東京電力フュエル&パワーは旧東京電力から4箇所のLNG基地と15箇所の火力発電所を承継した（例外的に、伊豆諸島と小笠原諸島の発電所は東京電力パワーグリッドが承継した。）。東京電力と中部電力は2015年に火力発電事業に関する包括的アライアンスを結んでいる。このため、東京電力フュエル&パワーでは、火力発電所の新設や古い火力発電所の新設は、中部電力との合弁企業である「株式会社JERA」を通じて中部電力と共同で進める。東京電力フュエル&パワーの事業をJERAが承継する構想もある。

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