『ライオンと魔女』(ライオンとまじょ、原題: )は、C・S・ルイスによる児童文学「ナルニア国ものがたり」7部作のうち、最初に執筆・出版された作品。1950年に出版された。ナルニア年代記として時系列順にみると、『魔術師のおい』に続いて2番目にあたる。原題を直訳すれば「ライオンと魔女と衣装箪笥」である。岩波書店から出版されている日本語版の翻訳は瀬田貞二による。戦乱を避け田舎に疎開したペベンシー家の4人きょうだいは、疎開先の古い屋敷の空き部屋にあった衣装ダンスから別世界の国・ナルニアに引き込まれる。そこは魔法が生き、けものたちがしゃべり、神話的生き物や妖精の住む世界であった。子供たちは不思議なライオン、アスランに導かれてナルニアを支配する白い魔女から住人たちを解放しようと奮闘する。『ライオンと魔女』をはじめとする「ナルニア国ものがたり」は聖書を下敷きとしており、ライオンはキリストのメタファーに、きょうだいを裏切って魔女の手に渡そうとする弟エドマンドは“罪を犯す人間”のメタファーになっている。また物語では「予言」が大きな役割を果たす。魔女の支配が打ち破られる条件の予言、ナルニアの解放と救い主であるアスラン到来の予言、裏切りの贖いに関する予言などがある。しかし、説教くささはなくいきいきとした冒険ファンタジーとなっている。ルイスは、当初『ライオンと魔女』の続編を書くつもりはなかったが、出版社や読者の要望を受けてシリーズ化したと言われている。『ライオンと魔女』は、友人の娘であるルーシィ・バーフィールドに捧げられている。を参照。ニッポン放送で、2005年12月26日から30日まで23:00-24:00に朗読劇の特別番組が放送された。ルーシー役は本仮屋ユイカが演じた。
出典:wikipedia
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