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金利平価説

金利平価説(きんりへいかせつ、)とは、直物為替レートと先物為替レートという2つの相場がどのような関係をもって決定されるかを説明するものである。金利平価説とは為替レートの決定理論のひとつで、直物為替レートと先物為替レートという2つの為替レートがどのような関係をもって決定されるかを説明するものである。投資家が利益を得る方法には、大きく分けて投機と裁定取引の2種類がある。裁定取引とはまったくリスクなく収益を得る方法であるから、あらゆる投資家が裁定取引を行うとする。ここで、日本(自国)とアメリカ(外国)を考える。すると、投資家から見て、この2カ国の金利に差があれば、取引コストなどは無視した上で、より収益を得られるほうに投資をするはずである。投資家がリスク中立的であると仮定し、2カ国の金利で投資を考えるとすると、どちらに投資しても期待収益率が同じ水準に落ち着くはずである。為替レートの決定理論には購買力平価説(長期的な為替レート決定理論)やアセットアプローチ理論(短期的な為替レート決定理論)があるが、金利平価説は現在の為替レートに対して将来の為替レートがどう動くかを考えるものであり、購買力平価説とアセットアプローチ理論は為替レートがどのような要因とメカニズムで決定されるかを考えるものであるから、金利平価説は若干その性格が異なる。なお、以下の説明では、つぎのような仮定をおいている。2国間を自由に資金が移動できる。投資家はリスク中立的である。金利平価説とは、投資家がリスク中立的であると仮定し、2カ国の金利で投資を考えるとすると、どちらに投資しても期待収益率が同じ水準に落ち着くというものだった。しかしながら、将来というものを考えるにあたって、「将来の為替レート」には2つの種類のものが考えられる。「将来」を一年後とすると、1つは「1年後の直物為替レート」である。もうひとつは「1年物のフォワードレート」である。1年後の為替レートを考慮する際に、もし1年後の直物為替レートを用いるのであれば、1年間でどれだけ為替レートが変動するかという為替変動リスクを考慮する必要が生ずる。1年後の直物為替レートを用いた、為替変動リスクのある(リスクがカバーされていない)金利平価説をカバーなし金利平価と言う。なお、1年後のフォワードレートを用いる場合は為替変動リスクがないので、カバーのある(リスクがカバーされている)と言う意味で、カバー付き金利平価と言う。ここで、日本を自国、アメリカを外国、そして世界には日本とアメリカしか存在しないとする。formula_1を時間tにおける現在の直物為替レート、formula_2を1年後の予想直物為替レート、formula_3 を日本の金利(自国金利)、formula_4をアメリカの金利(外国金利)とする。すると、もし、投資家がリスク中立的であるなら、仮にどちらかに投資したほうが期待収益が大きいなら、次のような式(カバーなし金利平価)が成り立つまで(両者の期待収益率が同じになるまで)裁定取引がされるだろう。formula_6は、投資家が円建て預金したときに、1年間でどれだけの収益をだすことができるかを示している。円建てで運用し、円建てで最終的な収益を得るのであれば、当然のことながら為替リスクはなく、金利の分だけ安全に儲けを出すことができる。右辺のformula_7は1単位のドル建て預金をしたときにどのような収益があるかを示している。まず、現在の為替レートformula_1で円を売り、現在の為替レートformula_9だけドルを買う。これをドル建て預金として運用すると、formula_10となる。「将来のformula_11時点(1年後)での直物為替レートformula_2」でドル売り円買い(つまりドルを円に換えている)をすると、formula_13となる。日米で一物一価(円建ての投資の予想収益とドル建ての投資の予想収益が同じ)が成立するためにはカバーなし金利平価の式が成立しなければいけない。これがカバーなし金利平価である。しかしながら、現実世界ではカバーなし金利平価は成り立っていない。現実世界で成り立っているのはカバー付き金利平価である。仮に次のような状況だとする。このとき、つぎのような金利裁定取引が行われることで、カバーなし金利平価式が成立する。これが一瞬で起こるとすると、高金利を求めて投資をしても、金利差による利益が為替レートの変化によって無くなってしまうため、裁定取引で利益を得ることはできない。さらにカバーなし金利平価式から為替レートの予想減価率の近似式を導くことができる。から、つぎに、自国通貨(円)の予想減価率をμとすると両辺に1を足すと(1)式と(2)式からformula_20を消去すると変形してformula_23は非常に小さい値なので無視し、変形するとすなわち、μの定義からこれは内外金利格差と為替レートの変化率が等しいことを示す近似式である。なお、この式において、右辺の値が大きくなる場合は通貨の減価を示す。例えば、1ドル100円→1ドル150円。一年後の為替レートにフォワードレートを使えば金利平価はどうなるであろうか。1年物のフォワードレートは現在において決定されるので、アメリカに投資した際の為替レートの変化率は、現在の直物為替レートと現在のフォワードレート(一年物)を基に算出する。そのため、カバー付き金利平価では為替変動リスクを考慮する必要はない。このとき、formula_27は現在の時間tにおけるフォワードレートを指している。円建てで運用し、円建てで収益を得るのであれば将来時点における為替レートは関係ないが、ドル建てで運用し、円建ての収益を得るのであれば、将来時点の為替レートを考慮に入れなければいけない。formula_28がformula_29に掛けられているのはそのためである。しかし、フォワードレートは現在時点で決定されるので、為替変動リスクは存在しない。よって、1年後の円金利に対する投資とドル金利に対する投資が裁定取引により一致するのであれば、両者はイコールで結ばれる。これがカバー付き金利平価である。現実世界でも、カバー付き金利平価は成り立っているとされている。

出典:wikipedia

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