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ランジャナー文字

ランジャナー文字()は、ランツァ文字とも呼ばれ、11世紀に発達したアブギダに属する書記体系である。ランジャナー文字は、現在のネパールでは主にネワール語の表記に用いられるが、サンスクリットにも用いる。ネパール以外にチベット・モンゴル・中国などの仏教寺院でも用いられる。通常は左から右へと書かれるが、クタークシャルと呼ばれる形式では上から下へと書かれる。ランジャナー文字は標準的なネパールのカリグラフィーの文字とも考えられている。ランジャナー文字はブラーフミー系文字の一種であり、北インドとネパールのデーヴァナーガリー文字に似ている。ランジャナー文字は大乗仏教と密教の寺院の大部分でも主要な文字である。ランジャナー文字はとならんでネパールの文字のひとつと考えられている。ネパール暦345年(西暦1215年)にカピタナガルのビクシュ・アナンダによって金のインクで書かれた八千頌般若経は、ランジャナー文字の早い例である。ランジャナーの母音記号のつけ方には以上の3種類がある。ランジャナー文字は現代のネパールでは主にネワール語の表記に用いられるが、サンスクリットを書くのにも用いられる。大乗仏教と密教では伝統的に、さまざまな真言を書くのに用いられることで知られる。観音菩薩の真言である六字真言、多羅菩薩の真言である「」、文殊菩薩の真言である「」など。ヒンドゥー教の碑文に用いられることもある。中国の仏教や、その他の東アジアの仏教では、真言や陀羅尼を記すためのサンスクリットの文字はランジャナー文字ではなく、唐代の中国で普及した、より早い時代の悉曇文字が使われることが多い。しかし、後に中国でチベット仏教の影響が強まると、それにともなってランジャナー文字も普及した。このため、東アジア各地にランジャナー文字が存在するものの、悉曇ほど一般的ではない。北朝鮮の開城市にある1346年の梵鐘にはランジャナー文字で仏頂尊勝陀羅尼経が書かれている。これはランジャナー文字が使用された最東端の例である。ランジャナー文字は、チベットに伝わってランツァ (、拡張ワイリー方式: lany+dza) の名で呼ばれた。ランツァはサンスクリットのランジャ () に直接由来する。ランツァ文字はネパールの標準的なランジャナー文字と多少異なっている。チベットでは、ランツァ文字はサンスクリットの文章を記すのに用いられた。文殊所説最勝妙義経、金剛般若経、八千頌般若経などをこの文字で書いた例が見られる。ランツァ文字はまた、のようなサンスクリットとチベット語の辞典の写本・版本にも用いられる。しかし、今日においてもっとも頻繁に用いられるのは、チベット語文献の表題であり、サンスクリットによる題をランツァ文字で記し、その後ろにチベット文字による翻字とチベット語訳を記す。そのほか、寺院の壁、マニ車、曼荼羅の描画などにおいて装飾的に用いられる。クタークシャル () と呼ばれる、ランジャナー文字のモノグラムがある。ランジャナー文字は、ネパール系諸文字のうち、モノグラムとして書くことのできる唯一の文字である。ランジャナー文字はネパールでは20世紀なかばに使用されなくなったが、近年になって使用が劇的に増加した。カトマンズ市、ラリトプル市、バクタプル市、キルティプル市、バネーパー市などの地方政府によって、標識や便箋などに使用されている。カトマンズ盆地では、ネワール語を保存するためにランジャナー文字を促進し、研修するためのクラスが定期的に開かれている。ランジャナー文字はネパール・バサ運動に承認され、新聞やウェブサイトのタイトルに使用されている。ネパール・ドイツ合同プロジェクトがランジャナー文字で書かれた写本を保存するための努力を行っている。ランジャナー文字のためのUnicodeブロックはマイケル・エバーソンによって提案された。

出典:wikipedia

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