『鬼武者』(おにむしゃ)は、カプコンが発売したPlayStation 2 (PS2) 用の戦国サバイバルアクションゲーム。およびそのシリーズの総称。『バイオハザード』のエンジンを使用したアクションゲームとして、当初PlayStation用ソフトとして開発が開始されたが、PS2の発表を受けてハードを移行。その後はPS2のデビューコンテンツのひとつとして開発され、PS2用ソフトとしては初のミリオンセラーを達成した。実在の人物(金城武)をCGキャラクターとしてゲーム主人公にした(顔のモデルだけでなく声優・モーションアクターも担当)。『鬼武者』のオープニングムービー(佐藤嗣麻子監督)では「シーグラフ2000」(アメリカで開催されるコンピュータグラフィックスの大会)Electronic Theaterで最優秀賞を受賞。また『鬼武者3』のオープニングムービー(山崎貴監督)では香港のアクション俳優であるドニー・イェンがアクション監督を担当し「シーグラフ2004」Electronic Theaterで入選を果たした。キャラクターが苦笑するなどの微妙な表情まで再現されたそのクオリティはシリーズを重ねるごとに高まり、『鬼武者2』では松田優作、『鬼武者3』では金城武に加え、フランスの俳優ジャン・レノがモデルとなった。当初は三部作完結の予定だったが、『新 鬼武者 DAWN OF DREAMS』が続編として製作された。2014年現在、全世界シリーズ累計販売本数は800万本。備考 : "以降の文章中『鬼武者』に関する記述は『幻魔 鬼武者』と共通のものとする。"戦国の世に突如現れた怪物・幻魔に滅ぼされた鬼の一族より鬼の篭手を与えられ鬼武者となった明智左馬介の戦いを描いた作品。途中鬼の力の宿った「龍玉」と呼ばれるアイテムを入手し、新たな武器を得ることができる。龍玉は封印された扉を開くのにも用いる。「戦国バイオ」と称されるほど操作感などは『バイオハザード』に近い。キャッチコピーは「空前絶後のバッサリ感」。また、翌年には新たなる敵、新要素、新エリアを追加し、アイテムの配置を見直したXbox版『幻魔 鬼武者』が発売。こちらのキャッチコピーは「バッサリ感×バッサリ感」。龍玉にはそれぞれ別な必殺技があり、また龍玉・刀剣共に幻魔を倒した際に入手できる魂を使い強化できる。また、敵の攻撃を受ける寸前にタイミングよく攻撃したり、直前ガードによって弾き返してから攻撃すると、ボス以外の幻魔を一撃必殺できる一閃をくりだせる。ゲーム中、主となる武器は刀だが、火縄銃・弓矢といった遠距離武器も使用が可能。また、途中二度ほど左馬介の相棒でくノ一であるかえでと操作を交代する。クリア特典として、次回作品(『鬼武者2』)の予告が収録されていたが、予告編に登場する「柳生十兵衛」は実際の『鬼武者2』とは違い、通説どおりの隻眼である。発売当初、メディアでは侍が鬼を斬るゲームとして紹介されることが多かった。現在でもゲーム関連史を除くメディアで本作を紹介する際、幻魔は「異形の魔物」と紹介される。プロデューサーの稲船敬二が後に語ったところによれば、本作の制作のきっかけは、元々稲船が『バイオハザード2』のプロモーションなどにプロデューサーとして関わっていた際に「自分なら『バイオハザード』はこう作る」との思いが強くなったため、ちょうど『バイオ2』の開発過程で没になった通称『バイオハザード1.5』のゲームエンジンが遊んでいたことも重なり、『バイオ1.5』のエンジンの再利用を兼ねて自分なりの『バイオ』を作り始めたことだという。そのため「戦国バイオ」も単なる通称ではなく、実は開発当初のカプコン社内での仮名称であった。国内累計出荷本数は110万本、全世界累計販売本数はシリーズ最高の202万本。明智左馬介と幻魔の戦いから13年後が舞台。主人公は柳生十兵衛(本作の設定では後の柳生宗厳)となっている。鬼の力は鬼の一族から授けられたのではなく、鬼の一族(=柳生一族)の末裔として初めから鬼の力を持つという設定。新たな力を得る際には龍を模した祠より入手する。必殺攻撃に「鬼戦術」という呼び名が付いた。前作ではプレイヤーキャラクターは2人だったが、今回は4人の仲間と交代しながら進むことができ、合計5人を操作できる仕様となっている。キャッチコピーは「愛と哀しみのバッサリ感」。テーマソングは布袋寅泰の「RUSSIAN ROULETTE」。初回プレス版にはこの曲のPVが映像特典として収録されていた。交代するか否かはそのキャラクターの好感度によって変化し、一定の場面で普段起きない何かしらのイベントが起き、十兵衛が動けなくなった場面で交代する。そのため遊びの幅がかなり広がった反面、アイテムの入手や買い物とそれに伴う資金集めが必要になった。しかし、しっかり交流をしキャラクターとの好感度が高い場合、ボス戦時などに援護に現れ強力な戦力となる。今回もクリア特典として次回予告(『鬼武者3』)が入っていた。また他のクリア特典として黒のスーツにシャッポ姿の松田優作を操るミニゲーム「黒いスーツの男」が登場する。国内累計出荷本数は110万本、全世界累計販売本数は200万本。時代設定は本能寺の変が起こる天正10年(1582年)と2004年のフランス・パリ。物語は、明智左馬介が明智光秀と共に本能寺で織田信長を討とうとする所から始まる。左馬介は本能寺で信長と対峙するが、突如時のねじれが起き、左馬介は2004年のパリへと飛ばされてしまう。2004年のパリでは突如として幻魔が出現し、市民に襲いかかる。フランス軍の特殊部隊に所属するジャック・ブランは幻魔に立ち向かうが、突如時のねじれが起き、左馬介と入れ代わるように本能寺の変前の日本・比叡山へ飛ばされてしまう。左馬介とジャック、双方共に違う時代に飛ばされ、その原因となった織田信長を討つために立ち向かう。幻魔に改造され復活した蘭丸が未来の左馬介の前に、左馬介に敗れる以前の蘭丸が戦国時代のジャックの前に現れるなど、「時の交錯」を意識したストーリーとなっている。そのお互いに違う時間を、烏天狗の少女・阿児が行き来することによりストーリーが進行していく。一部フランス語の会話シーンがあるが、阿児の能力で言葉の壁が無くなり、日本語が共通言語となっている。シリーズ恒例の交代パートでは、ジャックの婚約者でフランス陸軍所属のミシェルを操作する。また、物語中盤には徳川家康の家臣である本多平八郎忠勝が登場。本編をクリアした後は、「鬼特典」という項目で本多平八郎忠勝を操作するミニゲームをプレイできる。また、必殺技として「戦術殻」の呼び名が再び登場。ジャックの場合は「戦術輪」となっている。呼び名が異なるのは、鬼の篭手に装着する鬼の力を封じ込めたものが、左馬介は「珠」、ジャックでは「輪」とそれぞれ異なることに由来する。『鬼武者』の時代より23年後の時代設定となっており、左馬介は40代後半でありながら1作目の時とほぼ変わらない容貌をしているが、それは鬼の力によって若々しさを保たれているからだとされている。全世界累計販売本数は152万本。2014年現在、シリーズ最後の作品。『3』において信長が左馬介に討たれた後、豊臣秀吉の治世となった慶長3年(1598年)が舞台。主人公は結城秀康。さらに、『2』の主人公である十兵衛の孫の柳生十兵衛 茜が登場するなど、シリーズ全体の繋がりをより意識したものになっている。オープニングテーマは「Startin'」、エンディングテーマは「rainy day」で、いずれも浜崎あゆみが担当。キャッチコピーは「ズババババッサリ感」。今作品は前三作からの多くの点が変更された。その一つがキャラクターが使用する武器である。前三作品のキャラクターが使用する武器は平均して五つほどであり、多くとも隠し武器などを含めて『鬼武者3』の主人公、明智左馬介の10個であった。しかし今作品では一人あたりの取得武器が30個超と大幅に増加された(武器一覧の項も参照のこと)。更に武器レベルも過去最大が3だったのに対し今回は最大レベルが10。防具に至っては最大レベルが100と、やり込み度が上がっている。その他にも「鬼武侠」と呼ばれる本編中随所に挿入されるミニゲームの追加、一閃システムの変更、コマンドの入力によって技を発動する、従者との協力プレイによって攻略する「従者システム」、「戻り移動」によって以前プレイしたステージに戻り、入手できなかったアイテムを入手できるなどやり込み要素も多い。幻魔王・高等幻魔の設定は鬼武者の登場人物#幻魔の勢力を参照のこと。十万分の一の割合しか存在しない幻魔。人の及びもしない知能と戦闘力を有する。主にボス戦で登場する。名前はウィリアム・シェークスピアの戯曲に登場(フォーティンブラス、ギルデンスタン等)する人物から採られており、その繋がりから『鬼武者 解体真書』では「シェークスピアは幻魔と契約していたのではないか」という説が書かれている。下等幻魔に比べ戦闘能力、知性共に大幅に向上した幻魔。言語の概念を持ち、武器による戦闘を好む。知能が低く、昆虫のような習性を持つ幻魔。自分より上の幻魔の言葉に本能的に従う。幻魔以外の生物(主に人間)を素体として造られた幻魔を造魔と呼ぶ。※各種攻略本は除く
出典:wikipedia
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