公益財団法人 全国商業高等学校協会(ぜんこくしょうぎょうこうとうがっこうきょうかい)は、東京都新宿区大京町に本部を置く元文部科学省所管公益法人。全国の商業高等学校が加盟する協会で、「全商(ぜんしょう)」と略されることが多い。各種検定試験の主催も行っている。現在、次の8種類の検定試験が実施されている。文部科学省後援である。珠算・電卓による計算処理能力を判定する検定試験であり、1級〜6級の6段階に階級分けされている。このうち、1級〜3級は、普通計算部門とビジネス計算部門に分かれており、各部門100点満点のうち両方とも70点以上獲得しなければ合格とならず、その階級に認定されない。しかし、部門別合格が設けられている。4回以内に両部門を合格しないと部門別合格は剥奪される。また、4級〜6級は、普通計算部門のみの450点満点の統一問題で実施され、4級は350点以上、5級は300点以上、6級は250点以上の得点を獲得すると、それぞれの級に合格したと認められる。簿記に関する検定試験であり、1級〜3級の3段階に階級分けされている。このうち、1級は、会計と原価計算の2科目に分かれており、それぞれ独立した試験であるが、両科目に合格しなければ1級合格とは認められない。合格点数は、70点以上とし合格者対し、合格証書が発行される。会計部門または原価計算部門どちらかに合格すれば部門合格証書が与えられる。この場合、受験した回より4回以内に合格しなければこの権利は剥奪されてしまう。この検定は、2009(平成21)年度に新設された会計に関する検定であり、2009年10月25日に第1回検定が実施された。コンピュータの基本原理に関する基礎レベルの検定試験であり、1級〜3級の3段階に階級分けされている。このうち、1級・2級は、プログラミング部門とビジネス情報部門に分かれており、それぞれ独立した試験となっている。そのため、両部門の1級に合格すれば、2冠として認められる。また、ビジネス情報部門1級および2級は実技試験が実施される。この検定は、2013(平成25)年度に新設した。ワープロ実務検定を細分化、パソコン入力スピード認定試験を統合し、科目ごとに合格が与えられるようになった。合格時の試験カウントは、ワープロ実務検定のままになる予定。ビジネス・経済等に関する検定試験であり、次の5科目により実施されている。この検定は、ほかの検定と異なり、変則的な級制度を実施しており、ビジネス基礎に合格すると3級、その他の4科目のうち、1科目に合格すると2級、2科目に合格すると1級に、それぞれ合格したものと認められる。なお、上記科目のうち、ビジネス基礎とマーケティングの2科目に合格すれば、販売士検定3級科目:マーケティングが免除される。さらに、その他の1科目を加えた合計3科目に合格すれば、販売士検定3級科目:販売・経営管理も免除される。英語に関する検定試験であり、1級〜4級の4段階に階級分けされている。礼儀作法やマナー、コミュニケーション能力に関する検定試験である。級位認定はない。2010年現在、5つの競技大会を主催している。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。