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ゴトランド (巡洋艦)

ゴトランド (HMS Gotland) は、スウェーデン海軍が1927年計画で建造した軽巡洋艦である。最初は航空母艦として計画されたが水上機を搭載する世界初の航空巡洋艦に変更された。水上機はホーカー オスプレイを6機搭載した。また機雷敷設能力も持つ。船体形状は艦首にクリッパー型艦首から艦尾まで緩やかに傾斜する平甲板型船体である。艦首甲板に15.2cm連装主砲塔が1基、その後ろに下部に司令塔を組み込んだ二層式の箱型艦橋の両脇には片舷1基ずつのケースメイト配置で15.2cm単装砲を配置した。艦橋の後部に簡素な単脚式のマストが立ち、その後方に傾斜した2本煙突の周囲が艦載艇置き場となっており、2番煙突の両脇に53.3cm三連装水上魚雷発射管が片舷1基ずつ計2基配置された。2番煙突の背後に見張り所が配置し、後部甲板上に15.2cm連装主砲塔が後ろ向きに1基が配置した。後部甲板上に水上機格納庫があり、その上に水上機運用甲板が設置され、水上機は格納庫内に3機、運用甲板の上に8機を搭載する設計であった。水上機運用甲板の中心上には旋回型の水上機射出機が配置し、射出した水上機は艦尾側に設けられた揚収用クレーンで運用された。トランサム型の艦尾構造には後述する「ハイン・マット」と呼ばれる水上機収容施設を内蔵していた。本艦の主砲はスウェーデンのお膝元ボフォース社の新設計の「ボフォース Model 1930 15.2cm(55口径)砲」を採用し、艦首から箱型の連装砲塔形式で1基、艦橋の両脇にケースメイト(砲郭)配置で片舷1基ずつ計2基、後部甲板上に後ろ向きの連装砲塔で1基を配置した。その性能は砲塔形式とケースメイト配置で異なり、砲塔形式の最大仰角は対空戦闘を考慮して最大60度から-5度まで砲身を上下できた。旋回角度は艦首方向を零度として左右共に120度に旋回できた。重量46.0kgの徹甲弾を仰角45度で最大射程24,400mまで届かせる事ができた。一方、ケースメイト配置形式の性能は、室内配置のため最大仰角は砲塔形式の2/3の30度程度で35度の範囲で上下できた。そのため、射程も砲塔と異なり、仰角30度で最大射程16,460mで劣っていた。旋回角度は150度であった。他に対空兵装として近代化改装後の装甲巡洋艦「フライヤ」にも採用されている「ボフォース Model 1928 7.5cm(60口径)高角砲」を採用、砲身の仰角90度から俯角5度の広い上下角度を持っており、その性能は6.8kgの砲弾を仰角45度で14,000mの最大射程を、最大仰角90度で最大射高10,000mまで届かせる事ができた。この高角砲を連装砲架で後部見張り所と15.2cm後部主砲塔の間に1基、単装砲架で2本煙突の間に片舷1基ずつの計2基を配置した。他に近接対空兵装として25mm機銃を連装砲架で1基、単装砲架で4基を、8mm単装機銃4基を各所に配置していた。後部甲板の前部には53.3cm三連装魚雷発射管を片舷1基ずつ計2基を配置し、艦尾側には機雷投下軌条が片舷1組ずつ計2基あり、後部甲板上に機雷を80個から100個搭載できた。前述のハイン・マットとは洋上に着水した水上機を航行しながら収容するための仕組みで、その名の通り対水性の生地で出来た帯状のマットレスを艦尾から流し、水上を滑走する水上機がそのマットの上に乗った所でマットを巻き取りながら艦尾のクレーンで水上機を甲板に持ち上げる仕組のものである。この利点は多少荒れた水面であっても一旦、マットの上に乗れば機体は安定するので安全に揚収できる。なお、同様の施設を持つ軍艦には日本海軍の水上機母艦「神威」や「瑞穂」で試験された他、同海軍の戦艦「大和」にも初期設計段階で搭載が検討された。第二次世界大戦ではスウェーデンは中立国であったためゴトランドも戦闘には参加していないが、1941年にドイツの戦艦ビスマルクがライン演習作戦で出撃した際にはカテガット海峡でこれを視認している。また、1944年に防空巡洋艦に改装された。第二次世界大戦後は練習艦として使用され、1956年に退役した。1960年に除籍。1962年に売却され、1963年にスクラップにされた。

出典:wikipedia

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