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荒川岳

荒川岳(あらかわだけ)は南アルプス国立公園内の赤石山脈(南アルプス)中央部にある前岳、中岳、悪沢岳(東岳)の3つの山の総称である。荒川岳は別名荒川三山とも呼ばれる、いくつかのピークの集合体である。「三山」と呼ぶ場合は以下の3つを指す(以下、西から東への位置順に記す)。さらに、その東側に位置する以下の2つの小ピークも荒川岳の一部分である。中岳と千枚岳には三角点があり、その最高峰は悪沢岳である。三山のうち中岳と前岳は距離が300 mと近接し、最低鞍部との標高差も20から30 mほどしかない。この二山と悪沢岳は距離も1 kmほど離れ、最低鞍部との標高差も180から240 mほどあるが、三山全体と、南北に連なる赤石岳・小河内岳との間の標高差が小河内岳側で約700 m・赤石岳側で約380 mと大きいため、三山全体で一つのまとまりをなした山と見ることができる。荒川岳一帯には氷河によって削られた地形であるカール(圏谷)が数多く見られる。上部は森林限界のハイマツ帯で、非常に多くの高山植物が自生しライチョウの生息地となっている。カールの中腹や底は、いずれも大規模な高山植物のお花畑となっており、特に中岳、前岳から荒川小屋に下る斜面では、規模の大きなお花畑の真ん中を登山道が通っているため、盛夏には花のじゅうたんに囲まれながらの登山を楽しむことができる。山全体として「荒川岳」ないし「荒川三山」と呼ばれることについては色々な議論がある。まず、荒川三山という名称については、中岳と前岳を別の山とするのは無理で、三山と呼ぶのは妥当性を欠くという見解がある。深田久弥の『日本百名山』によれば、古い記録には「赤石山ハ絶頂三岐シ、荒川・鍋伏・赤石岳ノ三連峰ヨリ成レル」とあるという。深田の推測では、このうち「鍋伏」が悪沢岳に、「赤石岳」が赤石岳に、「荒川」が前岳・中岳に該当すると考えられる。これに従えば、現在の荒川三山は二つの山として数えられていることになる。また、この山全体を「荒川岳」と呼ぶことについては、最高峰の「悪沢岳」を重視すべきだ、という議論もある。例えば、深田が日本百名山に数えているのは、「荒川岳」ではなく「悪沢岳」である。悪沢岳の頂上には、静岡県により「荒川東岳」の標識が立てられているが、深田はあえてこれを「悪沢岳」と呼ぶことを推奨している。そもそも「荒川岳」という名前は、荒川前岳が小渋川の支流の荒川の源頭にあたることからつけられた名称であり、荒川流域になく完全に静岡県内に入る悪沢岳を含めた全体の名称としては、長野県側からの視点に偏っている。上述の古記録でも、「荒川」という名称は今日の前岳・中岳にのみ当てはめられており、悪沢岳には「鍋伏」という別の名前が与えられている。こうしたことから考えると、本来、前岳・中岳のみに与えられた名称を、より高く立派な悪沢岳に当てはめるのは本末転倒であり、主峰の悪沢岳は独自の名前によって呼ばれるべきだ、というのがその根拠である。なお、本項に説明した荒川岳の他、塩見岳の北方に延びる仙塩尾根の稜線上に北荒川岳(標高2,698 m)がある。ただし、この北荒川岳は、本項の荒川岳と対にしてつけられた「北『荒川岳』」ではなく、三峰川の支流、北荒川の源頭に位置することからつけられた「『北荒川』岳」であり、本項の荒川岳と山名上の関連はない。この山域は特種東海製紙の所有地が多く、以前は樹林帯で大規模な伐採が行われていたため、かなり標高の高い地域まで林道が延びている。山小屋は、登山口の椹島に椹島ロッジ、二軒小屋に二軒小屋ロッジ、千枚岳直下に千枚小屋、荒川岳と赤石岳の鞍部に荒川小屋があるほか、中岳山頂付近に中岳避難小屋があり、夏期には管理人が常駐し簡単な食品と寝具の提供を行っている。前述のとおり、特種東海製紙の社有地が多いため、その子会社である特種東海フォレストの経営する山小屋が多い。また、登山口までのリムジンバスも特種東海フォレストの運行で、名目上は特種東海フォレスト経営の各宿泊施設の「送迎バス」という扱いになっている。大部分の山小屋で、営業期間外は緊急避難用として一部が開放されている。荒川前岳は赤石山脈の主稜線上にあり、そこから西に延びる尾根に荒川中岳、悪沢岳(東岳)、丸山、千枚岳がある。千枚岳からは東にマンノー沢頭を経由して大井川の河畔にある二軒小屋ロッジ方面へと尾根が延び、南に千枚小屋、駒鳥池、蕨段、清水平を経て椹島ロッジ方面へ延びる尾根がある。源流となる以下の河川は、太平洋へ流れる。長野県側(小渋川)静岡県側(畑薙第一ダム)

出典:wikipedia

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