函館市交通局8100形電車(はこだてしこうつうきょく8100がたでんしゃ)とは、2002年に登場した函館市企業局交通部(導入当時は函館市交通局。函館市電)の路面電車車両である。1990年から1997年にかけて800形を車体更新した8000形の設計を基本とし、2002年に部分低床電車として車体更新を行い誕生した車両である。8000形とは異なり、8100形はバリアフリー化のため台車間の入口扉、車椅子スペース付近がノンステップ化(軌道上高さ350mm)され、中扉には電動スロープが取付けられている。また、主抵抗機及び補助電源ははノンステップ化により機器搭載場所が限られるため屋根上に新製の上で設置された。部分低床でありながらホームとの段差をなくすほど低床化がなされたが、台車に関しては名鉄モ800形電車のような特殊な台車ではなく種車である800形から流用したものをそのまま使用しており、車内をスロープでつなぐ手法がとれなかった。そのため台車部分と低床部に大きな段差(俗に「ひな壇」とまで言われる)が生まれ、一般の乗客の移動に支障をきたし、段差部分からの転落事故が多発するなどの問題点がクローズアップされ、定員もベースとなった8000形よりも少なくなっている。8101が2002年3月にアルナ車両で800形807の車体更新により製造され、2002年4月22日に営業運転を開始した。当初は合計9両が製造される予定であったが、2両目以降の製造は行われていない。一時は増備計画が取りざたされていたが、8100形への車体更新は8101の1両のみの製作で終わっている。その後函館市交通局は2006年度からアルナ車両のリトルダンサーC2型による新造超低床車9600形の導入を開始した他、以後の800形の車体更新は再び8000形によって行われることとなり、2012年から製造が再開されている。低床電車で運行される列車の時刻は決まっており、9600形との共通運行である。
出典:wikipedia
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