タボ・ムヴイェルワ・ムベキ(、1942年6月18日 - )は、南アフリカ共和国の政治家。大統領(第9代)、副大統領、アフリカ民族会議議長(第12代)、アフリカ連合初代総会議長を歴任。南アフリカのトランスカイ地域に生まれたムベキは、アフリカ民族会議(ANC)および南アフリカ共産党の中心的人物として活動したゴヴァン・ムベキの息子であり、ムベキも南アフリカ共産党に入党していた。ムベキはサセックス大学を卒業し、経済学の学位を持つ。アパルトヘイト時代に逮捕、監禁されるが、国外追放となりイギリスで長年を過ごす。ネルソン・マンデラ釈放後に帰国する。彼は海外で教育を受け、国外追放期も反アパルトヘイト活動を継続した若いANC闘士のうちの一人であった。1999年、総選挙でANCが再び勝利し、マンデラの後継として大統領に就任した。マンデラの経済成長路線を堅持、またアフリカ統一機構からアフリカ連合への改組を主導し、アフリカの盟主として積極的にアフリカ地域の紛争解決に乗り出して経済界や主要国から評価されている。2004年の総選挙でも勝利し、大統領に再任した。BRICSの一員として中華人民共和国やインド、ブラジル、ロシアとの関係も強化した。所得格差や犯罪率の抑制、エイズ問題に関して有効な政策を打ち出せない状況に対し、副大統領のジェイコブ・ズマを中心に党内から非難が起きた。これに対して2005年、汚職疑惑を理由にズマを罷免し、党内の主導権を確立しようとした。ズマはレイプ疑惑で被告人として起訴されるも無罪を勝ち取り、反ムベキの活動を展開し、2007年のANC議長選挙でムベキはズマに敗れた。2008年、ズマ率いるANC全国執行委員会から辞職勧告を受けたことから辞職表明した。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。