神路信号場(かみじしんごうじょう)は、北海道中川郡中川町神路にあった日本国有鉄道宗谷本線の信号場である。開業当初は一般駅であったが、1985年(昭和60年)3月14日に廃止された。駅があった地区の地名「神路」は、アイヌ語の「カムイ・イル・サム(神(熊)の道/神が・そこから川に出る道)」を意訳したもの。この神路地区は1965年までは住民が住んでいたが、全戸撤退した。この地区へは鉄道以外の交通機関がなく、1963年3月に国道40号線と同地区を結ぶ吊り橋、神路大橋が完成したが、わずか9ヶ月後の同年12月18日に神路地区周辺の山から発生する冬独特の気象(地方風)が原因で落橋した。現在も橋はなく、急流である天塩川を船などで渡ることも危険であり、事実上到達は不可能である。このため「幻の秘境駅」として取り上げられ、佐久方から宗谷本線の線路を歩いて訪れる人が後を絶たない(道内では函館本線の旧張碓駅でも同様の行為が見られる)。駅舎も老朽化で倒壊の危険があり、JR北海道は対策として、駅舎本屋を2005年5月頃に撤去した。当地には、駅舎の基礎・1番線ホーム基礎・引込線土場の基礎が残骸のみ残っている。一般の線路の歩行や構内立入は法令で禁止されており、当駅跡を線路を歩いて訪れることは、危険かつ違法な行為である。
出典:wikipedia
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