千里浜なぎさドライブウェイ(ちりはまなぎさドライブウェイ)は、石川県羽咋郡宝達志水町今浜から同県羽咋市千里浜町に至る延長約8kmの観光道路であり、千里浜と今浜の一部と出浜の各海水浴場も兼ねている。日本で唯一、一般の自動車やバスでも海岸線の砂浜の波打ち際を走ることができる道路である。このような道路は世界的にも珍しく、アメリカのデイトナビーチ、ニュージーランドのワイタレレビーチを含めて3ヶ所だけと言われている。千里浜は一般の自動車やバスでも砂浜の波打ち際を走ることができるように整備されていて、悪天候ではない限りは年中走行可能であるが、安全確保のためにレジャーシーズンとなる夏季の1か月間は公道として道路標識を設置している。一般の自動車や大型車が走行できる理由は、この海岸の砂粒が特別きめ細かく締まっていて、海水を吸って舗装道路のように固くなるため、普通の砂浜のように沈まないからである。ただし、路肩に相当する道路の端部などは砂が締まっておらず、まれにスタックしてしまうことがあるので、できるだけ車のわだちに沿って走るのが安全である。2輪での走行も可能ではあるが、車重量が200kg以上の場合は特に駐車時に注意が必要である。駐車を予定している場合は車重に関係無くスタンドの下に敷く板切れの準備が必須と考えた方が良い。砂浜が締まっている理由は、千里浜より約40km南西に位置する手取川、千里浜周辺の大海川や宝達川が運搬した土砂が沿岸流(対馬海流)や北西の季節風によって運ばれ、なおかつ羽咋市の北にある滝崎が土砂をUターンさせ千里浜に堆積させたためである。道路の管理は、石川県中能登土木総合事務所と羽咋土木総合事務所の所管に属し、天候が悪く海がしけたり強風時は閉鎖されることがある。千里浜なぎさドライブウェイに乗り入れするには、ほぼ並行するのと里山海道の千里浜ICや、今浜ICからアクセスが出来、金沢市内から約40分程の距離にある。千里浜海岸(ちりはま かいがん)は、能登半島国定公園に属し、日本海に面する石川県羽咋市南部から宝達志水町今浜にかけてのおよそ8キロメートルの砂浜海岸である。一般的な他の海岸の砂の粒径は1ミリメートルから0.5ミリメートルほどだが、千里浜の砂は細粒で4分の1ミリメートルほどしかなく一様であるという特徴をもつ。夏場はマリンスポーツや海水浴客などでにぎわい、渚(なぎさ)から日本海に沈む夕日を見る絶景ポイントとして知られる。砂浜には、ハマナスやハマヒルガオなどの海浜植物も見られ、砂丘のクロマツ林は、飛砂防止のために江戸時代に植林されたものである。遠浅の砂浜海岸は、アサリやハマグリなどの潮干狩りでも知られ、かつてハマグリの産地だったが、近年は他の砂浜と同様に周辺の河川の護岸などにより堆積する土砂の量が減少し、砂浜の侵食が深刻な問題となっている。2010年6月17日には侵食対策として、宝達志水町の今浜沖で人工リーフの設置工事が開始されている。2016年にトリップアドバイザーが発表した「トラベラーズチョイス世界のベストビーチ2016」の日本国内のランキングで1位となった。映像作品では、イギリスのBBCで放映された自動車情報番組『Top Gear』の番組企画で、千里浜がレース「GT-R VS 新幹線」のスタート地点となった。文学作品では、松本清張の推理小説『疑惑』のなかで、富山新港で自動車事故を起こす前に、千里浜をドライブする設定になっている。
出典:wikipedia
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