80ちゃん号(はちまるちゃんごう)は、日本放送協会 (NHK) のミニステージ付き移動中継車(ラジオカー)。NHKのラジオ放送開始80周年を記念して、2005年から運用を開始、同年3月に放送された開局80年記念特番「もっと身近に もっと世界へ NHK80」で初めてお披露目された。日産・シビリアンベースの特装車で、2008年・2012年にモデルチェンジしており、現在は3代目の「80ちゃん3号」が稼働している。一般的な中継車と異なり、単に番組やニュース速報などの中継音声・映像を放送局に送出する機能だけでなく、番組の公開放送を行うための簡易的なオープンスタジオの機能も装備されている。車体後方の左側がウィングボディとなっており、これがそのままステージになることで公開放送を実施することが出来る(このため、NHKでは本車両を「ラジオイベントカー」と称している)。副調整室機材は運転席直後と車体後方右側に集約されている。通常は2005年4月より日曜日と高校野球期間、年末年始を除く毎日ランチタイムにラジオ第1とNHKワールド・ラジオ日本(国際放送)で放送されている「ここはふるさと 旅するラジオ」→「旅ラジ!」で、全国各地を巡回してそこから公開生放送を実施している。中継には電波ではなく電話回線を使用する。事前に中継会場まで回線を引き、音声を東京のNHK放送センターへ伝送する。バックアップ用に携帯電話を用いることもある。ナンバープレートは初代から希望番号「80」を使用している。車体にはNHKのマスコットキャラクターどーもくんの80周年記念モデルとラジオ番組のタイトルロゴがデコレーションされている。また後方には日本地図をあしらったデザインも。ステージの大きさが最小限だったため、ステージを閉じて別の場所にステージを設けて放送する機会も多かった日本を3周半、通算約10万キロ走行し、2008年8月1日の「旅するラジオ」北海道の中継を最後に引退した。高校野球と北京オリンピック中継による休止をはさみ、2008年8月25日の「旅するラジオ」静岡県の中継から登場した。初代に比べて車体がやや大きくなり、簡易照明が設置されるようになった。基本的に1号のデザインを踏襲しているが、どーもくんに加えてBSキャラクターのななみちゃんが描かれている。2012年3月20日の「旅するラジオ」大阪府岸和田市からの中継を最後に引退した。2012年4月2日の「旅するラジオ」愛媛県宇和島市の中継から登場した。初代に比べて車体がさらに一回り大きくなった。2代目までの青ベースの車体から「白地にブロックパターン」にイメージチェンジ。どーもくん、ななみちゃんに加え、NHKネットラジオ らじる★らじるのキャラクター「らじる」が描かれている。2013年10月28~30日はNHK名古屋放送局の「夕刊 ゴジらじ」(NHKラジオ第1放送・月~金 17:00~17:55)が、この週の「旅するラジオ」が愛知県内からの放送であることと、当時、同番組パーソナリティだった神門光太朗が、この週の80アナウンサーを2日間務めていたことから車両を借りて公開生放送を行った。翌年(2014年)も同様に、6月23~25日(愛知県)・30日(三重県)・7月3日(岐阜県)に公開生放送を行っている。2015年の放送90年に合わせて「90(きゅうまる)ちゃん号」と改名し、塗装をリニューアルした。2016年3月で引退。2016年4月に登場。ボディサイズは3代目とほぼ同じながら軽量化が図られた。今回初めて、車体に描かれるイラストを一般から公募(募集期間は2015年8月17日から10月12日まで。テーマは「あなたの好きなふるさとの風景」)、33組のイラストが採用された。
出典:wikipedia
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