香川県道173号 高松停車場栗林公園線(かがわけんどう173ごう たかまつていしゃじょうりつりんこうえんせん)は、香川県高松市を通る県道である。香川県庁の前を通っているため、大部分は県庁前通りの愛称がついている。当線は高松城城下町時代からの道を拡張した部分と、戦後の区画整理で新たに作られた部分が存在し、その成立過程は4区間に分けられる。また、成立過程の異なる道路を一本の県道として指定したため、その継ぎ目は全てクランク状の変則的な交差点となって成立過程を後世に残している。瀬戸大橋通り以北は一旦瀬戸大橋通りと重複して東進した後、すぐ西の丸町で北進する変則的なルートを取っているが、これはサンポート高松整備に伴う「高松港頭地区土地区画整理事業」によってルートが変わったものである。もともとは瀬戸大橋通りとは重複せずにそのまま北進し、高松駅地下道入口(旧高松駅仮駅舎前)付近で北東へ斜めに折れ、現在の高松駅バスターミナル前で現在のルートと合流していた。その名残で現在でもバスターミナル前のみが北東から南西に向けて斜めになっている。その後区画整理によって廃道となった旧県道跡地はことでん高松築港駅の高架駅予定地と高松駅駅舎の一部分になっている。ルート変更前のこの区間は路面電車「高松琴平電気鉄道市内線」の軌道跡であった。この区間は戦前には全く存在しなかった道路で、法泉寺や宅地などが存在していた。戦後になると戦災復興土地区画整理事業で新たにこの道路が作られ、これに伴い西側と東側(市立四番丁小学校の以南は市道四番町3号線として残存)の平行する2本の道路が廃道となった他、敷地の一部に法泉寺がかかっていたことからシンボルである釈迦像が数十メートル移動された。現在県道となっている部分は戦前は小道であった。かつてこの付近の南北の通りは県道の1本東側に現存する市道天神前五番町線がメインであり、その市道に路面電車「市内線」が走っていた。通称「八本松」と呼ばれる天神前交差点以南は戦前から存在した通りで、路面電車「市内線」の軌道もこの部分に存在した。2010年、この部分に栗林公園きたもん通りの愛称がついた。当県道は全線が都市計画道路に指定されており、指定名は高松駅前線、高松海岸線及び浜ノ町栗林公園線。高松駅前線は当県道のうち高松駅前交差点(起点)-西の丸町交差点からなる。1992年12月11日、戦災復興院告示第39号により指定。最終告示は2004年5月17日の香川県告示第354号。高松海岸線は市道屋島西町17号線、市道高松海岸2号線及び県道16号高松王越坂出線別線の各全線並びに県道157号高松東港線のうち下水処理場北交差点-福岡町2丁目交差点及び当県道のうち西の丸町交差点-錦町交差点(市道高松海岸線重複)からなる。1946年6月5日、戦災復興院告示第39号により指定。車線数・名称の変更などを除く最終決定日は1991年12月13日。最終告示は、2004年5月17日の香川県告示第354号。浜ノ町栗林公園線は当県道のうち錦町交差点-栗林公園前(終点)からなる。1946年6月5日、戦災復興院告示第39号により指定。車線数・名称の変更などを除く最終決定日は1992年12月11日。最終告示は、2004年5月17日の香川県告示第354号。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。