キャリー・ザット・ウェイト(Carry That Weight)はビートルズのアルバム『アビイ・ロード』の最後を飾るメドレーの一部として発表された曲である。サビはビートルズの全員がユニゾンでコーラスをつけている。前曲の「ゴールデン・スランバーズ」と連続して演奏され、アルバムのフィナーレである「ジ・エンド」に続く。このメドレーについてリンゴ・スターは「僕らの最高傑作のひとつ」と語っている。ミドルブリッジにおいて、ブラスセクション、エレキギター、ボーカルをフィーチャーして「ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー」の出だしのメロディ、曲の最後の部分でアルペジオのギター・フレーズがそれぞれ繰り返される。タイトル(と主な歌詞)についての解釈は2通りあると言われている。ジョン・レノンとポール・マッカートニーそれぞれへの言及である。1つは、ジョンがビートルズの解散を許可するなら、生涯そのことに対する「荷を背負う」事になるだろうということである。ポールはジョンとオノ・ヨーコがバンドの結束力を弱めたことを公然と非難していた。もう1つは、ブライアン・エプスタイン亡き後、マネージャーとしてもバンドを纏め上げなければならない「荷を背負う」ことがポールに重く圧し掛かっていたということである。マネージャーの仕事を引き受けるまで、ブライアンが自分たちのためにどれだけ尽くしてくれたのか、そして財政面の管理がどれだけ難しいものなのか実感できなかったというのがポールの本音であろう。その想いに近い感情を表現した曲がアビイ・ロードに収録されている「ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー」及び「オー!ダーリン」の中の1行に表されている。映画『イマジン』の中でジョンはこの曲について、ポールが僕ら全員について歌っていると述べている。ポールの1989年のワールド・ツアーで、初めてライブ演奏された。1976年、ビージーズがドキュメンタリーの用にこの曲をカバーした。2年後、映画『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』においても同じ曲が使われた。
出典:wikipedia
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