モアエニイ(MoreAny)はMore Anyにより2002年8月1日から日本国内向けにサービスが開始されたネットゲームである。プラットフォームを問わず、Internet ExplorerなどのWebブラウザが搭載されている端末で動作する。2003年11月30日サービスが終了した。モアエニイにおいて培われた財産は、何らかのかたちで後続サービス(プレイアルク)に引き継がれるとされたが、2009年現在後続サービスの開始時期は未定である。公式ウェブサイトであるモアエニイはパラレルワールドの位置づけにあり、プレイヤーは地球からモアエニイに移住し、そこで生活を送るという設定である。クリア条件はなく、自立生活のやりこみや他の利用者との交流を主としている。副名を「総合ゲームコミュニケーションサイト」と銘打ち、ゲーム理念は「ゲームを通じた交流」に重きを置いている。そのためコミュニケーション機能はたびたび追加された。当初、利用者の多くは10代から20代前半とみられていたが、前記のコミュニケーション機能や、利用者の攻略サイトとブログを通じ、中年層や主婦が生活の合間にプレイしていたことも判明した。これにより多年齢層間の交流が生まれ、上述の理念は達成したといえる。プレイヤーはわずかな資金(通貨をAny-Gまたはエニジーという)をもとに生産活動を行う。モアエニイはウルズプレイス、アンサズプレイス、ウィンプレイス、イェーラプレイス、ラドプレイス、ブランクプレイス5つの惑星で構成されており、それぞれに特色をもっている。生産活動の主体となるのがイェーラプレイスにある未開拓地での活動あり、本ゲームにおけるやりこみの醍醐味である。未開拓地には書斎、農園、厨家のいずれかが建設でき、これらは常時改築が可能である(詳細は後述する)。主要な資金調達手段は以下のとおり。主要な交流ツールは以下のとおり。主要な登場キャラクターは以下のとおり。本を執筆し出版、販売し資金が得られる。購入者のレビューがつき、売上ランキングが発表されることで農園、厨家にはない達成感が得られる為、書斎を利用する人口は他の2設備をしのぎダントツの人気がある。その一方で、費やした時間に対しての収入は微々たるもので、売上ランキングの上位にランクインしない限り、安定した収入が得られないとうジレンマもある。執筆者の多くが採算のとれない実情から、印税が2002年12月7日より「売上の1/10」から「売上の4/11」に引き上げられたが、やはり元のとれない執筆者は多い。オリジナル小説の出版が多い。売上が多い傾向にあるジャンルは、執筆者を対象としたHTML技術関連の実用書と、モアエニイでのノウハウを記述した攻略本など。複数の執筆者から作品の提供を受け、エッセイや小説を集めた週刊誌や月刊誌を出版するプレイヤーもおり、これも人気を博した。農地の開拓、畑作業をし、1週間に1度野菜を収穫する。先人の書(農園のマニュアル)には最低限の世話の仕方しか記載されておらず、最良とされる明確な育て方は土地の状態を見ながら試行錯誤してみつけるしかなく、そんななか価値の高い野菜や新種を生み出す者は他のプレイヤーから「カリスマ農家」と呼ばれ、尊敬の念を置かれた。貴重な野菜はオークションで高値で取り引きされ、購入者はコレクションにしたり厨家での料理に使用するなどした。書斎の人気には勝らずとも、達成感という意味では書斎に引けを取っておらず、1週間かけてゆっくり世話ができる利点から、プレイにあまり時間の取れない成人した社会人のプレイヤーが多く好む傾向にある。食材を使い料理をする。特有のパラメータ「集中」「器用」「センス」「あえる力」「炒める力」「煮る力」があり、料理の経験を積んで能力を上げていく。高価な野菜を使い、かつ各パラメータ値が高いほど価値の高い料理が完成する。ブランクプレイスの住宅街では、「家」と称した電子掲示板付きのウェブサイトスペースが得られる。スペースは「電子掲示板」と「自由に書き換えのできる1ページ」と少なめである為、「たとえば名刺代わりに使ってほしい」との案内が掲示されている。なお、キーワード検索により嗜好の近いプレイヤーの家を訪問するサービスも提供されていた。フリースペースの編集方法次の理由から2003年8月22日より書店の運営が運営元からプレイヤーに受け渡された。書店の運営希望者は多かったが、運営開始には莫大な資金(10,000Any-G)が必要であり、ある程度やりこんだプレイヤーしか書店がもてず、少なからず疑問の声があがった。これに運営元は「書店主が店を放置し、本の流通そのものが停止することを懸念しての決定(安易な書籍流通への参画を防止する為に設けたハードル)」と説明している。収入は「本の仕入れ値(執筆者の設定した価格の2/5) - 割引分(任意設定)」。2003年2月10日より「エニイスタイル」が使用できるようになった。モアエニイ内の各所はHTMLタグの使用が制限されており、「エニイスタイル」はそれを補うモアエニイ内専用のマークアップ言語である。使用方法"#"から始まる半角英数文字で記述する(ただし任意部分は全角文字が使用できる)。の記述は必須だが内容は任意。
2003年4月1日公式ウェブサイト上で、2003年4月7日でモアエニイの全サービスを終了する旨と、開発中のMMORPGが株式会社プレイアルクに委託される旨が発表された。突然のサービス終了にプレイヤーは動揺したが、掲載箇所をスクロールすると意味深に「にやり」と表示されたことや、PDFファイルのみの告知であったことから、プレイヤーの中からはエイプリルフールのジョークではないかという推測もあがった。その通り同日の午後には「本日12:00まで、義賊のドーニーのイタズラにより文書が一部書き換えられていました。現在は、正確なものを掲載しております。」との文が追記され、PDFファイルは何のことはないサーバメンテナンスの終了を伝える内容に書き換えられた。大方の予想通り運営元のジョークであると判明したが、同年11月には本当のサービス終了を知らせる告知文が掲載されるに至る。なお、株式会社プレイアルクは架空の企業であるが、後継ゲーム「アルクアティーク」の制作チーム名がプレイアルクであり、同公式ウェブサイトのドメインはplayalk.comである。2003年11月8日公式ウェブサイト上で、2003年11月30日でモアエニイの全サービスを終了する旨と、開発中のMMORPGがプレイアルクに委託される旨が発表された。モアエニイにおいて培われた財産は、何らかのかたちでアルクアティークに引き継がれるとしている。後継ゲームのタイトルはアルクアティーク(ARK Atieck)(詳細は「アルクアティーク」を参照)。2009年7月29日に新サービスarkを開始すると、モアエニイ参加者に向けてメールが届いた。出展した野菜の価値で順位が決められ、上位者には賞金が授与される。サービスの終了により一回しか開催されなかった。ルール第一回結果正式なタイトルは料理は天まで届くか -The reindeer may soar over the moon.-。2002年12月に「あるくんです」(次項を参照)と同時開催されたクリスマス企画。それまで用途のなかった料理が活用ができるイベントであり、料理をため込んだプレイヤーが多く参加した。ルール(掲載文のまま)協力の結果正式なタイトルはクリスマス企画 【あるくんです】。個人ウェブサイト所持者は「サイト参加者」としてエントリーし、ラリー参加者はそれら「サイト参加者」のウェブサイトを回り、各所に設置されたバナーをクリック(スタンプ)する。2002年12月24日から2002年12月29日までの期間開催され、サイト参加者とラリーの達成上位者には賞品が授与された。
出典:wikipedia
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