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柔道讃歌

『柔道讃歌』(じゅうどうさんか)は、梶原一騎原作、貝塚ひろし画の漫画作品。週刊少年サンデー1972年21号〜1975年14号まで連載された。またそれを原作としたテレビアニメ。名前の通り、柔道を主題にしたスポーツ漫画である。「柔道賛歌」と誤記されることが多々ある。梶原一騎の作品としては、『柔道一直線』と並ぶ柔道もので、1961年選手権大会と1964年東京オリンピックでアントン・ヘーシンクに敗れた「屈辱」からの「日本柔道の復興」というテーマを『〜一直線』から引き継いでいる。また登場する超人的な柔道の技も『〜一直線』の「地獄車」「二段投げ」「大噴火投げ」などと原理的に共通するものが多い。本作ではそれをさらにエスカレートさせており、「ジャイアントスイングをかけながらブリッジする」「必殺技同士がぶつかりあって相殺し、その衝撃で双方の柔道着が消し飛ぶ」「投げ技を同時にかけ合って2人とも投げ飛ばされる」といった破天荒な描写が続出した。作風としては、前半の喧嘩少年の設定は『夕やけ番長』に近い。突進太の柔道部入部以降は梶原が描いた過去のスポーツ漫画の要素が集約されている。他の梶原作品では主人公に対する「片親である父親(師匠代わり)または母親」あるいは「肉親以外(親代わり)の師匠」のいずれかが関わるが、この作品では片親である「母」と肉親以外の男の「師匠」を両方、設定し、重要な役割を与えている。特に「師匠が主人公を鍛えるため、敢えて敵にまわる」という梶原ならではの展開は、この作品で初期から基本設定となっている。また、海辺を舞台にした話、母子家庭で母親が漁師である設定、鯨と鯱の比喩、人間が空中で回る超人的な技など、同時期の『侍ジャイアンツ』と共通点が見られる。母親は一旦、息子が家を出て闘いに入ったら、自分の仕事に徹し、一切、干渉しない方針である点は似ているが、『侍〜』で番場蛮の亡父も母親も野球と(おそらくは)無関係だったのに対し、『柔道讃歌』で母親が柔道(主人公のやる競技)の達人だった点が異なる。作者はこれまで少年サンデーに「ケンカの聖書」「おとこ道」を発表するが共にヒットせず、本作品がサンデーにおける初ヒットとなった。主人公・巴突進太(ともえ・とっしんた)は背が低いが喧嘩好きの暴れん坊。千葉県立紅洋高校に入学して、そこで新任の教師・利鎌竜平(とがま・りゅうへい)に出会う。彼にはどこか言い知れぬ凄みがあり、何か秘密を抱えているらしい。突進太は高校の番長になるべく全スポーツ部に喧嘩を挑んで勝つが、唯一、柔道部の主将大東坊には大いに痛めつけられる。しかし最後に巴投げで勝利、彼に認められて柔道部に入部。実は突進太の母・輝子は昔講道館で女三四郎と呼ばれた天才柔道家で、そのころ利鎌の兄を投げたことがあり、兄はそれが原因で人生を誤り、孤独な死を迎えていた。利鎌はその復讐のため柔道に打ち込み、必殺技「天地返し」を修得していた。そして兄の仇である女の息子もまた許せないと、柔道部のコーチに就任して突進太らを徹底的にしごく。突進太の前には様々なライバル達が現れる。突進太は彼らとの戦いの中で必殺技を編み出し、柔道家としても人間としても大きく成長していく。打倒・帯刀を誓った突進太が利鎌に「天地がえし」の伝授を請うた時、輝子はこれを押しとどめ、「天地がえし」の原理を見抜いた上で「天地がえしでは帯刀に勝てても本家・利鎌には永久に勝てない」と言い放った。「男なら必殺技は自分で作れ」と暗にとけしかけられた突進太は「巴二段投げ」を開発、それに触発されたライバルたちも続々と新必殺技を開発し、物語を盛り上げた。ただし現実の柔道では、どれも反則である。本作を印象づけるものに必殺技と並んで特訓がある。本作はスポ根物としては末期の作品であり、過激な描写のインフレ化が進んでいたため、同時期の「侍ジャイアンツ」「紅の挑戦者」「アストロ球団」などと共に「決してマネをしてはいけない」タイプの危険な特訓が続出した。当時、同じ「サンデー」誌上で連載されていた永井豪の「おいら女蛮」には、本作のパロディキャラが登場する。女尊(あまぞん)学園柔道部主将・巴追珍太(ともえ・おっちんた)は主人公・女蛮子(すけ・ばんじ)を入部させるべく対決する。蛮子の偽りの色気に翻弄されて苦戦し、掛けた方が必ず死ぬ必殺技「巴竜巻返し」を放って勝利と引き替えに即死した。母子シャチならぬ「母子シャケ」として追珍太の母も登場、「負けたら母さんお前をタタキにして食っちまうよ!」と叫んでいる。また畳に鋲をバラまき、その上に相手を投げる「ビョウの殺し屋」というキャラも登場した。その他サンケイ出版から梶原一騎傑作全集の一環で全13巻で刊行される予定だったが、同全集刊行中に梶原一騎に不祥事があったため(詳しくは梶原一騎の項参照)、全集の刊行自体が中断され、結果、刊行は見送られた。1974年4月1日から9月30日まで日本テレビ系で放送された。全27話。上記2曲を収録したEPレコードは、ポリドール(ポリドール・レコード)から発売された。後に2曲とも、CDとして復刻されている。

出典:wikipedia

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