カンポフォルミド(; )は、イタリア共和国フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州ウーディネ県にある、人口約7800人の基礎自治体(コムーネ)。ウーディネの南西約8kmに所在するこの町は、古くはカンポ・フォルミオ()の名で呼ばれ、1797年にフランス革命政府とオーストリアとの間で「カンポ・フォルミオ条約」が締結された場所として知られる。ウーディネ県南部のコムーネで、ウーディネ市の南西に隣接する。カンポフォルミドの集落は、県都ウーディネの南西約8km、ポルデノーネの東約40km、州都トリエステの北西約63km、ヴェネツィアの北東約92kmに位置する。河川としては、川があるほか、運河網がある。隣接するコムーネは以下の通り。市域東部に位置する分離集落 と Villa Primavera は、ウーディネから市街地が連続している。市域北部には分離集落 がある。12世紀以降、フリウーリの議会は、しばしばこの地でも開かれた。フリウーリ総大司教領の軍隊の閲兵の場でもあった。1797年10月18日、「カンポ・フォルミオ」の名で呼ばれていた当地において、フランス革命戦争におけるフランス革命政府とオーストリアとの講和条約(カンポ・フォルミオ条約)の調印が行われた。この地が選ばれたのは、フランスのイタリア派遣軍司令官ナポレオン・ボナパルトが滞在していたパッシリアーノ(コドローイポ郊外)と、オーストリア軍の本営のあったウーディネの中間であったことによる。カンポ・フォルミオ条約により、ヴェネツィア共和国の歴史は終焉を迎え、ヴェネト地方をはじめとする北イタリアの領土はオーストリアに割譲された。1914年に軍用飛行場(現在のウーディネ=カンポフォルミド空港)が建設される。1930年にイタリア空軍で最初の曲技飛行隊が発足した。曲技飛行隊はのちの「フレッチェ・トリコローリ」の源流である(第二次世界大戦後に設立されたフレッチェ・トリコローリは、コドローイポ郊外のリヴォルト空軍基地を本拠とする)。2008年まではイタリア陸軍第5航空師団「リゲル」()が駐屯していた。A23が市域東部を通過する。ウーディネ=カンポフォルミド空港は、観光用に用いられている民間空港である。もともとは1914年に軍用飛行場として建設されたもので、その大部分が民間空港に転用された後も、2008年までは軍用飛行場としての機能があった。
出典:wikipedia
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