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9K330

9K330 トール( ヂェーヴャチ・カー・トリースタ・トリーッツァチ・トール)は、ソビエト連邦が開発した短距離防空ミサイル・システム。派生型には、9К331、9К332などがある。愛称はロシア語で「トーラス」のこと。NATOコードネームでは、派生型によりSA-15またはSA-N-9 ゴーントレト/ガントレット(Gauntlet:籠手)と呼ばれる。ソ連地上軍は開発を要求しなかったが、9K33 オサー地対空ミサイル(NATOコードネーム:SA-8 ゲッコー)を代替する車両として、1970年代末期から開発が始まった。従来の地対空ミサイルの常識を覆すVLSが採用された試作車は1980年代末に完成し、1991年に就役を始めた。車体のベースになっているのは、2K22と同じ装軌車両である。車両中央のターレット上に全てのシステムが集約されて搭載されているため、1台のみでの運用も可能である。車両には2種類のレーダーが取り付けられている。システム後方のマストに立っているのが「ドッグイア」E/F-band パルス/ドップラーフェーズドアレイ探索レーダーで、最大探知距離は25km。最大で48個の目標を探知し、10個の目標を追尾することができる。「ドッグイア」レーダーはレーダーのみ回転させることができ、探知しない場合はマストを折り畳むことができる。初期の捜索レーダーは機械操作式であったが、9K331M トールM1以降は電子操作式になっており、探知距離や目標数が増加している。システムの前面に取り付けられたのが「スクラムハーフ」G/H and later K-band フェーズドアレイ迎撃レーダーで、最大追跡距離は20km。最大で2発のミサイルを誘導可能である。「スクラムハーフ」は仰角をかけることは可能だが回転させることはできないので、ミサイル誘導時にはシステム全体が旋回する。搭載するミサイルは9M330および9M331である。ミサイル先端とノズル部に各4枚のフィンがあり、前部のフィンが可動する。ミサイルは、ソ連の艦対空ミサイルと同じコールド・ローンチ方式で、発射機から20m上空に射出された後にロケットモーターに点火する。飛行機やヘリコプターといった一般的な航空機だけでなく、無人機・巡航ミサイルや誘導爆弾も破壊できるという。9M331は、4発が1列に並んだコンテナに格納されており、2個のコンテナがシステムの前後に搭載される。再装填はクレーンを用いてシステム上方から行われる。前任の9K33 オサーより大きく自動化が進んでおり、よくイギリスのレイピアやフランスのクロタルと比べられる。派生型として、装輪装甲車やトレーラーなどの装輪車両や、飛行場や軍事施設防空用の固定式発射装置も提案されている。輸出も行われており、1999年にギリシャ陸軍、翌2000年に中国陸軍に配備されているほか、インド・キプロス・ペルー・エジプトにも輸出されている。また、ベネズエラが発注しており、イランに輸出される可能性もある。

出典:wikipedia

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