『FLOWERS for ALGERNON』(フラワーズ・フォー・アルジャーノン)は、日本のミュージシャンである氷室京介の1枚目のアルバム。1988年9月1日に東芝EMI(現・ユニバーサル・ミュージック)のイーストワールドレーベルよりリリースされた。BOØWY解散後、約半年を経て発売された氷室京介のファースト・ソロ・アルバム。BOØWY時代の音楽性を残しつつも、キーボードを前面に押し出したサウンドと、普遍性とメッセージ性を持たせた歌詞を使った楽曲の収録などにより、BOØWY時代にはなかった新たな方向性を示した。タイトルは氷室が同アルバム制作にあたって強い影響を受けたダニエル・キイスの小説、『アルジャーノンに花束を』の原題をそのまま使用している。本作リリース前に、「KING OF ROCK SHOW "DON' T KNOCK THE ROCK"」と題し、野外ステージを中心とした5都市全5公演のライブツアーを実施。また、本作リリース後には「KING OF ROCK SHOW "FLOWERS for ALGERNON"」と題し、1988年10月1日の高松市民会館を皮切りに、9都市全13公演の全国ツアーを実施している。ツアーファイナルの1989年1月3日、1月4日には東京ドームの2日間連続公演を実現している。後に氷室はこのツアーのことを「アルバム1枚分しか自分のソロでの楽曲がなくて、それじゃステージが成立しないから、BOØWYの曲やカバー曲をセットリストに入れなきゃならなかったから(『KING OF ROCK SHOW "FLOWERS for ALGERNON"』は、セットリストの約半分がBOØWYの曲と吉田拓郎(「たどりついたらいつも雨降り」)、デヴィッド・ボウイ(「サフラゲット・シティ」)、ビートルズ(「カム・トゥゲザー」)等の他のアーティストのカバー曲で占められていた)、その意味ではフラストレーションがあったね。また、BOØWY時代とは違う感じのステージにしたかったから、ダンサーを入れたりして試行錯誤をしていたのが今ステージをビデオで見ると解る。『この時は一生懸命やってるし、それはそれでいいんだけど、今見ると何やってんだろうな』と言う感じ(笑)」と語っている。この作品で第30回日本レコード大賞アルバム大賞を獲得。授賞式には本人が出席し、「ANGEL」・「ALISON」を披露、また受賞の喜びを「このアルバムを作ることができたのは、スタッフ、ファン、そして、あとは俺の実力だと思ってます」とコメントした。これにより氷室は久々に公の場に姿を現した。
出典:wikipedia
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