『スチュワーデス刑事』(スチュワーデスけいじ)は、フジテレビ系の2時間ドラマ「金曜エンタテイメント」(毎週金曜日21:00 - 22:52)で1997年から2006年まで放送されたテレビドラマシリーズ。全10回。主演は財前直見。1997年に第一作が放送され、以降毎年1月10日前後に「金曜エンタテイメント」枠の最初の作品として放送されるようになる。「大食いシスターズ」と呼ばれる日本航空(JAL)の国際線を担当する客室乗務員(スチュワーデス/キャビンアテンダント)3人組が、乗務機に乗り合わせた乗客(多くは著名人)に関係する事件に遭遇する、という形で展開される「トラベルグルメミステリー」である。このドラマの製作にあたっては日本航空がロケに全面協力しているため、関係者のアリバイのトリックに航空ダイヤ(撮影当時に認可されていた実在する日本航空の時刻表を使用)を巧みに利用したものが用いられている(ただし、基本的には日本航空に実在するダイヤのみであり、他の航空会社を使用した場合破綻するトリックもあった)。また毎回、日本も含めフランス、ドイツ、イタリア、カナダ、及びベトナムなど、公開当時に日本航空が就航していた地(海外・日本)でロケが行われている他、同社の社員がエキストラとして出演していた。作品の特徴として、コメディタッチとシリアスタッチを織り交ぜているのはもちろん、キャスト陣の他の出演作とのコラボレーションや楽屋落ち、さらに出演者に関する内輪ネタ(「こぼれ話」も参照)まで巧みに小ネタを挟み込むという、サスペンスドラマとしては珍しい演出方式を取り入れていた。また、ある回では「無関係の第三者が真犯人で自首」というサスペンスドラマではタブーとされている設定もあった。また、日本航空の全面バックアップによる作品のため、劇中にて日本航空が当時の新サービスや新機材、もしくは新路線等をシナリオに絡めつつ紹介するといった“劇中内CM”的な演出も多く見られた。さらにJALの関係者や航空マニアなど、航空関係に精通した人々でないと見抜けないようなマニアックすぎる航空機ネタ(JALが作品の公開当時に保有していた航空機にまつわる機材の特徴など)が劇中で数多く登場しており、それらが事件の解決に貢献している(例:1作目の、DC-10のセンターギアの有無や、5作目のボーイング747-300SR(JA8183号機)の内外装の違い、10作目のボーイング777国際線仕様機のエンジンの違いなど)。2005年に放送された第9作目までの平均視聴率が19.3%という人気シリーズであったが、主演3人の内、財前直見と水野真紀が結婚(ちなみに財前の前夫は、この番組のプロデュース・演出を担当した本間欧彦である)し、スケジュールがきつくなった事もあり、2006年1月13日放送の第10作目を区切りとしてシリーズは終了した。現在のところDVD化されていない。2012年1月1日10:00より、フジテレビTWOで1話~10話(FINAL)が連続放映された。関東地区では、2013年10月11日より11月8日まで毎週金曜日にドラマ再放送枠『ドラマチックα』にて第5作以降(第8作は除く)の再放送が行われた(放送順序はFINAL⇒9⇒5⇒6⇒7)。ただし、いずれの作品も放送枠の都合により、本放送時より15~20分程度カットした短縮版となっている。番組が始まった当初、一般的に「スチュワーデス」という愛称で呼ばれていた主人公たちの職業は、その後に業界内で正式に使用されている「客室乗務員」に名称が統一されたが、シリーズ物という事もあって「スチュワーデス」という愛称がそのまま使用されてきた。そして、シリーズ終了から約8年半後となる2014年7月7日に、本シリーズのリメイク版に当たる『キャビンアテンダント刑事〜ニューヨーク殺人事件〜』が深田恭子主演で放送された。※視聴率はビデオリサーチ社調べによる関東地区のもの
出典:wikipedia
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