ダブリン大学トリニティ・カレッジ(英語:Trinity College, University of Dublin)は、アイルランド共和国の首都ダブリンにあるアイルランド最古の大学(古代の大学)である。400年以上の歴史と伝統があり、創立は1592年、創設者はイングランド女王エリザベス1世である。アイルランド国内で第1位、世界大学ランキングでは総合第43位(2009年The Times Higher Education Supplement)。2012年度QS分野別世界大学ランキングでは、英語・英文学において世界ランク第14位、ヨーロッパではケンブリッジ大学・オックスフォード大学に次ぐランキング第3位の総合大学。1592年、トリニティー・カレッジ(Trinity College, Dublin)はアイルランド女王でもあったエリザベス1世の勅令により、入植者・官吏・国教会子弟の高等教育のために設立された。正式名称はダブリンにおけるエリザベス女王の神聖にして分割されざる三位一体大学(The College of the Holy and Undivided Trinity of Queen Elizabeth near Dublin)である。オックスフォード大学やケンブリッジ大学と並んで、英語圏最古の7大学の一つである。ダブリン市により、市の城壁外にあったオール・ホロウズ修道院の敷地が提供された。当時はダブリン城からやや離れた町の東の外れであったが、現在はダブリン市が大きく拡大、そして町の中心もやや東方に移動したため、大学正門前の広小路であるカレッジ・グリーンはダブリンの交通の中心に位置している。設立当初はダブリンに暮らすプロテスタント(国教会)にのみ入学が許されていた。18世紀にアイルランドにおけるカトリックの差別撤廃が進むと、1793年にカトリック教徒の入学も許可されるようになった。これはイングランドのケンブリッジ大学やオックスフォード大学よりも早く、それらの大学のモデルとなった。1873年には入学の際に信教を問われることはなくなったが、少なくとも1980年代までは、教区の司祭の許可書提出を求められる場合もあった。このように大学の設立に深く関わっていたため、ダブリンのカトリック教会は1970年まで、大学に関わるカトリック教徒を破門していた(と共に特赦が与えられた)。1904年には女性の入学が認められたが、これはアイルランドにおいて初めてのことであった。初の女性教授は1934年に任命されている。上述のように、大学はダブリン市内の中心部に設けられており、ダブリンの観光名所の一つとなっている。キャンパスの広さは47エーカー(19万m²)程度である。大別するとトリニティ・カレッジに存在する学問のセクションは次の3つであり、専攻は24専攻である。トリニティ・カレッジは、オックスフォード大学のオリエル・カレッジおよびケンブリッジ大学のセント・ジョンズ・カレッジと姉妹大学提携を結んでいる。文学の印象が強いが、それ以外の分野でもノーベル賞を受賞している。また、フランスに拠点を置く国際人事コンサルティング・シンクタンクSMBG社の主催するeduniversalグローバル2010では、世界で30位のビジネススクールにランキングされるなど、社会科学分野にも強い(なお、FTのMBAランキングでは、徹底した少人数制を理由に、2008年以降はランキング基準から外れている)。日本人留学生の正規入学の条件には非常に高度なレベルの英語力が求められており、以下の外部リンクに記した引用通り、どの学部においても最低限TOEFL-iBTで90点、IELTSで6,5以上(英検1級程度)の英語力が条件である。トリニティ・カレッジ図書館は、アイルランドにおける最大規模の図書館である。エジプト時代のパピルスをはじめ、計500万の書籍を収蔵する。イギリス、アイルランド両国で発行された書籍について、全てを無償で請求できる権利とともに、自由に複写することができる特別な権利を有する。1200年前につくられた「ケルズの書」はその中でも最も有名な本であり、世界で一番美しい本といわれている。映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』において登場するジェダイ・アーカイヴは、この図書館をもとにイメージされたと考えられている。図書館内の大広間とよく似たシーンが映画で登場している。
出典:wikipedia
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