ダフト・パンク(Daft Punk)は、フランス出身のハウス/ディスコ/エレクトロ・デュオである。トーマ・バンガルテル(、1975年1月3日 - )とギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト(、1974年2月8日 - )の2人組。1994年にシングル『ニュー・ウェイヴ (The New Wave)』でデビュー。ライブやビデオ・クリップでは、ロボコップのような仮面(フルフェイスマスク)を被って本人達の素顔を公開しないなど、ユニークなパフォーマンスを行っている。(顔の部分全面に窓が付いている金色のマスクがギ=マニュエル、目の部分にだけ窓がある銀色のマスクがトーマ。それぞれ窓にはカラフルなLEDイルミネーションが光る)。ロボットになってしまった理由として、1999年9月9日にコンピュータのバグで機材が爆発。その事故によって2人はサイボーグになってしまったというストーリーがインターステラ5555のプロモーションビデオのインタビューで語られている。1987年、パリの学生だったトーマとギ=マニュエルが知り合い、2人ともジミ・ヘンドリックスやモータウン・ミュージックといったロックやソウル・ミュージックに興味を持っていたために意気投合する。1990年にはクラスメイトであった(現・フェニックスのギタリスト・キーボディスト)と共に「ダーリン」というバンドを結成し、 ステレオラブのレーベルから数曲をリリースした。ある日、このステレオラブの前座を務めたダーリンに対して、イギリスの音楽誌は、レビューで「ダフト(愚かな)パンク」と酷評。ところが2人はこの言葉を気に入り、自分たちの新たなユニット名にする。1993年にローランが音楽性の相違からバンドを脱退したのを機に、本格的にハウス・ミュージックへと方向性を転換した。ダフト・パンクとしてのデビューシングル『ニュー・ウェイヴ』に続いて、1995年にはシングル『ダ・ファンク (Da Funk)』をリリース。これがヨーロッパを中心に大ヒットとなり、世界的に知られるハウスユニットとなった。『ダ・ファンク』はスパイク・ジョーンズがミュージック・ビデオを監督し、アメリカでも大量にオンエアされたため、初のフルアルバム『ホームワーク (Homework)』(1997年)はアメリカでも大きな成功を収めた。クラブ系アーティストとしては異例の全世界で220万枚のビッグセールスを記録し、これがヨーロッパとアメリカを回る大規模なライブツアー「Daftendirektour」に乗り出すきっかけとなる。ちなみに、同アルバムからシングルカットされている『アラウンド・ザ・ワールド (Around The World)』のミュージック・ビデオは、ビョークやレディオヘッド、ケミカル・ブラザーズなどのPVも手掛けた気鋭の映像作家、ミシェル・ゴンドリーが監督している。そして2001年3月、2枚目のフルアルバムとなる『ディスカバリー (Discovery)』をリリース。先行シングル『ワン・モア・タイム (One More Time)』は2000年末から2001年にかけて大ヒットを記録。2人が大ファンであったという、日本の漫画家・松本零士が手がけた、アニメーションクリップも注目を集め、全英チャート2位、本国フランス初登場1位を記録し、日本でも30万枚を売り上げるなど大ヒット。このアルバムからは、GAPのCMで『デジタル・ラブ』が使用され、本人達もお馴染みのロボット姿で出演して話題となる。日本でもソニーVAIOのCMに『ワン・モア・タイム』が採用された。『ディスカバリー』発売から2年、その全曲がフィーチャーされた映画『インターステラ5555』が公開され、2003年カンヌ国際映画祭の監督週間で特別上映された。本作が、松本零士の画業50周年記念作品でもある。以降ライブ活動など一切を休止していたが、2005年に3rdアルバム『Human After All~原点回帰』を発表。2006年8月12日・13日に行われたSummer Sonic '06で来日。Mountain Stageでヘッドライナーとして参加。2007年4月28日(日本での公開日)、2人が監督・脚本、さらにトーマが撮影監督も手がけた映画『エレクトロマ』()が公開された。彼らと同じロボットが主人公(役名は、「ヒーロー・ロボット#1」「#2」)だが、演じているのは「ピーター・ハートゥ」と「マイケル・ライヒ」で、ダフト・パンクの両人ではない。また演じている両人も、ダフト・パンクによって設立された映像制作プロダクション「ダフト・アーツ」のアシスタントスタッフで俳優ではないが、背格好が似ているということから主演に抜擢された。同年、日本のヒップホップグループ・TERIYAKI BOYZに楽曲『HeartBreaker』をプロデュース。また、カニエ・ウェストが楽曲『Stronger』に『Harder, Better, Faster, Stronger』をサンプリングし、ミュージック・ビデオには彼らも出演した。ちなみにトーマは、スターダスト、ギ=マニュエルは、ル・ナイト・クラブという名義でも活動している。2009年2月8日 に行われた第51回グラミー賞にてダンス部門で2部門(ベストシングル賞:「仕事は終わらない (Harder Better Faster,Stronger)」、ベストアルバム賞:『ピラミッド大作戦 (Alive 2007)』)を受賞した。2010年には映画『』のサウンドトラックを担当し、本編中でもクラブのシーンでDJとして出演している。2013年、新たにレーベルコロムビア・レコードとの契約とともに、移籍第1弾として、3枚目の前作『Human After All~原点回帰』から約8年振りとなる4thアルバム『ランダム・アクセス・メモリーズ (Random Access Memories)』を発表した。タイトルは、RAMを複数形にした形で取られている。ファレル・ウィリアムスをフィーチャーした先行シングルの『ゲット・ラッキー (Get Lucky)』は全英シングルチャートなど世界各国のチャートで1位を獲得した。ただし、米Billboard Hot 100チャートでは自身初のトップ10入りを果たしたものの、ロビン・シックの「ブラード・ラインズ」に阻まれて5週連続2位という結果になっている。このヒットを受けてアルバム『ランダム・アクセス・メモリーズ』は全英アルバムチャート、Billboard 200ともに自身初の初登場1位を記録した。アメリカでは発売初週に前作の累計販売枚数(12万5000枚)の2倍以上となる33万9000枚を売り上げた。この内、22万1000枚がデジタルダウンロードであり、全体の65%を占めている。2014年、第56回グラミー賞で主要部門となる「最優秀レコード」、「最優秀アルバム」を含む、ノミネートされた以下の5部門すべてで受賞。グラミー賞授賞式では、アルバム『ランダム・アクセス・メモリーズ』発売後としては初、またTVパフォーマンスとしては2008年の第50回グラミー賞以来6年ぶりとなるパフォーマンスを披露、ダフト・パンクはマスクも含めホワイト一色の衣装に身を包み、ファレル・ウィリアムス、ナイル・ロジャース、スティーヴィー・ワンダーと共演を果たした。同年、ファレル・ウィリアムスのソロアルバム『G I R L』内の楽曲「Gust of Wind」にゲストボーカルとして参加した。
出典:wikipedia
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