スパワールドは、大阪市浪速区にある温泉をテーマとした娯楽施設。キャッチフレーズは「美と健康の24時間快適空間」。株式会社阪神住建が運営。「天王寺"世界の温泉"」という源泉（天然温泉）を擁する都市型の温浴施設で、1997年7月18日に開業した。新世界のランドマークである通天閣の南側、ジャンジャン横丁の西側に位置する。かつては西隣に、同時期に開業したフェスティバルゲートがあった（2007年7月31日に営業終了。現在は解体され、マルハンがドン・キホーテを核テナントにした商業施設を2015年2月27日に開業した）。温泉は、ヨーロッパとアジアの2つの地域をイメージしたフロアに分かれ、さらにそのフロア内に主な国の代表的な浴場を配置。浴場には各国の装飾を随所にあしらっている（フロアは男女別で、月ごとに入れ替わる）。岩盤浴やサウナ、スポーツジムも併設されている。温泉以外では、ウォータースライダーなどのアトラクションが目玉の温水プール、「フードゾーン」と題した飲食店のフロア（グルメコート、鶴橋風月など）、男女別のエステサロンや複数のマッサージを提供するフロアもあるなど、バラエティに富んでいる。上層階にホテルも併設しており、和洋・大小さまざまな客室を設けている。ミシュランが海外旅行者向けに発行している『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』に掲載され、「一つ星」の評価を得た。入場料は平日と特別日（土日・祝日等）で分けられ、さらに「3時間以内」と「全日」の2種類設定されている。通常価格は2,400円（大人）からで、深夜帯に利用する場合は別に「深夜割増料金」を徴収される（ホテルの宿泊者は除く）。「1,000円キャンペーン」と題した割引サービスが頻繁に行われており、期間中はその名の通り1,000円で入場できる（2010年以降は、お盆期間の数日を除いてほぼ通年開催。また深夜帯は1300円が別途必要）。期間中は週末を中心に大変混み合い、とりわけ夏休み期間中や大型連休などは数時間に及ぶ待ち時間が出ることもあり、入場制限が行われる場合もある。2014年以降は消費税増税に伴い同年7月から1,200円に値上げされたがお盆や正月など繁忙期を除き現在も格安価格が継続されている（大人のみ。以前は2008年夏季も大人のみ3時間1000円・1日1500円に値上げした時期がある。この時は途中で元の1000円キャンペーンに戻った）。入場時にはリストバンドが1つ渡され、館内での精算は全てこれで代用する。ただし、自動販売機は現金しか対応できないため、そばに「現金立替機」を設置している。リストバンドは退場時に機械に投入・返却し、同時に料金の精算を行う。支払い方法は、入場時は現金のみ、退場時は現金に加えクレジットカードも利用可能。また岩盤浴利用の際は受付で専用のリストバンドが渡される。2012年12月にオープンした岩盤浴は別料金である（平日800円、土曜休日1000円）。岩盤浴は通常の館内着でも利用可能だが、専用のリストバンドを装着する必要がある。

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