『ライジング・フォース - "Rising Force"』 は、イングヴェイ・マルムスティーンのソロ・アルバム第1作目。アルカトラスにおいて自らのギタープレイと作曲能力を示したマルムスティーンが、日本のレコード会社からの強力なプッシュによりインストゥルメンタルを主軸にさらなるミュージシャンシップを発揮させたアルバムである。このアルバムで示された、ヴァイオリンを思わせるレガートなギター演奏や、クラシック音楽とヘヴィメタルを高次元でクロスオーバーさせた楽曲は、ロック・シーンならびにギター・シーンに多大な影響を与え、新ジャンル「ネオクラシカルメタル」として多くのフォロワーを生み出すに至った。グラミー賞のベスト・ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス部門にノミネートされるも受賞は叶わなかったが、雑誌の読者投票などで最優秀新人賞、最優秀アルバム賞ほか数々の賞に選ばれた。2013年に米国のGuitar World誌が発表した「Top 10 Classic Shred Albums(速弾きギター・アルバムの傑作 TOP10)」で1位に選ばれた。本作に収録された「ファー・ビヨンド・ザ・サン」はファルコムのゲーム「イースIV」の劇中曲「偉大なる試練」でほぼそのままのアレンジで使用されている。この作品以降はボーカルをフィーチャーした作品が続き、次なるインストゥルメンタル・アルバムの発表はエレクトリック・ギターとオーケストラのための協奏組曲 変ホ短調『新世紀』 (Concerto Suite for Electric Guitar and Orchestra) (1998年) まで待たねばならない。なお、題名の『ライジング・フォース』は、マルムスティーンがアマチュア時代に結成していたバンド名であり、次作品以降しばしばライジング・フォース名義を使用して活動を行っている(後述)。ライジング・フォース (Rising Force)は、イングヴェイ・マルムスティーンが結成したヘヴィメタルバンド。アルカトラスを脱退した後に結成された。彼はアマチュア時代にも同名のバンドを結成していたが、自身の主導する音楽活動のために母国スウェーデンより旧知のメンバーを呼び寄せ、オーディションで獲得した新人ボーカリストを加えてバンドとした。本人も認めているが、ほとんど全ての権限をマルムスティーンが握っていて、バンド名も「イングヴェイ・J・マルムスティーンズ・ライジング・フォース」としていた。そして1986年にジェフ・スコット・ソートを解雇してバンドは解体、マルムスティーンのソロ名義となった。その後ジョー・リン・ターナーがシンガーとなった際にバンド名義にすることを求められたため、アルバム『オデッセイ』にて一時的にライジング・フォースの名が復活するもののすぐにソロ名義に戻る。1999年に再びマーク・ボールズを迎えて制作したアルバム『アルケミー』以後またバンド名義を使用するようになっている。
出典:wikipedia
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