山陰特急バス(さんいんとっきゅうバス)は大阪市・神戸市と鳥取県を結ぶ高速バス路線である。なお、倉吉発着系統の昼行便は岡山県真庭市(旧久世町・湯原町)・苫田郡鏡野町(旧奥津町・上齋原村)にも停車する。日本交通大阪本社・日本交通鳥取本社の創業者である澤春蔵は、京都~大阪~神戸~鳥取~倉吉~米子~松江~出雲間を長距離バスで結ぶという壮大な構想を持っていた。この構想に基づき、路線運行認可を申請するが、このクラスの長距離運行路線の前例がないことを理由に却下され、これが何度も繰り返された。また、これと並行して京都府・兵庫県・島根県に系列会社を次々と設立していった。そして、1966年に大阪~神戸~鳥取~倉吉~米子間で認可され、運行されるに至った。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は到着便のみで、始発便はない。大阪府内 - 兵庫県内相互間、岡山県内 - 鳥取県内相互間のみ利用はできない。全便座席指定制のため、乗車には予約が必要。1966年に運行開始した当時の車両は、三菱ふそうのMAR820で、エンジンは8DB1型を搭載し、最初からトイレ付きであった。以後、歴代の三菱ふそうの高速用バスを使用している。塗装は、1980年代半ばまでは一般路線の車両と同じであったが、その後は貸切用車とともに塗装が変更されている。また初期の車両には、車体左側の窓下に、途中停車する停留所の名前を書いた行先表示板が差し込まれていた。多客時に運転される「補車便」には、かつては貸切専用のトイレ無しの車が使用される事も多かった。かつては、三菱ふそうスーパーエアロIIやエアロクィーンM、エアロクィーンMV、エアロキングも使用されていたが、現在では三菱ふそうエアロバス・ニューエアロクィーンI・新型エアロエースが使用される。また、かつて使用されていた三菱ふそう・エアロキングは大阪・神戸(三宮)~米子線専用であった。神戸発の路線に使用される車両の一部は「とっとり花回廊」ラッピングバスとなっている。時折「鬼太郎バス」やガンバ大阪、セレッソ大阪、大阪エヴェッサのオフィシャルバスも使用されることがある。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。