ビーゴ ("Be-go") は、ダイハツ工業が生産・販売していた小型SUVである。テリオスの後継車。トヨタ・ラッシュはOEM供給モデルである。形式は2WD車がJ200G型で4WD車がJ210G型。日本仕様車は2005年の東京モーターショーで発表され、2006年1月に発売された。欧州仕様車は2006年のジュネーブ・モーターショーにて欧州仕様が公開され、その年に欧州での販売が開始された。車名は、日本と中国(大陸)でのみ「Be-go」が使われる。この車名は英語の「be(ある・いる)」から、「go(出る・行く)」への変化を意味しており、生活や意識の変化をもたらすほど積極的に行動できるクルマをイメージして命名された。それ以外の地域では、引き続き「テリオス」(Terios) の名称が使われ、テリオスの2代目モデルとして販売される。ただし、インドネシアでは、テリオスベースの独自仕様車種であった「タルーナ」() に代わって初めて登場した車名となる。インドネシア製テリオスについては、ホイールベースを2,580mmから2,685mm (+105mm)、全長を4,405mmに延長した3列シート7人乗りとなっており、当初は5+2人乗り(+2人は最後尾に横向きの対面座席)で登場し、最終的に3列シート7人乗りに改設計されたタルーナの後継という色合いが強い。このインドネシア製のロングタイプは、インドネシア以外の東南アジア、南アジア、中東、アフリカ及び中南米の国々でも販売されている。また、インドネシア及びマレーシア向けのトヨタ・ラッシュとしてOEM供給されている。マレーシアのプロドゥアからは、テリオスのプロドゥア生産型であった「プロドゥア・クンバラ」("Kembara") に代わって、2008年から2010年まで「プロドゥア・ノーティカ」("Nautica") の車名で販売されていた。なおノーティカはクンバラとは異なりダイハツからのOEM供給となり日本からの輸入車種となっていた。生産は、日本では発売から2012年途中まではダイハツ九州大分(中津)工場で、それ以後はダイハツ工業本社(池田)工場で行われていた。インドネシアのアストラ・ダイハツ・モーターでは、上記の通り3列シート7人乗りタイプを生産している。また、ベネズエラにあるトヨタの生産子会社トヨタ・デ・ベネズエラに委託して、ベネズエラ国内向けのノックダウン生産が先代テリオスに引き続いて行われている。ボディ構造はビルトインラダーフレーム式モノコックを採用している。これはモノコックボディに、はしご型のフレームを組み込んで一体化させた構造である。このボディはインドネシアで生産されている、7人乗りミニバンのダイハツ・セニア/トヨタ・アバンザのボディをベースに開発が進められ、専用に新設計されたものである。エンジンは直列4気筒DOHC ガソリンエンジン。ドライブトレインは縦置きエンジンのFRと4WDであり、日本向けFRモデルにはローダウンサスペンションが標準装備されている。トランスミッションは、4速ATと5速MTで、副変速機(ローレンジ)は持たない。日本向けのATのみインパネシフトを採用するが、MTと日本国外向けのATはフロアシフトとなっている。なお、仕向け地によっては1.3 LのK3-VE型エンジンに5速MTのみを組み合わせたグレードも用意されている。4WDは、車内のスイッチでロックが可能なセンターデフを備えたフルタイム方式である。給油口はラガー、ロッキー、テリオスと同様、右側となっている。
出典:wikipedia
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