『ゴールデンアックス』("Golden Axe")は、1989年にセガ(後のセガ・インタラクティブ)が発売した日本のアーケード用アクションゲームである。各機種への移植や続編もある。いわゆるベルトスクロールアクションゲームの一つである。ファンタジー世界を舞台に剣と魔法で敵を倒し、最終的に悪の総帥「デス=アダー」を倒すのが目的。横からの視点で、奥行きがあり、プレイヤーは上下(奥と手前)および左右に移動できる。主人公の3人はいずれもデス=アダー軍に大切な家族を奪われており、その復讐と世に平和を取り戻すために戦う。2人での協力プレイもでき、その場合は3人のうちから2人を選ぶ。協力プレイでは味方へも攻撃できる。8方向レバーと攻撃、ジャンプ、魔法の3ボタンで操作する。方向キーを右(もしくは左)に素早く2回倒す事でダッシュができ、ダッシュ中に攻撃ボタンを押す事でダッシュ攻撃ができる。ダッシュ中にジャンプボタンを押せば、通常より高々度のジャンプが可能である。また、攻撃ボタンとジャンプボタンと同時に押すと背面攻撃ができ、特にギリウスの背面攻撃は、リーチが長く素早い。通常攻撃を当てると敵は一定時間うずくまり、そのまま連続攻撃できる。また、間合いによっては剣の柄で殴った後で蹴り飛ばしたり、敵を担ぎ上げて投げる連続技もできる。ただし、こちらも敵の通常攻撃を喰らうと長い時間動けなくなる。魔法は、ステージ途中もしくはステージ間に出てくる青い服のシーフ(小人)を攻撃して、1人につき最高3つまで出る青い壺(ポーション)を取ることで使用できる。ティリスは魔法のポーションを多く必要とするが、魔法の攻撃力は絶大。逆にギリウスはポーションが少なくて済む代わりに魔法の攻撃力は一番低い。アックスは2人の中間くらいの能力。ステージ間に出てくる青い服のシーフはプレイヤーがポーションを持っている場合、最大を2つ盗むが、3つ取り返すことができるので、失敗さえしなければ結果として増やすことができる。攻撃を受けると体力ゲージが減り、体力ゲージが無くなった時にダウンするとミスとなる。また、床の無い場所から転落してもミスとなる。何らかの手段で突き落とせば、敵キャラクターの排除も可能である。体力ゲージは緑の服のシーフが出す肉を取ると回復する。全てのプレイヤーキャラクターを失うとゲームオーバーで、全面クリアするとゲームクリアとなる。体力ゲージが無くなってもダウンしない限りミスとはならないが、ステージクリア時に体力ゲージが無いと次のステージの開始時には満タン状態で開始となる。アーケード版は全5ステージ、メガドライブ版は全6ステージとなっている。5,6ステージ以外は各ステージのボスを倒した後にシーフが登場するボーナスステージがある。遥か昔、一つの王国が滅亡した。その国の名は、「ファイヤー=ウッド」。600年にも及ぶ栄華の時は一人の魔人によって跡形もなく消えてしまった。その魔人の名は、“デス=アダー”。彼とその軍団は略奪と殺戮を好み、魔人の通った町は焼かれ、捕まった人々は蛇の餌食となった。その国、ファイヤー=ウッドから一人の兵士と二人の子供が逃げのびた・・・・・・。そして20年後、再び力を持て余した魔人は南の大国「サウス=ウッド」へと進軍を開始した。一昼夜にしてサウス=ウッド王国は壊滅した。そして王と王妃がデス=アダーの手により連れ去られた。それを救うべく一人の戦士がデス=アダーの居城へと向かった。メガドライブ版では一部敵の名称が異なる。説明書によるとハイネケン准将は、メガドライブ版ではビター中佐という名称になっている。金で雇われた傭兵やゴールデンアックスの魔力で召喚されたモンスター等で構成され、その数は五万とも十万とも言われるが、詳細は不明、なお一部を除いて階級などは与えられていない模様。敵が操るモンスター。乗っている敵を叩き落せば奪うことができる。ただし、プレイヤーが攻撃を受けて落とされたり、乗らずにしばらく放っておくと逃げてしまう。またスケルトンや大型の敵が乗る事はできない。また、Wiiのバーチャルコンソールでメガドライブ3作品とアーケード版(国内版ベース)が配信されている。メガドライブ版1作目は2006年12月2日、ゴールデンアックスIIは2007年6月5日、ゴールデンアックスIIIは2007年9月4日、アーケード版は2009年6月23日にそれぞれ配信開始。ゲーム誌『ゲーメスト』(新声社)誌上で行われていた「第3回ゲーメスト大賞」においてベストアクション賞で9位を獲得、その他に年間ヒットゲームで18位、ベストキャラクター賞ではティリスが15位を獲得した。ゲーム誌「ファミコン通信」のクロスレビューでは合計で23点(満40点)、「月刊PCエンジン」では80・70・75・65・80の平均74点、「PC Engine FAN」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.25点(満30点)となっている。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で379位(485本中、1993年時点)となっている。同雑誌1993年10月号特別付録の「PCエンジンオールカタログ'93」では「オリジナルのビジュアルを追加し、ストーリー性を増している」と紹介されている。
出典:wikipedia
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