アバディーン(、 )は、イギリス、スコットランド北東部にある都市。エディンバラ、グラスゴーに次ぐスコットランド第3の都市。港湾都市として発達、北海油田の発見後、石油採掘の拠点となり、ヨーロッパの石油の首都と呼ばれる。ディー(Dee)川とドン(Don)川の河口に広がる町並みは「オールド・アバディーン」と「ニュー・アバディーン」の2つの市街に分かれる。人口は約20万人で増加傾向である。主要な産業は漁業であったが、1970年代の北海油田発見以降は石油関連産業で栄えた。中世には町が建設されており、1179年に初期の勅許がスコットランド王デイヴィッド1世によって聞き届けられ、1319年にはロバート1世の「大勅許」を賜っている。市街はイングランド王エドワード2世によって1336年に焼かれた。その後、再建された市街を「ニュー・アバディーン」という。清教徒革命では大規模な破壊を受け、さらにジャコバイトの反乱にも拘わるなど、スコットランドの歴史の各場面にもゆかりのある町である。19世紀はじめナポレオン戦争の時代に合同法の制定を記念して命名された「ユニオン通り」など見られるように、近代的な町並みに整備され、主要な建物が花崗岩でできていることから、「花崗岩の町」(Granite City)とあだ名される。1996年以降はアバディーンシャー州(Aberdeenshire)から独立、アバディーン市(City of Aberdeen)となり、連合王国議会に3人、スコットランド議会に3人の議員を送り込んでいる。高速道路と鉄道が、エディンバラとインヴァネスを連絡している。またアバディーン港からはオークニー諸島とシェットランド諸島へフェリーが定期運航している。郊外のダイス(Dyce)地区にはアバディーン空港があり、ロンドンほか各都市に飛行機が飛んでいる。イギリス北部に位置するため非常に冷涼な気候である。夏でも最高気温が20℃を下回ることが多い。国内の他地域と同様に冬は緯度の割に温暖である。地元ポットドリースタジアムを拠点をするアバディーンFCは1903年設立。スコティッシュ・プレミアリーグに所属しアレックス・ファーガソン卿が監督を務めた1983年にはUEFAカップウィナーズカップ優勝し、さらにUEFAスーパーカップにも優勝した名門である。
出典:wikipedia
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