『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』 (WILD ARMS the Vth Vanguard) は、メディア・ビジョンエンタテインメントが開発、ソニー・コンピュータエンタテインメントが2006年12月14日に発売したロールプレイングゲーム。ワイルドアームズシリーズ6作目。今作のテーマは「独立」。今作はシリーズの10周年目を記念した作品である。新しい試みとして、シナリオはこれまでの担当者である金子彰史ではなく、小説家の黒崎薫の原案を元に社内のスタッフがシナリオに落とし込むという形を取っており、金子はプロデューサーとして参加している。キャラクターデザインは佐々木知美。イラストをポリゴンモデルでできる限り再現したいという意向から、ポリゴンモデルとして成立し、ポリゴンモデルになっても魅力を失わない絵が描けるかという点を考慮して選出された。主題歌は新たに選ばれた水樹奈々が担当する(前作までは麻生かほ里)。作曲もなるけみちこから甲田雅人とElements Gardenの上松範康へ変更(ただし一部のイベントで過去のWAシリーズのBGMが流れる)。前作『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』で起用された戦闘システム「HEX(Hyper Evolve X-fire sequence)バトル」システムをマイナーチェンジしたもの。この戦闘システムは、戦闘では全7つの六角形のマス(HEX)を移動しながら戦闘を行う。行動の順番は一人ずつ行われていく方式で、反応(いわゆる素早さ)が高いキャラクターから味方敵問わず順番に行動することになる。1ターンで行える行動は、「アタック/ショット」「移動/ガード(リロード)」「アイテム」「オリジナル」「フォース」。行動対象はHEX単位となっており、例えば敵が2体いるHEXに「アタック」を行えばそのHEXにいる敵全体にダメージを与えられる。HEXには地・水・火・風の各属性の恩恵を得られる「レイポイント」となっているものもある。前作と違い、「移動」を行った際は続けて移動以外のコマンドを選択できるようになった。ボス戦ではHEX配置が六角形にならず、変則的な配置になることもある。ただし、どの配置においてもHEXの数は7つで固定されている。また、使用できるオリジナルやフォースは装備した「ミーディアム」によって決まるため、キャラクター固有の要素が少なくなっている。物語の舞台は惑星ファルガイア。12000年前、文明は栄華を極めていたが、現在は文明も荒れ果てその痕跡を知る手段は各地に点在する遺跡か発掘されたロストテクノロジーの遺産「ゴーレム」しか残されていない。世界はベルーニ族に支配され、人間はベルーニ族に強制労働などを強いられる者も少なくない。そんな時代背景とは全く無縁な、カポブロンコの里で暮らすゴーレムが大好きな少年ディーンは、愛用のシャベル「ブラックフェンリル」を持って、今日も里から南にある遺跡「夢の遺址」にゴーレムパーツを掘り起こしに出かける。ベルーニ族の支配に抗う者たち。当初はいずれもが心に悩み・弱さを抱えていたが、ディーンの「諦めなければなんだってできる」という思いと行動力により克服していく。またベルーニ族に彼らを世界中の人々は侮蔑や嘲笑を向けていたが、支配階級を覆す思いと強さを見せ付けていくたびに考えを改め、終盤では完全に彼らを応援するようになる。メインキャラ女性陣の名前は全て同名の歌手がいるが、名前の由来には関係せず、偶然であるとプロデュースに専念した金子が携帯サイトで語っている。ディーンも同名の歌手がいるが、名前の由来は他にきちんとあるとのこと。プロフィールは公式設定資料集から。ヴォルスングが最高司令になってから急速に勢力を拡大した派閥。ベルーニ族を拒絶するファルガイアを、原住生物全てを犠牲にしてでも無理やり改造し自分達が住み易い星にしようとしている。穏健派を破りベルーニ族を掌握するも、急拡大した故の歪みが生じている。作中では全員に専用の戦闘曲が存在し、タイトルは各人のフルネームがそのまま使われている。強硬派の最高幹部で、各々が優れた戦士。人間ではとても対抗できないような超人的な実力を持つ。ヴォルスングに従い惑星改造計画を進める。だが、内情はかなりバラバラで、内心では穏健派寄りの者、変節した者、己に迷いを持つ者など、一枚岩とはとても言えない。それぞれパーティーキャラクターと一騎討ちを行うという、シリーズでは珍しい演出が用意されている。アヴリル、ディーンを除いたパーティーキャラクターの4人はそれぞれ四天王と因縁がある。両種族共存を掲げ、弱ったファルガイアを救うために今の科学文明を捨てることをも考えている派閥。ヴォルスング率いる強硬派の起こしたクーデターにより、大幅に勢力を弱めている。シリーズの10周年記念として、歴代シリーズの主なキャラクター達が各地に登場する。ただし本人ではなく、あくまで「よく似た別人」であり、設定や外見が本人と多少異なる。サブイベントをこなすことで、一部のキャラクターの衣装を手に入れる等が可能。CD3枚組。水樹奈々の歌う主題歌と、ゲーム前半戦のBGMを収録。初回特典には、vol.1をvol.2収納するアートボックスが付いてきた。CD3枚組。ゲーム後半のBGMと、水樹奈々が歌うエンディングテーマを収録。
出典:wikipedia
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