ラルフ・ジョーンズ (Ralf Jones) は、SNK(現・SNKプレイモア)の対戦型格闘ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズなどに登場する架空の人物。名前は「ラルフ」とのみ表記されている場合が多い。初登場はネオジオ以前にSNKがリリースしたアクションシューティングゲーム『T・A・N・K』で、主人公として登場する。その後、同じくアクションシューティングゲームの『怒 -IKARI-』シリーズでも主人公として登場、この時は1P専用キャラクターであり、また前作の功績により20代後半という若さで大佐に特進していたことがFC版の宣伝広告からうかがえる(なお同シリーズでの2P専用キャラクターがクラークである)。『KOF MAXIMUM IMPACT』(以下『MI』と表記)シリーズでは、2P衣装が同シリーズ当時のものとなっている。そして、対戦格闘ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ'94』(以下『'94』と表記)にて、クラーク、そして自分たちの上司ハイデルンの3人で「怒チーム」として登場し、現在に至る。現在では、『ザ・キング・オブ・ファイターズ』(以下『KOF』と表記)シリーズのキャラクターとして認知されることが多い。『KOF』シリーズに登場するキャラクターの中で、主人公として務める作品(シリーズ化している作品も含む)が複数(2作品(2シリーズ)以上)あるのは、このラルフのみで、大抵はその作品のオリジナルキャラクターが主人公を務める。『KOF』シリーズでの設定は、ハイデルンの率いる傭兵部隊に所属する傭兵で、階級は怒シリーズの設定を引き継ぎ大佐。なお、ハイデルン傭兵部隊の階級ではない。中尉(という設定)のクラークとは階級の差はあるが、仲の良い相棒と言った間柄(クラークとの年齢差は5歳)。年齢は39歳(『'94』では38歳)。ハイデルン流暗殺術を格闘スタイルとするが、ハイデルン本人のような闘い方はせず、ほぼ我流の闘い方をするために、『KOF』シリーズでは、プロフィールには常に「マーシャルアーツ+ハイデルン流暗殺術」となっている(ハイデルンの格闘術指導は、その者の長所を伸ばすというやり方のため、ラルフの戦闘スタイルはハイデルンと似ても似つかない)。『KOF』以外では、『怒』と同様に銃や手榴弾を使いながら攻略するアクションシューティングゲーム『メタルスラッグ6』にも登場している。また、カプコンとのクロスオーバー作品では、『激突カードファイターズ』シリーズ全てに個別キャラクターカードで登場し、『CAPCOM VS. SNK 2』にて背景出演としてナイロビステージに登場している。『KOF』初期は、熱血漢ながらほとんど笑わないキャラクターであった(勝利メッセージでの姿やエンディングでは勇ましい笑顔)。その熱血な性格ゆえか、お節介焼きなところがあり、辛い過去を背負ったレオナやウィップを放っておけず、しょっちゅうちょっかいを出している。しかし、レオナには半ば相手にされず(もっとも、ラルフに元気付けられて笑顔を見せたことはある)、ウィップには自分の付けた「ムチ子」というあまりにも安直なあだ名を使い続けるため、そのたびに訂正を求められている。頭に被っているバンダナは赤地に緑の迷彩柄であるが、『KOF'99』(以下『'99』と表記)では赤い無地のバンダナを被っていた。『NBC』の通信基地ステージの背景にもその時の衣装で出ているが、バンダナは迷彩柄になっている。『MI』シリーズでは再び無地である。また『怒』時代はハチマキの様に巻き、『MI』シリーズの2Pモデルでもこのバンダナを含めた服装が再現されている。密林地帯のような危険な場所を仕事場とすることも多い身でありながら、嫌いなものに「ヘビ」を挙げている。これは軍人として致命的とも思われるが、その理由は、彼が昔飼っていた小鳥がヘビに食べられてしまったためであり、怖いというわけではない。ちなみに嬉野秋彦著の小説版では、怒チームにはオロチ編ではレオナ、ネスツ編ではウィップとストーリー上重要な女性キャラクターが参加しているため、主人公チーム(草薙京や二階堂紅丸、K'等)達に劣らぬ準主役級の活躍をしている。その一方で小説版のパロディ編では、毎回クラークと諍いを起こして殴り合いになり、ロバに蹴られてKOされたり、雪崩に巻き込まれたりと散々な扱いを受けている。飛び道具は持たないが、高い攻撃力と打撃技で押していく戦い方に向いている。特に地上での通常技・強パンチは、立ち状態、しゃがみ状態ともに、威力・判定面で優れており、使い方次第で相手の技を一方的に潰すこともできる。また、シリーズが進むにつれ、ガード不能の打撃技も持つようになっている。クラークも持つコマンド投げ「スーパーアルゼンチンバックブリーカー」は、クラークの同じ技よりも有効間合いが若干狭いが、乱戦時にはこれを決めることで相手のラッシュを止めることもできる。性能の高い打撃技だけでなく、コマンド投げも使えるラルフは、かなり強力な性能を持ったキャラクターでもあり、接近戦では大きな強さを発揮する。反面、遠距離で飛び道具を連発されると分が悪いため、相手の行動をよく見て動き、接近戦に持ち込む必要がある。『XII』以降は必殺技が打撃技重視となり、「スーパーアルゼンチンバックブリーカー」も削除されている。アクションシューティングの『メタルスラッグ6』では一度弾を受けても倒れることなく再び起き上がるという、同シリーズにそれまで定着していた「一発でも弾を受けるとアウト」という概念を覆している。また、銃以外の攻撃(ナイフ攻撃やパンチ等)により戦車にダメージを与えることが出来る唯一のプレイヤーキャラクターでもある。超必殺技の「ギャラクティカファントム」は、ボスの超必殺技並みの脅威の威力を誇るうえにガード不能だが、攻撃するまでのタメモーションが長いうえに隙も大きい(MAX超必殺技版は超必殺技版と違い、体力の8-9割を減らす。攻撃するまでのモーションは上半身にガードポイントがある)。この技は一時期普通の必殺技になっていた(ダメージは他の必殺技に比べ高い)。アーマーラルフ (Armor Ralf) は、『MI2』で登場する、常時スーパーアーマーの別性能キャラクター。スーパーアーマーの代償としてガードができないが、極端な性能を要してるためアーケード用の『MI Regulation "A"』では「アーマーラルフ」のみ削除された。『KOF』シリーズのラルフとはグラフィックが異なり、色黒で短髪、グローブから棘の付いた籠手をはめており、衣装も変更されている。アーマーラルフの各技はすべて、通常のものに「ガチンコ」が頭に付いた技名になっている。
出典:wikipedia
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