スタンディングオベーション()は、演奏会やスポーツなど人が集まるイベントなどで、観客が立ち上がって拍手を送ることである。素晴らしい演奏や演技、プレーに感動した観客による最大限の賛辞である。昔日本語では満場総立ちと表現することがあった。逆に非難する場合は、ブーイングが用いられる。1743年、ロンドンでヘンデルのオラトリオ「メサイア」が時の国王ジョージ2世の前で演奏された際、その中の1曲であるハレルヤ・コーラスを聞き、その素晴らしさに圧倒されたジョージ2世が立ち上がって拍手を送り、その行為に周りの観衆もつられて立ち上がり拍手を送ったことが、スタンディングオベーションの起こりとされる。このように、スタンディングオベーションとは、自らの感動や賞賛の念を素直に表した行為である。日本では諸外国と比べてあまりスタンディングオベーションは見られないが、日本国外のアーティスト曰く、日本人は大人しく、ライブなどで立ち上がることはあっても、その他の公演でスタンディングオベーションが起こることは殆ど無い。。2016年9月30日、国会にてスタンディングオベーションが見られ、話題となった。安倍晋三首相による衆議院予算委員会での所信表明演説にて、海外にて任務にあたる自衛隊員や警察への敬意に言及した際に自民党議員が起立・拍手したものである。民進党の細野豪志氏など野党陣営は「この国の国会ではないような錯覚を覚えた」などと反論し、同首相は「敬意の表し方は様々である。このようにやじで議論が中断されることもあるが、それはどうなのか。スタンディングオベーションは米議会ではよくある。どうしてことさら問題にされるのか理解できない」と答弁。高村正彦副総裁も、「鳩山由紀夫元首相の所信表明に民主党議員がスタンディングオベーションしたとき、少なくとも自民党は抗議などしなかった」と反論、「やじは議会の華と言われ、スタンディングオベーションすると叱られる議会の在り方がグローバル・スタンダードに合っているのかどうか。若い方に検討いただきたい」と語った。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。