エマーソン・レイク・アンド・パウエル (Emerson, Lake & Powell) は、エマーソン・レイク・アンド・パウエルのアルバム。1984年から1985年にかけて、キース・エマーソンがゲフィン・レコードとの契約に向けて制作していたデモ・テープが元になっている。そのデモ・テープを聴いたポリドールの人間が、グレッグ・レイクと組む事を示唆した。様々な紆余曲折の後、キース・エマーソンはグレッグ・レイクとコージー・パウエルの二人と共にバンドを組み、本作を録音した。この頃、イエスやエイジアが商業的に成功していて、多くのレコード会社が1970年代のプログレッシブ・ロック・バンドの再編に動いており。本作も、そうした動きの中のひとつとなっている。火星は、ホルストの組曲「惑星」の最初の曲「火星-戦争をもたらすもの」をアレンジしたものである。この曲は、作者のホルストがオーケストラの編成遵守から部分演奏の禁止まで、様々な制約を規定していることで有名であり、死後も遺族によって意向が守られていたが、本アルバム制作時にはホルストの死後50年が経過しており著作権が切れていたため遺族の許可は必要なかった。なお、かつてグレッグ・レイクが在籍していたキング・クリムゾンが、ライブでのみ火星を演奏していたが、セカンド・アルバムの「ポセイドンのめざめ」に収録する際、そのままでは許可が出なかったため、「デヴィルズ・トライアングル」というタイトルでホルストにクレジットを与えずに収録したという経緯がある。イギリスでは最高35位、アメリカでは23位まで上昇した。ザ・スコアーの冒頭(インストゥルメンタル部)やタッチ・アンド・ゴーの出だしなど、スポーツ系のテレビ番組ではお馴染みのフレーズが多い。火星の途中部分に使われている脅迫的不気味さを伴うシンセサイザーのフレーズは、K-1やPRIDEといった格闘技の番組で、パワーと暴力性のイメージが強い選手(例えばジェロム・レ・バンナ)のイメージ音楽として使用されることがある。
出典:wikipedia
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