ブリストル タイプ175 ブリタニア(Bristol Type 175 Britannia)は、イギリスのブリストル社が、ダグラス DC-4の後継機を目指して開発した長距離ターボプロップ4発旅客機である。1952年に初飛行したが、開発に手間取り、エンジンに問題があり、その解決策が見つかる間に2機の原型機が失われた。そうしている間にもイギリスでは同年に世界初のジェット旅客機であるデ・ハビランド DH.106 コメットIが、アメリカでは経済的なボーイング707やダグラス DC-8といったジェット機の開発が為された。そのため1960年に生産が終わるまでに、わずか85機が生産されただけであった。ブリタニアは西側の長距離ターボプロップ旅客機では最高峰であるといわれているが、中距離のビッカース バイカウントよりもはるかに生産数が少ない。その静かで、スムースなフライトから「ささやく巨人」("The Whispering Giant")のニックネームを持っている。第二次世界大戦中に戦後イギリスが開発する旅客機を審査した、いわゆるブラバゾン委員会の4種類の旅客機のうち、ブリストルはそのうちType IとType IIIの契約を得た。その後エンジンについて紆余曲折を経た上で、当初の48人乗りからさらに大きなブリタニアが完成した。しかしながら開発に手間取ったために受注が伸び悩み、量産型の100型シリーズはわずか15機が英国海外航空(BOAC)に引き渡されたに過ぎず、イギリス空軍には貨客混載タイプの250型を23機を受注したが、胴体を延長した300型ではBOACの18機以外には大口の受注が得られず、経済的に成功したとはいえない結果に終わった。その旅客型も1960年代以降はチャーター航空会社に売却されたり貨物機に改造されたりした。
出典:wikipedia
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