セレッソ大阪(セレッソおおさか、Cerezo Osaka)は、日本の大阪府大阪市、堺市をホームタウンとする、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するプロサッカークラブ。1957年創部のヤンマーディーゼルサッカー部が前身となり、1995年にJリーグへ加盟した。ホームスタジアムはヤンマースタジアム長居およびキンチョウスタジアム である。チーム名の「セレッソ()」はスペイン語で「桜」という意味。桜は大阪の「市花」であり、大阪市全体を、そして日本を代表するチームになるよう願いが込められている。ホームタウンは加盟当初より2013年までは大阪市だけであったが、2014年に堺市が追加された。マスコットは狼の「ノブレ・バリエンテ・アッチェ・ロビート・デ・セレッソ」(愛称ロビー。"高貴で勇敢な、由緒あるセレッソ家のオオカミの息子"という意味がある)。2008年より、ロビーの母親として「エレガンテ・エスプレンディーダ・マダマ・ロビーナ・デ・セレッソ」(愛称マダム・ロビーナ、「優雅で華麗な、由緒あるセレッソ家の“オオカミの令夫人”」という意味)が加わった。なお、ガンバ大阪などと区別するため、「セ大阪」「C大阪」(CはCerezoの頭文字)などと略記される。前身は1957年創部のヤンマーディーゼルサッカー部。日本サッカーリーグ(JSL)で4回、JSLカップで2回、天皇杯で3回それぞれ優勝した。2015年はパウロ・アウトゥオリが監督に就任。玉田圭司、橋本英郎、関口訓充、茂庭照幸、椋原健太、パブロを獲得。また、中澤聡太を期限付きで獲得し、小暮大器が期限付きから復帰した。ユースからは阪本将基、沖野将基、西本雅崇、前川大河、温井駿斗が昇格。具聖潤、高正大、杉本健勇、南野拓実、金聖埈、黒木聖仁が完全移籍し、小谷祐喜、平野甲斐が期限付き移籍をした。リーグ開幕から6試合負けなし(3勝3分)だったが、第7節から金沢群馬に連敗するなど8試合で3勝5敗、第8節から19節までは、第10節終了後に一度4位になったのを除き、順位は7位以下の昇格プレーオフ圏外で推移する。第15節から9試合負けなし(4勝5分)で、第20節終了後4位に浮上してからは、プレーオフ圏内から落ちることはなく、第30節からは3位をキープしていたが、第35節、4位福岡との直接対決に敗れ4位に後退、続く第36節北九州戦では勝利したものの、試合後監督のアウトゥオリが選手の前で辞意を表明しチームは混乱、続く5試合で2分3敗と失速したことから、11月17日、リーグ最終節を前にアウトゥオリが退任し、強化部長の大熊清が急遽監督に就任。最終順位は4位となりJ1昇格プレーオフに回ったが、決勝でアビスパ福岡に引き分け。レギュレーションによりJ1昇格は成らなかった。2016年は大熊清体制。また、J3リーグに「セレッソ大阪U-23」が発足。バーゼルから柿谷曜一朗、川崎から杉本健勇、ドルトムントの丸岡満が期限付きから復帰。金沢から清原翔平、鹿島から山村和也、F東京から松田陸を獲得。ユースから岸本武流、庄司朋乃也が昇格。大学から澤上竜二、木本恭生を獲得。J1リーグJ2リーグアジアサッカー連盟(AFC)その他ホームスタジアムはキンチョウスタジアム(金鳥スタ)およびヤンマースタジアム長居(ヤンマー)である。Jリーグ加盟当初は長居が1997年のなみはや国体開催に伴う長期の全面改修工事を行なった為、ヤンマーフィールド長居(旧称:長居第2陸上競技場)を使用した。1999年5月8日、長居ス・長居第2ともに「IAAFグランプリ大阪大会」開催の為に使用できず、名古屋戦は近鉄花園ラグビー場で開催された。2007年の8月末から9月初めにかけての2007年世界陸上競技選手権大会の開催とその準備期間に伴い、(長居スで行われた6月の一部を除いて)7月末の第31節まで長居第2を本拠地にしていた他、世界陸上開催前後はその長居第2も使用できず、テクノポート福井スタジアムや兵庫県立三木総合防災公園陸上競技場で開催した。2009年11月、クラブが費用を負担して長居球技場を改修し、2010年8月から本拠地として使用すると発表した。ネーミングライツにて「キンチョウスタジアム」とされ、2010年8月8日の川崎フロンターレ戦でこけら落としされた。金鳥スタの本拠地追加(実質的にはメイン本拠地移転)の理由として、日本において、各地にサッカー専用スタジアムが新設・あるいはJリーグ基準化の改修などにより、その文化が浸透していることや、長居スは1試合平均入場者が15000人程度と、満席になる試合が少ないことも影響していた が、2013年度の1試合平均動員(金鳥スタ、長居ス17試合合計)が18819人を集め、2014年度も年間パスポートが完売状態だったことを受け、より多くの観客動員が見込めるヤンマースタの試合数を増やすことを決めた。なおJリーグクラブライセンス制度においては、ヤンマースタジアムのトイレ数(B等級)が基準を満たしていないため、ライセンス発給に際して是正・書面での改善案提出を求める「制裁」処分を受けている。2015年9月29日、セレッソは金鳥スタの育成型複合スタジアム化計画「セレッソの森 スタジアム構想」を発表。収容人員を4万人に拡大し、改修費は約50億円を想定している。工費の一部は募金でまかなう予定。2017年頃から着工し、2019年から2020年の間に完成を目指すとしている。完成後はホームスタジアムを金鳥スタのみに完全移行する方針。トップチームのトレーニングは2013年から舞洲スポーツアイランドの「セレッソ大阪スポーツクラブ クラブハウス・グラウンド」を使用している。この練習場は既存の舞洲球技場を大阪市から賃貸し、天然芝化やクラブハウスの新設などしたもので、 天然芝2面・新設の人工芝1面があり、下部組織チームも使用している。なお、2012年まで練習場として使用していた南津守さくら公園スポーツ広場はセレッソ大阪堺レディースやアカデミーが使用している。また2010年以降は毎年9月中旬から約1ヶ月間行う天然芝の養生期間に限りJ-GREEN堺を使用することもある。以前は舞洲島内北部にあった旧・舞洲グラウンド(現在の施設とは別の場所・2010年4月閉鎖)や尼崎市のヤンマーグラウンド(現在は下部組織チームが使用)も使用していた。(セレッソホームページにデータが記載されている1995年以後。天皇杯は除く。長居スは1995年は改修工事のため、長居球は2009年まで人工芝競技場のため使用せず)その他主催試合の開催場(いずれも1994年のJFLで使用。尼崎のみ2、他1ずつ)1994年から1996年まで使用したフィールドプレーヤー用の1stユニフォームは、シャツおよびストッキングがピンク、パンツが空色であった。1997年以降の胸デザインはピンク×紺の縦縞であるが、2006年以降は縦縞がさほど強調されなくなっている(2006年 - 2007年モデルは右胸が紺で左胸がピンクの2ブロック。2008年 - 2009年モデルは前年までの配色が反転したようなデザイン、2010年 - 2011年モデルはピンク地に3本の太い縦縞の3ブロック)。2012年モデルは、胸から上がピンク地で下はピンク×紺の縦縞と、ピンクの割合が多くなった。2013年モデルは右胸部と左腰部に紺の太い斜め縞が入っていた。2014年モデルは紺の縞模様がなくなりピンクの色味も変わった。2005年のフィールドプレーヤー用の2ndユニフォームは、シャツ・パンツ・ストッキングに薄手のグレーを採用していた。なお2010年8月8日のキンチョウスタジアムのオープニングゲームでは、専用デザイン(ピンクが真ん中に1ブロック)のメモリアルユニフォームを着用した。セレッソ大阪U-23は、2016年からJ3リーグ(J3)に参加する、セレッソ大阪所属の23歳以下の選手で構成されるサッカーチーム(U-23チーム)。2015年12月15日、Jリーグの理事会において2016年シーズンよりJ1・J2クラブの「U-23チーム」がJ3に参加することが発表され、初年度参加チームの一つとして承認された。「タフな試合環境の中でトップチームを担う次の才能を開花させる」との思いを込めて、SAKURA NEXT(サクラ・ネクスト)という独自愛称が与えられている。また、育成一番上のカテゴリーとしてトップチームとの差をつけるため、U-23はトップチームと別に練習を行う。初年度の監督には、2014年シーズン途中からトップチームの指揮を執り、2015年にはアカデミー(U-18)の監督を務めた大熊裕司が就任。なお、セレッソの母体であるヤンマーディーゼルサッカー部は、1970年代のごく一時期、日本サッカーリーグ(1部)に属するトップチームに出場できない補欠選手を中心としたセカンドチームとして「ヤンマークラブ」が存在しており、Jサテライトリーグを除けばそれ以来のセカンドチーム編成となる。トップチームでも使用するキンチョウスタジアムでの開催を基本とし、ヤンマースタジアム長居でも数試合を開催する。ユニフォームデザイン及びユニフォームのサプライヤーはトップチームと同じ。育成面について、近年は各年代別日本代表にも多くの選手を輩出しており、アカデミー出身の柿谷曜一朗や山口蛍、扇原貴宏、南野拓実らが日本代表に選ばれている。また、2007年に発足した「ハナサカクラブ」(後述)にも注目が向けられている。下部組織は高校生世代のU-18、中学生世代のU-15・西U-15・和歌山U-15、小学生世代のU-12で構成される。2009年にはレディースU-15(セレッソ大阪レディース)が設立され、2013年よりなでしこリーグ2部相当の「なでしこチャレンジリーグ」参入を果たすなど、女子選手の育成にも力を入れている。セレッソの特徴的な取り組みとして、育成サポートクラブの「ハナサカクラブ」が挙げられる。これにより、会費を募りその資金を活用して、育成組織の合宿や遠征、練習試合、食事などの費用補助といった活動全般のサポートができる体制が整備されている。2012年より、ユースを含めた全ての育成チームを一般社団法人セレッソ大阪スポーツクラブが運営することになった。これまでもJリーグ加盟の数チームが育成機関を別組織(社団法人か特定非営利活動法人側)で行う事例は数例あり、殆どユースはトップチームと同じ株式会社側が運営しているが、Jクラブでユースチームも株式会社から別法人に移譲してで営むのは初めてである。2016年より、長期的な「SAKURA SPECTACLE」というクラブ哲学が発表され、アカデミーの名称をスペイン語で「セレッサ」と呼ぶことになった。2008年の5月18日の湘南戦から、「超セレッソ寄りのラジオ局」をキャッチコピーとした、FM NAGAI(エフエムナガイ)がC大阪の試合限定で開局した。内容は試合に出場していないC大阪の選手、またはC大阪のスクールコーチがスタジアムDJの西川大介、アンバサダーの森島寛晃とともに、試合内容、現役時代のエピソードなどを語っていくものである。ファンクラブ限定サイトでは、過去の放送内容を聞くことも可能である。また、スタジアムにゲストが訪れた時は、そのゲストが出演することもあり、元阪神タイガースの亀山つとむや、大阪プロレスの選手が出演したことがある。2009年には木村和司、水沼貴史といった他クラブ出身の解説者(ともに横浜FM)が登場した。周波数は放送開始当初は77.3MHzであったが、78.5MHzとなっている。2008年の夏に、テレビドラマ「古畑任三郎」BGMなどの楽曲を作曲した本間勇輔がスタジアムマスターに就任した。最初に手がけたのはセレッソ大阪の入場アンセム及び、練習開始の時に流れる音楽を作詞作曲し、C大阪のサポーター200人以上が歌ったものがアンセムとなっている。2009年からは「古畑任三郎」風に選手を紹介するムービーがスタジアムで流れているほか、チームが勝利した場合のみ流される曲であるCerezo(さくら)満開の作曲を手掛けた。本間は2012年6月をもって退任しているが、現在も、本間の作曲したアンセムなどが使用されている。C大阪は2006年から、Jリーグ100年構想に基づいた他競技との連携を行っている。2006年から行われている「エンジョイスポーツアカデミー」は、大阪を本拠地とするバレーボールの堺ブレイザーズ、バスケットボールの大阪エヴェッサと合同でクリニックを行っている。2007年からはフットサルのシュライカー大阪が、2009年からバドミントンの三洋電機を加えた5チームで毎年開催している。2009年からは「フットボールアカデミー」も開催する予定で、ラグビーの近鉄ライナーズと合同でクリニックを行っている。2011年、一般社団法人「セレッソ大阪スポーツクラブ」を発足し、さらに異競技交流と市民のスポーツレクリエーション参加活動を進めていく(前述のとおり、2012年からはユース・ジュニアユース・ジュニアの以上少年育成チームの事業を株式会社側から社団法人側に委譲)。これまで2回セレッソ大阪対小学生100人のサッカー対決を行っている。1回目は2010年2月23日放送の関西テレビ「冒険チュートリアル」で、対戦相手は関西の名門サッカースクールの小学生100人であった。場所は長居球技場(改修工事前の人工芝時代)で開催され、試合は3-2でセレッソ大阪の勝利。2回目は2011年1月26日放送の毎日放送制作・TBS系「くらべるくらべらー」で、対戦相手はセレッソ大阪サッカースクールの生徒100人であった。場所は堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンターで開催され、試合は5-4でセレッソ大阪の勝利。なお、小学校3年生の男子児童一人が転倒し、他の児童に左腕を踏まれ、左肘骨折で全治3ヶ月の重傷を負う事故もあったが、ケガをした男子児童側から放送の許可を得られたことなどもあり、予定通り放送された。2012年9月に発売された「アイドリング!!!」のオフィシャルグッズである「アイドリング!!!ナンバリングマフラータオル」が、セレッソのエンブレムに酷似したデザインが使用していたことから、販売中止、回収となった。原因は、株式会社デコレーションズのデザイン制作上の確認ミスによるものであった。一方で、C大阪は2012年10月20日のFC東京戦で「アイドリング!!!」メンバー4人をキンチョウスタジアムに招待し、ミニライブを開催している。マスコットのロビーは、フジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」の企画、めちゃイケ新メンバー全国4大都市オーディションにエントリー、1次審査を通過して2次審査の面接(面接官は矢部浩之と光浦靖子)で落選した。注釈出典
出典:wikipedia
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